Marketo(マルケト)とはどんなMAツール?特徴や導入効果を事例で解説!
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Marketo(マルケト)とはどんなMAツール?特徴や導入効果を事例で解説!

2021.05.30

Marketo(マルケト)とは?

企業のDX化が進む中で、Webマーケティングの流れで単純作業的な部分は自動化する必要性が高まっています。そこで、Webマーケティングを自動化するためのMAツールの導入を検討している企業も多くなってきました。

MAツールを導入するのであれば信頼性の高いものを導入したいという企業が関心を寄せるのがMarketo(マルケト)です。この記事では、Marketoとはどのようなツールなのか、詳しく解説します

MAツールの一つ

Marketoとは、マーケティングオートメーションツール、すなわちMAツールの一つです。アメリカに本社を置くMarketo Incが開発し、日本では富士通やAdobeなどが販売しています。

世界中の多くの企業がMAツールとしてマルケトを導入しており、数あるMAツールの中でも信頼性が高く使いやすいツールとして評価されています。

マーケティングを支援してくれる

実際にMarketoを導入することでできることとは、Webマーケティングの支援です。現在、対面での営業からWebでのマーケティングにビジネスの場が移行しつつあります。

Webマーケティングでは、見込み客を獲得するためのWebコンテンツの作成から、見込み客や顧客のアクセスを解析して、適切な時期を見計らって適切なタイミングでメールなどで営業を掛けることが重要です。

これらをすべて手動で判断しながら行うのはとても大変なことです。MAツールのマルケトとは、Webマーケティングのこの一連の流れの中の単純作業的な部分を自動化するためのツールです。

Webマーケティングに手間がかかりすぎている、Webからの顧客獲得が上手くいかない場合には、Marketoの導入を検討してみるのもおすすめです。

関連記事:MAツールのPardot(パードット)とは?機能や特徴と導入メリットを解説!

Marketoの特徴

MarketoにはMAツールとしてどのような特徴があるか、Marketoの特徴を理解した上で導入を検討したいという担当者の方もいることでしょう。こちらでは、マルケトの特徴について詳しく解説します。

顧客の獲得をサポートできる

Marketoの特徴の一つ目は、マルケトを導入すればWebからの顧客の獲得をサポートできるというモノです。WebマーケティングではWebサイトやSNSから数多くの匿名リード(見込み客)を集めます。匿名リードを資料請求や無料試供品の配布などイベントで匿名リードからメールアドレスを集めて実名リードにすると、契約可能性の高い見込み客となります。

Marketoを導入すれば、複数のチャンネルを利用した匿名リードの集客と、設定したイベントへの参加によって実名リードとなった見込み客へのタイムリーなフォローが可能になります。

見込み顧客を育てられる

見込みの高い実名リードを獲得したら、次の段階では実名リードを顧客へと育てていきます。メールアドレスを登録した日から、日時を設定したメールの配信などを、マルケトでは自動化できます。

また、実名リードであっても成約には至らなかったり、何らかの理由で契約を取りこぼしてしまった有望な見込み客に対しても、Marketoを利用すれば一定期間をおいた適切なタイミングでのフォローができます。

多くの見込み客を有望な顧客へと育てるための仕組みをMarketoを導入すれば活用できる点もマルケトの特徴です

営業効率を改善できる

Webマーケティングでは、WebサイトやSNSの運用、見込み客を獲得するためのイベントの設定、集めた見込み客に対するメールなどでのフォロー、成約後の顧客との継続的なコミュニケーションが必要です。このすべての過程を手動で行うと、時間も人手もいくらあっても足りません。コストがかかりすぎます。

Marketoの特徴は、これらの過程の中で自動化できる点は自動化できる点にあります。マルケトを利用すれば、数多くの見込み客から、顧客になる可能性の高いホットリードを特定して積極的な営業をかけられるようになり、営業効率を効率化できる点も、マルケトの特徴です。

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Marketoの導入事例とは?

