評判が気になるZoho CRMとは?
企業のDX化が進む中で、顧客管理システム(CRMシステム)は何を導入したら良いのか迷っている企業も多いようです。今回は、評判が気になる担当者の方も多いというZoho CRMについて解説します。Zoho CRMとはどのような特徴を持つCRMシステムなのでしょうか。詳細を見ていきましょう。
Zoho CRMについて
Zoho CRMとは、アメリカに本社のあるZoho Corporationが開発及び販売している顧客管理システムです。世界15万社以上で使われており、低コストで導入できるのに多機能なクラウド型CRMシステムとして高く評価されています。日本では、ゾーホージャパンから提供されています。
Zoho CRMの利用料金
Zoho CRMは低コストで導入可能なCRMシステムですが、実際にどのくらいの料金で導入できるのでしょうか。Zoho CRMの利用料金とは次のとおりです。
料金プラン | 月額利用料金 (税抜・1ユーザあたり) |
初期費用 | 最低利用ユーザー数 | 最低利用期間 | 機能 |
スタンダード | 1,440円 | 0円 | 1ユーザーから | 1ヶ月から | 200MBのデータストレージ CRM機能 |
プロフェッショナル | 2,400円 | 0円 | 1ユーザーから | 1ヶ月から | 10GBのデータストレージ CRM機能 ベーシックSFA |
エンタープライズ | 4,200円 | 0円 | 1ユーザーから | 1ヶ月から | 10GBのデータストレージ CRM機能 ベーシックSFA エンタープライズSFA 最新トレンド機能 |
アルティメット | 5,400円 | 0円 | 1ユーザーから | 1ヶ月から | 10GBのデータストレージ CRM機能 ベーシックSFA エンタープライズSFA 最新トレンド機能 機能制限の拡張 |
評判に関わるZoho CRMの機能
Zoho CRMに料金プランに関係なく搭載されているCRM機能で利用できる機能とはどのようなものがあるのでしょうか。Zoho CRMの主な4つの機能について解説します。
情報収集系
Zoho CRMには、見込み客の情報を集めるための機能が搭載されています。見込み客とは商談に向けてのアプローチを開始する前の段階の顧客で、展示会やセミナーなどで集めた企業や担当者の情報をZoho CRMに登録していきます。
Zoho CRMにはWebフォーム作成機能やメールマーケティングを展開するために必要な機能が搭載されており、見込み客に興味を持ってもらい、商談に向けてメルマガなどで育成することができます。
また、販促のためのキャンペーンの効果を測定して、費用対効果を計測することも可能です。
アプローチ系
見込み客を育成して確実に商談を獲得するためには、育成を効果的に進める必要があります。Zoho CRMには見込み客へのアプローチをより効果的に進めるための機能も搭載されています。
販促のためのキャンペーンの効果を測定して、どのようなキャンペーンが効果的なのかデータで集めるとともに、見込み客のWebページ上での動線などの情報を集めて管理し、見込み客の育成段階に応じた情報提供やフォローを行うことができます。商談成立までのデータを細かく記録することもできます。
商談系
見込み客を商談できる可能性の高い重要顧客に育成することができたら、具体的な商談に向けたアプローチを更に展開していきます。資料の送付、面談での商談、見積書の作成、価格交渉と言った一連の商談の段階をZoho CRMに記録していきます。
Zoho CRMでは、営業活動の進捗状況や商談の成功の可否、商談の総額、商談の結果の理由、競合についての情報などを記録し、後々の分析に役立てることができます。
商談後の分析系
Zoho CRMでは、CRM機能に記録したさまざまなデータを分析することで、その後の戦略構築のための資料にすることができます。Zoho CRMでは、商談の状況や活動実績、受注状況などをレポートやグラフに出力できます。
完了予定の商談の数、見込み客のステージごとの人数と今後の見込みの予測、キャンペーン別の成功率の比較、業界別の取引先の割合、見込み客の流入元の売上比較等、必要に応じたデータをZoho CRMで出力して、比較するための資料にできます。
評判が気になるZoho CRMのメリット
