WPS Officeとは?
会社の業務を進める上で、文書作成ソフトのWordや、表計算ソフトのExcel、プレゼンテーションソフトのPowerPointは、業界を問わず今や必須のソフトと言っていいものです。
しかし、WordやExcel、PowerPointを使うためには、Microsoft Officeのライセンス料の支払いが必要で、この料金が負担になるという企業や人も少なくありません。
そこで、Microsoft Officeが高額だと感じている方におすすめなのが、無料版も用意されているWPS Officeです。この記事では、WPS Officeの詳細について詳しく解説します。
Microsoft Officeと互換性のあるオフィスソフト
WPS Officeとは、Microsoft Officeと完全に互換性のあるオフィスソフトです。中国のソフトウェア会社が開発して、日本ではキングソフト株式会社が販売とサポートを行っています。
WPS OfficeはMicrosoft Officeと互換性があるのが最大の特徴です。しかし、単なるMicrosoft Officeの廉価版コピーというわけではなく、Microsoft Officeで利用頻度が少ないと考えられる機能を省いたり、WPS Office独自の機能を追加したりして、オリジナル要素も付加されています。
主な機能について
WPS Officeの主な機能は次のとおりです。
WPS Writer:文書作成機能で、論文や契約書などの本格的な文書から、はがきやチラシ、メモの作成まで可能です。
WPS Spreadsheet:表計算機能で、リスト作成、データの集計や計算、グラフの作成ができます。
WPS Presentation:スライド作成機能で、店頭のPOPやポスター、プレゼン資料など、画像を多用するファイルの作成に便利な機能です。
WPS Officeの特徴について
WPS Officeの特徴とはどのような点にあるのでしょうか。主な3つの特徴について解説します。
高い互換性
WPS Officeの最も大きな特徴は、Microsoft Officeとのとても高い互換性です。Microsoft OfficeからWPS Officeへ乗り換えるユーザーが多いのですが、乗り換えてもほとんど違和感なく、WordやExcel、PowerPointとほぼ同じ操作性で利用することができます。
WordやExcel、PowerPointで作成したファイルも、WPS Officeで問題なく開くことができるので、Microsoft Officeを利用している相手とのファイルのやりとりにも問題ありません。
軽い動作
WPS Officeの2つ目の特徴は、動作が軽い点です。使い方によっては、Microsoft Officeよりも軽くて使いやすいという声もあるほどです。
Microsoft Officeには、文書作成や表計算、プレゼンソフトに必要なほぼすべての機能が搭載されています。しかし、WPS Officeには本当に一般的なユーザーに必要とされる機能しか搭載されていません。
そのために、WPS Officeは動作がとても軽くて、Microsoft Officeと比べてもストレスなく作業を進めることができます。Microsoft Officeの動作の重さをどうにかしたいと考えている方には、WPS Officeがおすすめです。
マルチデバイス対応
WPS OfficeのWindows版を利用している場合には、マルチデバイス対応が可能です。WPS Officeには、スマホやタブレットでも利用可能なAndroid版とiOS版も用意されています。
Windows版WPS Officeのシリアルコードがあれば、Android版とiOS版のWPS Officeにシリアルコードを入力することで、広告を非表示にできます。
PCのWPS Officeで作成したファイルをスマホに送信することもできるので、外出中のスキマ時間にスマホでファイルの編集を行うことも可能です。
なお、マルチデバイス対応はWindows版のみです。WPS OfficeにはMac版もありますが、Mac版のシリアルコードはMacでのみ利用可能なので注意しましょう。
WPS Officeの危険性について
WPS Officeを利用することには何か危険性があるのではないかと心配する人もいるようです。元々が中国で開発されたソフトなので、データが抜き取られる危険性があるのではないかと言う声もあります。
実際のところ、現在、日本で発売されているWPS Officeは、日本の会社が販売を担っているので、そのような心配はないでしょう。
ただし、危険性については少し留意したほうがいい点もあります。WPS Officeの注意したほうがいい危険性について解説します。
サポートが終了している古いバージョンには脆弱性がある