Marketoを実際に導入した企業にはどのような事例があるのか、導入事例について知りたい担当者の方もいることでしょう。こちらでは、Marketoの導入事例をご紹介します。

全世界で導入されている

Marketoは最初に開発されたアメリカや、日本国内の導入企業だけではなく、世界規模の企業でも導入されて、マーケティングの効率化の効果を高いレベルで発揮しています。

日本発で現在では世界規模で展開している電機メーカーのA社の事例では、Marketoを導入したことで、Web上で展開するキャンペーンをMarketo導入前の年間100件未満から、1年後には300件へ、数年後には1,000件近くへと爆発的に増加させることに成功しました。

この事例では見込み客へのアプローチの数を増やすことに成功したことで、売上も大きく増加指せています。

Marketoの導入効果でマーケティング部門にかける予算を減らすことができたことで、顧客の体験を重視する施策へと人と予算を割けるようになりました。この事例では今後の事業展開に大きな可能性を見いだしています。

様々な企業規模で導入されている

Marketoの導入事例には、A社のような大規模な世界的企業だけではなく、国内の1,000人未満の小規模な企業の事例もあります。1980年代に日本での営業を開始した美容関連企業のB社では、社内にデジタル化への大きな抵抗がありました。郵送でのDMの発送などのアナログ志向からの脱却を図るためにMarketoを導入しました。

Marketoを導入して、作業の効率化とともに、顧客データが蓄積できるメリットを訴えて社内の同意を取り付けながら、キャンペーンメールの配信を工夫しました。従来は、キャンペーンのメールを一度送信するだけだったのが、キャンペーン終了2週間前と1週間前にもメールを送信することにしたのです。

その結果、キャンペーン終了間際の来店者を増やすことにも成功すると共に、来店率の増加効果もあり、社内でもMarketoを活用したことでの成功体験の共有ができました。

関連記事:SATORIとはどんなMAツール?機能や料金と導入のマーケティング効果について解説!

Marketoの導入を検討するポイント

Marketoを導入したからと言って、上記の2つの事例のように、売上増加やマーケティング予算の削減につながるとは限りません。Marketoの導入を検討する際には、Marketoの特徴を最大限に活かし、導入効果を高めるためにも、検討するべきポイントがあります。Marketoの導入効果を発揮するために考えるべき3つのポイントについて解説します。

導入目的を確認しよう

Marketoを導入するのであれば、どのような目的で導入するのかを確認して明確化しておきましょう。MarketoはBtoBでもBtoCでも活用できる機能が十分に備わっています。しかし、利用できる機能が多すぎるので、最初に目的を明確化させておかなければ、目的に沿った機能を十分に活かすことができずに、導入効果を十分できません。

見込み客の獲得なのか、顧客とのコミュニケーションなのか、今までに獲得した潜在的な見込み客へのアプローチなのか、マーケティングや営業の手間を簡略化したいのか、Marketo導入でどのような効果を得たいのか、目的を確認しておきましょう。

自分に近い事例の効果を確認しよう

Marketoのホームページでは、数多くの導入事例が公開されています。企業名だけ公開されている事例もありますが、記事や動画でどのようにMarketoを活用しているのかを具体的に公開している事例もあります。

業内容や企業規模などで自分に近い導入事例についてよく調べることも大切です。自分に近い企業が、どのような目的で導入して、どのような工夫でMarketoの運用を成功させているのかよく調べましょう。その上で、他のMAツールではなくMarketoを導入するべきなのか、もう一度よく検討しましょう。

費用を確認しよう

Marketoの費用はこの記事の最後の方でもお伝えするように非公開となっています。実際にどのくらいの費用が必要なのかは、見積もりを取ってみないとわかりません。

Marketoの導入費用は、他のMAツールよりもかなり高額になると言われています。年間10万円から50万円程度で導入できるMAツールが多い中、Marketoは最低でも年間200万円を超えるとも言われています。