Zoho CRMの利用企業が世界中に広がっているのは、Zoho CRMの導入には大きなメリットがあるためです。Zoho CRM導入のメリットとはどのようなものなのか、4つのメリットについて解説します。
AIのサポートが受けられる
Zoho CRMを導入する企業が増加している理由は、Zoho CRMにはAIによるサポートを受けられるというメリットがあるためです。Zoho CRMに入力した顧客情報や営業活動の進捗情報をZoho CRMに搭載されたAIが分析して、電話を掛けるタイミングや重点的にアプローチするべきタイミングなどを提案してくれます。
また、各担当者の業務の作業パターンを分析してマクロなどで自動化できる業務がないかの提案などもしてくれます。顧客管理やワークフローへのAIのサポートが充実している点がZoho CRMの大きなメリットです。
様々な端末で使える
Zoho CRMはPCだけでなくスマホやタブレットなどのモバイル端末でも利用可能です。モバイル用のアプリもiPhone版、Android版と用意されています。また、スマホやタブレットのブラウザからアクセスすれば、PC版と同じ機能を利用することもできます。
外回りが多い営業担当者でも、営業活動の途中で帰社する必要なく、その場でスマホから日報などを入力できる点はZoho CRMの大きなメリットです。
データの一括管理ができる
営業活動を展開するためには、電話、Eメール、SNS等の多彩なコミュニケーションツールを使いこなす必要があります。また、会議の議事録や商談の内容などの記録も残していく必要があります。
従来はスタッフのPCや紙で記録されてファイリングされていたこれらの記録を、Zoho CRMでは全て記録して一元管理することができます。コミュニケーションの内容を記録して一元管理し、さらにZoho CRMから直接受信や発信を行えることで、どの案件をいつ、どのように対応したのかを、スタッフ間で共有できます。
海外での利用にも対応できる
Zoho CRMを採用する企業は全世界に及びます。グローバルな展開をすでに行っている企業や、今後、海外との取引や支社や支店の開設を目指している企業にとっては、純国産のツールを採用するよりもZoho CRMはメリットが大きいでしょう。
Zoho CRMなら英語などの外国語での対応も可能なので、海外の現地スタッフとの情報の共有もできます。海外への展開を考えている企業にはぜひおすすめしたいツールです。
評判が気になるZoho CRMのデメリット
Zoho CRMにはメリットだけでなくデメリットもあります。導入前に理解しておくべきZoho CRMの3つのデメリットについて解説します。
完全なモバイル化はできない
Zoho CRMの1つ目のデメリットはモバイルアプリの機能が制限されている点です。Zoho CRMにはスマホやタブレットで利用できるモバイルアプリが用意されています。しかし、モバイルアプリではレポートの詳細表示や複数の単語での検索などができないというデメリットがあります。
ただし、スマホのブラウザからアクセスしたZoho CRMではPC版と同じ機能がすべて利用できます。必要に応じてアプリ版とブラウザ版の併用をおすすめします。
利用できる項目が多い
ある企業にとってはメリットにもなるでしょうが、あまり煩雑なデータ管理をしたくないという企業にとってはデメリットになる点があります。それは、Zoho CRMは入力項目が多すぎるという点です。
必要な項目を選択して配置できれば良いのですが、Zoho CRMでは入力するべき項目のカスタマイズ性が低いので、シンプルな画面で管理を簡略化したい場合にはあまりおすすめできません。
日本語の表記に違和感がある
Zoho CRMは日本語化することができますが、手動で日本語に翻訳されたものではなくAIによる自動翻訳になります。そのために、UIやヘルプページの日本語に不自然な点が多く、時には理解できない場合もあります。
時として、UI画面の入力項目の意味が全くわからないということもあるようです。Zoho CRMを利用する場合には、自分のイメージ力を広げてAIの自動翻訳による日本語を解読するか、英語表記から意味を読み解く必要があります。
