VCRMとは?
対面でのビジネスが難しくなり、営業活動や商談もオンライン上で行われることが多くなりました。テレワークやオンライン商談を行うためのツールとして、当初はZoomなどのWeb会議システムを導入して使っていた企業が多かったのですが、商談はWeb会議システムではなくオンライン商談ツールを導入する企業が増えてきました。
現在、国内ではオンライン商談ツールがいくつか販売されていますが、VCRMが導入のハードルが低く、利用しやすいと話題になっています。この記事では、VCRMとはどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。
オンライン商談ツールのひとつ
VCRMとはナレッジスイート社から提供されているオンライン商談ツールです。ナレッジスイート社からはCRMとSFA、グループウェアを総合的に利用できるビジネスツールであるナレッジスイートが発売されています。
VCRMはビジネスツールの開発に精通している企業から提供されるオンライン商談ツールということで、VCRMにはオンラインでの営業活動やテレワークで実施するオンライン商談に必要な様々な機能は搭載されています。
対面でなくても、まるで対面での商談をしているかのような臨場感を持った商談を実施できるツールとして導入する企業が増えています。
WEB会議システムとの違い
VCRMのようなオンライン商談ツールではなく、Web会議システムをオンライン商談に活用している企業も少なくありません。しかし、Web会議システムとオンライン商談システムには大きな違いがあります。
1つ目の違いは、商談相手の導入しやすさです。Web会議システムは同じソフトウェアの導入を相手方に求める必要があります。しかし、VCRMはブラウザから接続できるので、相手方にソフトウェアのインストールを求める必要がありません。
2つ目の違いは、オンライン名刺交換システムなどの営業活動に必要なツールを搭載しているかどうかです。VCRMのようなオンライン商談やオンライン営業に特化したツールには、必ず営業活動に必要になるツールが搭載されていますが、Web会議システムには搭載されていない機能もあります。
VCRMの機能の特徴
VCRMのサービスではどのような機能が利用できるのでしょうか。VCRMで利用できるサービスや機能の特徴について詳しく見ていきましょう。
オンライン商談と会議の機能を集約できる
今まではオンライン商談を行うためには、ビデオ通話を行うためのWeb会議システムと、商談や営業活動のためのオンラインツールを両方揃える必要がありました。しかし、VCRMではその両方のツールが用意されています。
Web上でのビデオ通話での商談がVCRMひとつで進められるようになります。商談だけでなく、オンラインでの採用面接や、最大10人まで接続可能なのでWeb会議システムとして社内会議にも活用することができます。
様々なサポートが用意されている
VCRMのようなオンラインツール、ITツールを導入する時には、このようなツールの導入が初めての企業や利用するスタッフにとってはわからないことばかりです。しかし、VCRMはサポート体制が充実している点も大きな特徴です。
VCRMでは通常の電話とメールでのサポート体制が用意されています。また、VCRMの導入時にはスムーズにVCRMを導入できるように、手厚い導入コンサルティングを受けることができます。また、電話だけでなくチャットでの即時サポートを受けることもできます。導入する上での不安やわからないことは、VCRMからのサポートで解決可能なので安心です。
モバイル端末からも利用できる
VCRMはソフトウェアやアプリをインストールせずに、ブラウザから接続することで利用できるオンライン商談ツールです。ブラウザを利用できる端末であれば、スマホやタブレットからでもオンライン商談に参加することが可能です。
VCRMでは商談の主催者が商談ルームのURLを発行し、商談相手にメールやSMS、SNSのDMなどで送ります。URLを受け取った相手は、商談の開始時間になったらPCかスマホ、タブレットでURLをクリックするだけです。すると、その端末のブラウザが起動して商談ルームに接続できます。
商談する相手がパソコンを持っていなくても、VCRMなら商談を行うことができます。VCRMはBtoBだけでなく、個人の顧客相手のBtoC企業でも利用しやすいオンライン商談ツールです。
VCRMの料金プラン
VCRMを導入するためにはどのくらいの料金が必要なのでしょうか。ここからはVCRMの料金プランについて詳しく見ていきましょう。
トライアルについて
VCRMには無料トライアルが用意されています。無料トライアルでは10日間、VCRMの全ての機能を完全無料で試してみることができます。VCRMの導入を検討している場合や、他のオンライン商談ツールと比較してみたい場合には、ぜひ無料トライアルで試してみましょう。
無料トライアルのお申し込みはVCRMの公式ホームページの「無料トライアル」からできます。
利用料金について
無料トライアルが終わった後に、継続してVCRMを利用することに決めたり、複数のツールとの比較でVCRMを選択することに決めたりした場合には、通常の料金が発生します。VCRMを利用するための料金は初期費用と1ルームあたりの月額利用料金があります。
VCRMの初期費用は98,000円、ルームの月額利用料金は1ルームあたり5,000円です。1ルーム追加ごとに5,000円の追加料金が発生します。
ユーザーアカウント数の発行は無制限でできます。商談の時間が重ならなければ、1つのルームを複数のスタッフで共有することもできるので、契約するルームの数は必要最低限で大丈夫です。
VCRMの評判
VCRMを既に導入している企業からの評判はどうなのか気になるところです。VCRMを実際に使ってみて感じた良い部分と気になる部分について見ていきましょう。
良い部分
「オンライン商談サービスの導入が初めてなので、コスパ的に導入しやすいものとしてVCRMを選びました。オンライン商談が初めてで進め方が全くわからなかった弊社では、VCRMの充実したサポート体制はとても助かりました。」
