e-staffingとは?
多くの企業が、社内で働く人材を人材派遣会社に頼っています。しかし、複数の人材派遣会社から人材を派遣してもらううちに、派遣スタッフの管理が複雑化しすぎて困っている企業もあるようです。
また、人材派遣に対する法律も頻繁に変化することから、法律面への対応に追いつかずに法令違反を犯してしまう事例も出ています。
人材派遣会社からの派遣スタッフの管理を円滑にできるようにするためにおすすめなのがe-staffingです。この記事では、e-staffingの詳細について詳しく解説します。
人材派遣管理を簡単に効率化できるシステム
e-staffingとは、人材派遣会社とスタッフの派遣先企業とのやり取りを一元化することができる人材派遣管理システムです。
複数の人材派遣会社とのやり取りを、e-staffingに一元化できます。また、人材派遣に関する法定帳票の適正な電子管理もできるので、人材派遣を利用する上での企業のコンプライアンスのリスクを軽減することが可能になります。
e-staffingの利用料金について
e-staffingの利用料金についてみていきましょう。e-staffingの料金はすべて派遣元企業が負担する仕組みになっています。派遣先企業は、e-staffingを利用する上での料金負担はありません。
人材派遣の派遣元企業は、1契約1スタッフにつき料金が月額1,000円(税抜き)かかります。導入費用は必要ありません。また、月の半分だけ利用した場合、毎月1日から15日までもしくは16日以降から末日までとなった月は、料金は半額になります。
e-staffingの特徴とは?
人材管理ツールはe-staffing以外にもありますが、他のツールと比較した場合のe-staffingの特徴とはどのような点にあるのでしょうか。e-staffingの5つの特徴について解説します。
人材派遣大手3社によって開発されたシステム
e-staffingの最大の特徴は、人材派遣会社の大手3社、リクルート・スタッフィング、パソナ、パーソルテンプスタッフが共同開発している点です。
人材派遣業務を徹底的に知り尽くしている大手3社による共同開発なので、人材派遣業務に関する課題を解決するために必要な要素が、このシステム一つにほぼすべて盛り込まれています。
人材派遣の管理業務を効率化してコスト削減できる
e-staffingの特徴は、人材派遣に関する業務を徹底的に効率化して、コストを削減できる点です。
以前は、人材派遣会社ごとにポータルサイトにログインして必要なやり取りを行う、紙の書類をFAXでやり取りするなどの手間がかかっていました。しかし、e-staffingを導入すれば、e-staffingと提携している人材派遣会社とのやり取りはすべてe-staffing一つで完結します。
現在、国内1万社以上の派遣元企業、約5,000社の派遣先企業と提携しているので、これらの企業とのやり取りがe-staffing一つでペーパーレス化できるのは、コスト削減効果として大きいでしょう。
人材派遣の活用を戦略的にできるようになる
e-staffingでは、すべての人材派遣に関するデータを一元管理できます。管理データから、人材派遣の現状を正しく把握した上で、課題点を洗い直すことができます。
複数の派遣会社を入れている場合、派遣会社ごとのパフォーマンス比較などもできるので、より戦略的に派遣スタッフの活用を見直すことが可能になるでしょう。
コンプライアンスの徹底が可能になる
人材派遣には、依頼できる業務の内容や稼働時間などについて、法律的な規定が細かく決められています。コンプライアンスに違反してしまうと、業務改善命令などの行政措置が取られてしまう可能性もあります。
e-staffingは頻繁に変わる人材派遣に関する法律にも、その都度対応することができます。人材派遣の派遣元も派遣先も、e-staffingを使っていれば最新の法律に適合した帳票で人材派遣管理ができるので、コンプライアンスの徹底が可能になります。
電子帳票でのペーパーレス化が可能に
e-staffingはパソコンやスマホの画面で、派遣元から派遣先、派遣スタッフとのやり取りが完結します。FAXや紙の書類の提出は一切必要ありません。完全にペーパーレス化できるので、紙やプリンターのインクのコスト削減や、環境問題への配慮が可能になります。
e-staffingでできること