Zoho CRMは海外製のツールなので、海外展開する予定の企業にはおすすめですが、取引先が国内に限定されている場合には、純国産で日本語対応が完璧なツールを利用したほうがいい場合もあるでしょう。
Zoho CRMの評判が分かる口コミ
実際にZoho CRMを国内で導入した企業の評判や口コミはどうなのでしょうか。今後の導入を検討している企業の担当者が気になるZoho CRMの口コミを、評価の高い口コミと評価の低い口コミの両方を紹介します。
評価の高い口コミ
Zoho CRMにはメリットが多いと高く評価する口コミは次のとおりです。
- 過去の履歴から担当者が不在の時間帯をZoho CRMが教えてくれるので、電話をいつかけたら良いのかがよく分かる。また、電話が鳴ると出る前にZoho CRMの画面上にポップアップで顧客情報が表示されるので、どのような対応をすれば良いのかが電話に出る前に心構えができる。
- Zoho CRMを導入したことで、マネージャー以上の立場の者が営業担当者の動きを把握しやすくなった。商談の追加や、商談の進み具合をリアルタイムでZoho CRM上で把握できるので、アドバイスや修正が必要なときに迅速に上司からの対応が可能になった。
- Zoho CRMは国境を超えて常に最新の情報をアップデートできる。グローバル展開している企業としては、国内だけでなく海外のスタッフとの一体感も感じられるツールだ。
評価の高い口コミからは、Zoho CRMのCRMシステムとしての機能のメリットに加えて、AIの搭載やグローバル展開していることに対する高い評価が垣間見られます。
不満に関する口コミ
逆にZoho CRMはデメリットのほうが大きいという評価の低い口コミもあるのでそちらも見ておきましょう。
- 日本語が時々おかしくてヘルプ記事など解読するのに苦労する事がよくある。
- UIがとても使いにくいことがある。
- スマホアプリでのデータの更新ができない点が、外回りの営業担当者が利用するのには不便すぎる。
デメリットとして解説した点が、口コミでも低評価な点として挙げられています。デメリットがまったくないツールというのはないのですが、デメリットが大きすぎる場合には、導入は見送ったほうが無難でしょう。
Zoho CRMの評判が生かせるおすすめの会社とは?
Zoho CRMは日本国内のすべての企業におすすめというわけではありません。デメリットよりもメリットを多く享受できる企業の特徴というのは限られています。Zoho CRMがおすすめの企業とはどのような特徴があるのか詳しく解説します。
低コストで導入したい場合
Zoho CRMがおすすめの会社とは、低コストでCRMシステムを導入したい企業です。CRMシステムの中には、月額数十万円単位でコストがかかるものもあります。しかし、Zoho CRMは1ユーザーごとの利用コストしかかかりません。
しかも、初期費用はかからず最低利用ユーザー数や期間も設定されておらず、1ユーザー、1ヶ月からでも契約できます。CRMシステム導入の必要性を感じていても、コストをかけられないスタートアップや中小企業には特におすすめです。
効率的な業務改善をしたい場合
CRMシステムにより高度な業務効率化を求める企業にもZoho CRMがおすすめです。CRMシステムは他にもいろいろありますが、AIを活用して営業活動に対してアドバイスしてくれるCRMシステムはZoho CRMの他にありません。
AIの活用によって、より徹底した業務の効率化を図りたいと考えている企業には特にZoho CRMがおすすめです。
Zoho CRMの評判を生かしてAIの力を借りよう!
顧客情報の一元管理や、チームでの情報共有機能を利用できるツールというのは他にもいろいろとあります。しかし、Zoho CRMのようにAIが搭載されていて、業務をサポートしてもらえるツールというのはあまりありません。
顧客情報の共有や一元管理のためのツールだけではなく、Zoho CRMなら業務の効率化もAIの力を借りてできるでしょう。導入コストも他のCRMシステムと比較しても格段に安く導入できます。Zoho CRMにはすべての機能が使えるエンタープライズプランの15日間の無料お試しを利用できます。興味を持った企業の担当者の方は、ぜひ一度試してみるといいでしょう。
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