現在、発売されているのは、WPS Office2というバージョンです。WPS Office2の前のバージョンであるWPS Officeは、2022年12月にサポートが終了しています。
2023年6月に、前のバージョンであるWPS OfficeにOSコマンドインジェクションの脆弱性があることが発表されました。ソフトの脆弱性を突いて、PCが遠隔操作される危険性があります。
そのために、WPS Officeユーザーは前のバージョンの利用を速やかにやめて、現在のバージョンであるWPS Office2を早急にインストールするように警告されています。サポートが終了したバージョンの脆弱性や危険性は、WPS Officeに限らず、すべてのOSやソフトで起きています。この危険性は、WPS Officeだから起きる、というわけではありません。
最新バージョンの危険性の報告はない
WPS Officeの最新バージョンであるWPS Office2には、今のところ危険性や脆弱性などの問題は発生していません。万が一、何らかの脆弱性が発見されても、現在のところセキュリティサポートが提供されているので、早急に対処されるでしょう。
WPS Office2を使っている限りは、ソフトの危険性は特に考えなくても安心して利用できます。
WPS OfficeとMicrosoft Officeの違いとは?どちらを選ぶべき
Microsoft Officeよりも価格が安くて、互換性もあるということでWPS Officeを使ってみようかと考えている方もいるようですが、場合によってはMicrosoft Officeを選ぶべきだということもあります。
WPS OfficeとMicrosoft Officeの違いとはどのような点にあり、どちらを選ぶべきなのかみていきましょう。
WPS Officeにはメールソフトは入っていない
WPS OfficeとMicrosoft Officeとの最大の違いは、メールソフトの有無です。Microsoft Officeには、メールやアドレス帳と利用できるOutlookがありますが、WPS Officeにはメールソフトはありません。
オフィスソフトにメールソフトも必要だと考える場合には、Microsoft Officeを選ぶべきでしょう。
WPS Officeでは使えないフォントや関数がある
Microsoft OfficeのWordやExcelには、豊富なフォントや関数が用意されています。視覚効果の高いフォントを使ったり、本格的な解析にも利用できるような関数を使ったりできます。
WPS Officeに搭載されているフォントや関数は、Microsoft Officeほど充実していません。多くのフォントや関数を必要とする場合には、Microsoft Officeを選ぶべきでしょう。
WPS Officeではグラフの種類が少なく立体表示もできない
Excelで表をグラフにするときに、WPS Officeでは出力できるグラフの種類が少なく、グラフの立体表示もできません。棒グラフや折れ線グラフ、円グラフなど必要に応じた最低限のグラフは作成できますが、見た目の良いグラフを作りたいのなら、Microsoft Officeの方がおすすめです。
一般的な事務作業ならWPS Officeでも問題ない
高度な関数を使った解析や、フォントの種類やグラフの効果を狙った見た目の良い資料を作りたいのなら、Microsoft Office一択です。
しかし、それほど多くの機能は必要ない、一般的な事務作業で利用できればいい、というのであれば、WPS Officeで全く問題はありません。
WPS Office無料版のインストール方法
WPS Office無料版のインストール方法を解説します。
1.WPS Officeのダウンロードページへアクセスする
2.「無料ダウンロード」をクリックする
3.ダウンロードされたファイルをダブルクリックして実行する
4.インストールウィザードが開く
5.プライバシーポリシーと利用規約にチェックを入れて「Install Now(今すぐインストールする)」をクリックする
6.インストールが自動で始まる
7.インストールが完了したら「Get Started(開始する)」をクリックする
WPS Officeもコスパのいい便利なソフト!
この記事でみてきたように、WPS OfficeにはMicrosoft Officeほどの高い機能性はありません。しかし、Microsoft Officeほどの機能は必要ないという方には、十分な機能があります。
Microsoft Officeと違い、WPS Officeには広告表示ありの無料版もあります。ぜひ、どちらを使うべきか迷っているようなら、まずはWPS Officeの無料版をインストールして試してみましょう。
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