「VCRMはブラウザからアクセスできるので、相手方がスマホしかない環境でも問題なく利用ができて、オンライン商談の提案がしやすくなった。ソフトやアプリのインストールが必要だと言うと、なかなか応じてもらえないことが多いので、ブラウザ利用というのはとてもいいポイントだ。」
「営業に特化しているツールということで、相手方には見えないカンニングペーパー機能がある点がいい。VCRMのサービスの中でテレワーク中の弊社の社員とのやり取りが、カンペで簡単にできる。」
気になる部分
VCRMを使ってみて気になったという点は次のとおりです。
「こちらや相手方の通信環境に問題はないのに、時々接続が不安定になることがある件はどうにかしてほしい。」
「文字起こしの精度が悪すぎる。結局あとからほとんど打ち直すことになる。」
「以前よりも使えるブラウザは増えたが、機能制限が多い点はどうにかしてほしい。画面共有機能は商談で相手にパワポを見せながら話を進めるためになくてはならない機能だ。相手がスマホでも利用できるように早くしてほしい。」
VCRMのサービス全体に対する大きな不満はないものの、細かい機能やサービスの点で使いにくさを感じているユーザーが多いようです。今後の改善に期待したいところです。
VCRMを導入する時の注意点
VCRMを導入する上ではいくつか注意しなければいけない点があります。VCRMのサービスを利用する上での注意点を2つ解説します。
動作環境に制限がある
VCRMを導入する上では動作環境に制限があるために注意をしましょう。VCRMを利用するためにはOSとブラウザが次のバージョン以上のものでなければいけません。また、環境によっては機能が制限される点も注意しましょう。
- 利用できるOS
Windows 10
macOS 10.15
iOS 13.6.1以降
Android 10 以降
- 利用できるブラウザ
営業担当者側
端末 | ブラウザ | 利用できない機能 |
PC | GoogleChrome(最新版) | - |
Safari(最新版) |
|
|
スマートフォン | GoogleChrome(最新版) |
|
Safari(最新版) |
|
お客様側
端末 | ブラウザ | 利用できない機能 |
PC | GoogleChrome(最新版) | - |
Chromium版Edge(最新版) | - | |
Mozilla Firefox | - | |
Safari(最新版) |
|
|
スマートフォン | GoogleChrome(最新版) |
|
Safari(最新版) |
|
VCRMの機能をフルで利用するためには、営業担当者側もお客様側PCのGoogle Chromeを利用したほうがいいでしょう。スマホからの利用では、画面共有機能が利用できないので、プレゼン資料を相手に見てもらいながらの商談などは難しくなります。
利用人数に上限がある
VCRMはアカウントの作成を無制限にできます。しかし、1つのルームに入室できる人数には制限があるところに注意しましょう。VCRMでは1度に商談ルームに入室できる人数は10人までとなっています。
Web会議システムとしてVCRMを社内会議に活用することもできますが、10人を超える人数での接続はできない点に注意が必要です。
VCRMと類似サービスの比較
現在、VCRMの他にもオンライン商談ツールがいくつも登場しています。VCRMと同じような機能を持つオンライン商談ツールと比較してみましょう。今回は、ベルフェイスとRemoteMeetingとVCRMを比較してみます。
ツール名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料体験 | 特徴 |
VCRM | 98,000円 | 1ルーム5000円 | 10日間 |
|
ベルフェイス | 200,000円 | 90,000円~ | なし |
|
RemoteMeeting | 0円 | 1ユーザーあたり900円 (最低5ユーザーから) |
14日間 |
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ベルフェイス
ベルフェイスはオンライン営業システムです。商談機能をはじめとする、オンラインでの営業活動に必要な、デジタル名刺機能やトークスクリプト機能などが搭載されています。また、CRMとの連携も可能なので、継続的な営業活動に活用しやすいツールです。
ベルフェイスの最大の特徴は金融機関が導入している高いレベルのセキュリティ機能を導入している点です。繊細な個人情報や業務上の機密情報、企業間の契約など秘匿性の高い情報を扱うことが多いオンライン営業システムでは、セキュリティ面での安心感は欠かすことができません。
情報の暗号化、接続するIPアドレスの制限、通信の暗号化などを施したセキュリティ性の高い営業活動や商談が可能になるツールです。
RemoteMeeting
RemoteMeetingはオンライン商談ツールではなく、Web会議システムです。Web会議システムなので、デジタル名刺などの商談や営業に特化したツールは搭載されていません。しかし、ドキュメント共有機能があるので、PDF資料の送信などはRemoteMeeting上で行うことができます。
RemoteMeetingを導入するメリットとは、使い方が簡単なことです。アプリのインストールは必要なく、パソコンやスマホのブラウザから簡単に接続できます。参加者の音声を自動でテキスト化して議事録にする機能なども利用でき、オンライン商談にも十分に活用できます。
VCRMで商談や会議の環境を整えよう!
オンライン商談ツールのVCRMを導入することで、Web会議システムを使っていた時よりも、オンライン営業の環境は格段に整います。VCRMを導入したことで、Zoomを使っていた時よりもオンライン商談の回数が増えて、売上アップにつながったという企業も少なくありません。
VCRMのサービスにはWeb会議システムにはない、オンライン商談やオンライン営業に欠かすことができないツールや機能が豊富に搭載されています。オンライン商談がうまく進められない、もっと営業機会を増やしたいという方は、お客様の方も接続しやすいVCRMのサービスの導入をぜひ検討してみましょう。
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