企業によっては、費用の面からMarketoではなく他のMAツールの導入を検討した方がいい場合もあります。まずは見積もりを取って費用の確認をして見ましょう。

Marketoの機能

Marketoを実際に導入したら、どのような機能を利用してどのような導入効果を得ることができるのか、Marketoの特徴的な機能について解説します。

マーケティング関連

Marketoにはマーケティングを効率化させるための、マーケティングオートメーション機能が搭載されています。WebサイトやSNSを訪問した匿名リードから、顧客になりそうな有望な見込み客を絞り込むターゲティングをする機能があります。

また、Marketoのメールマーケティング機能で適切なタイミングでのメール配信により、有望な見込み客へのステップメールでの育成も可能です。

また、BtoBでは幅広いターゲティングしかできなかったのが、Marketoを活用すれば適切な担当者へアプローチできる機能も搭載されています。ピンポイントで契約につながりやすい担当者へアプローチできるアカウントベースドマーケティングもMarketoなら可能です。

ソーシャルメディア関連

SNSを使ったマーケティングをサポートするための機能もMarketoでは充実しています。WebサイトなどにFacebookやTwitterなどの主要なSNS出拡散してもらうための共有ボタンの設置ができます。

SNSで顧客の属性に合わせて個別化した広告を表示するソーシャル広告の表示や、SNSからの反応を測定することで、より力を入れるべきコンバージョン率の高い、注力するべきSNSを特定できます。

Webサイト関連

Webサイトの訪問者に対するマーケティング機能もMarketoでは充実しています。新規訪問者には参照元URLやロケーションを分析して、最も個別化したマーケティングを展開します。

既存の顧客には顧客情報や勤務先、Web上での閲覧ページなどのデータを元にしてナーチャリングを行います。

レポート関連

MAツールではデータを分析する機能も欠かすことができません。Marketoではマーケティングアナリティクスのレポートも取得できる機能が搭載されています。アナリティクスのインターフェースは直感的で使いやすく、必要なデータをドラッグ&ドロップ操作で配置できます。

レポートはグラフなどで可視化されたモノが表示されて、マーケティングの進捗状況や、収益の達成率などを簡単に視覚的に把握できます。

関連記事:MAツールBowNow(バウナウ)の使い方!機能や評判と導入の効果について解説!

Marketoの料金はいくら?

Marketoの導入を検討している企業の担当者の多くが、Marketoの利用料金が気になるところでしょう。こちらでは、Marketoの料金について解説します。

機能に合わせたパッケージが用意されている

Marketoは機能に応じて次の表のように4つのパッケージが用意されています。なお、PRIMEはSELECTの、ULTIMATEはPRIMEの、ENTERPRISEはULTIMATEの機能も搭載しています。

SELECT PRIME ULTIMATE ENTERPRISE
基本的なマーケティングオートメーションツール
効果測定機能
リード管理とABM
カスタマージャーニーの分析
AIによるパーソナライゼーション
包括的で強力なオートメーション機能
アトリビューション機能
最大のスケーラビリティと柔軟性

価格は状況によって変動する

Marketoでは料金プランを公表していません。上記のパッケージの選択に加えて、Marketoを契約することで利用することになるデータベースの容量によって料金は変動します。具体的な見積もりは国内でMarketoを扱っている販売社へご相談ください。

Marketoでマーケティングを成功させよう!

この記事ではMarketoとはどのようなMAツールなのか解説しました。Marketoは、とても高度な機能を数多く搭載しているMAツールなので、Marketoとは、などと一言で言い表すことは難しいのが実際のところです。しかし、Marketoを上手く活用できれば、マーケティングを効率化して、収益アップにつながることは間違いないでしょう。

ぜひ、この記事でもお伝えした、Marketoを導入する前に検討するべきポイントをしっかりと検討した上で、Marketoの導入が必要不可欠なのかどうかを見極めましょう。Marketoが最適なMAツールだと判断できたら、ぜひ導入して、御社のマーケティングにぜひ活かしてみましょう。

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