e-staffingを導入することで企業はどのようなことができるようになるのでしょうか。e-staffingでできる4つのことについて解説します。
派遣照会
e-staffingの導入によって、派遣照会のフローをe-staffingに一元化することができます。派遣先企業が社内で派遣スタッフが必要になったときに、まずは社内の派遣利用申請から承認までのフローをe-staffingで構築できます。
その後、複数の派遣会社へe-staffingから発注を出し、クローズまでをe-staffingですべて管理できます。
契約管理
e-staffingを使えば、契約管理をe-staffing上で完結できます。個別の契約書や通知書、派遣先管理台帳をe-staffingで電子帳票化し10年間保存します。
派遣先の部署でも帳票やデータの閲覧が可能です。データはCSVでダウンロードして、企業ごとに利用している管理用のデータベースで利用することもできます。
就業管理
e-staffingを使えば、派遣スタッフの就業管理もできます。従来は紙ですべて管理していた勤怠実績がe-staffing上で電子管理できるようになります。勤怠管理のデータは10年間保存されます。
FAXご送信のリスクがなくなり、派遣スタッフの前日までの稼働状況も把握できます。残業時間の確認がe-staffing上でできるので、36協定に準拠した労働時間管理がしやすくなるでしょう。
請求管理
e-staffingを使えば、派遣元から派遣先への請求管理がe-staffingのシステム上ですべて完結できます。
e-staffing上で電子請求書を発行できるので、請求書のペーパーレス化が可能になります。請求データはe-staffingからCSVでダウンロードできるので、予実管理などに活用できます。
e-staffingを類似サービスと比較すると?
e-staffingを類似サービスと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。今回は、VINCEREとMatchinGoodと比較してみましょう。
サービス名 | 初期費用 | 料金 | 特徴 |
e-staffing | 0円 | 派遣元:1スタッフ月額1,000円 派遣先:無料 |
派遣大手3社が開発 コンプライアンス徹底が可能に |
VINCERE | 要問合せ | 要問合せ | 世界50カ国で利用されている |
MatchinGood | 要問合せ | 要問合せ | 項目などを自由にカスタマイズできる |
VINCERE
VINCEREは世界50カ国で利用されている人材派遣管理システムです。世界最先端技術で開発された汎用性の高いUI/UXは、現場の業務を支えるのにとても役立ちます。
MatchinGood
MatchinGoodの特徴は、カスタマイズ性が高い点と、専任担当の徹底サポートが付く点です。画面を自由にカスタマイズできるので、導入企業ごとに必要な項目を配置して使いやすい画面を作ることができます。
また、導入後はスムーズに運用できるようになるまで専任の担当者が付くので、安心して利用できます。
e-staffingの口コミ・評判
e-staffingを使った人からの口コミや評判です。
「派遣スタッフの管理が簡単にできるようになった。あらかじめ承認者を複数設定しておけば、1人が休んでも業務が滞らずに代理承認できる。操作画面がシンプルなので、誰でも簡単に使える。」
「IPアドレスなどでのセキュリティチェックなどの安全面への配慮がしっかりとなされているので、安心して利用できる。派遣会社が増えても負担が増えないのもいい。」
「派遣スタッフの方の勤怠管理入力で、メールでの通知にチェックマークを入れてもらわないと通知が届かないので、承認が遅れてしまうことがある。チェックマークなしでも通知されるようにして欲しい。」
e-staffingで人材派遣の管理を効率化しよう!
人材派遣に対する法的な規制が強まる中で、コンプライアンスの徹底が派遣元にも派遣先にも求め得られる現在、リアルタイムで法律の改正を反映してくれるe-staffingは心強い存在でしょう。
ぜひ、派遣スタッフの管理を効率化したいと考えている企業や、これから派遣スタッフを導入したいと考えている企業は、ぜひe-staffingの導入も検討してください。
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