一流のコンシェルジュによって、経営者に感動を与えたい。

一流のコンシェルジュによって、経営者に感動を与えたい。

株式会社ユニラボ 代表取締役CEO 栗山 規夫

カテゴリ: IT・情報通信、従業員数:

2022.03.08

栗山 規夫 (くりやま・のりお)

株式会社ユニラボ 代表取締役CEO

2003年に三菱商事株式会社を経て、2004年株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社。Eコマース営業部長、ECビジネス部長を歴任後、2009年最年少で同社執行役員に就任。2011年からマーケティング統括執行役員として全社のマーケティングプロモーションを担当。EコマースやSNSなど、数多くの新規事業立ち上げに関与した経験を持つ。2012年10月にか株式会社ユニラボを創業。2014年に BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」(https://imitsu.jp/)を開始する。

 

 

企業を経営するにあたって経営課題は切っても切り離せないものです。特に中小企業などは大企業に比べてリソースが少なく、自社のみで解決することが難しいようなケースも多くあります。そのような企業のサポートをしているのが、「受発注を変革するインフラを創る」をビジョンに掲げる、ユニラボです。今回はそんなユニラボ代表取締役CEOの栗山様にお話を伺いました。

 

 

自分の中の問題意識、その解決に向けてユニラボを設立

 

 

 

--まず初めに、栗山様のこれまでの経歴についてお聞かせいただけますでしょうか。

 

三菱商事から、ディー・エヌ・エーに転職したのち、現在のユニラボを設立しています。

 

私の実家は北海道で、地元の中小企業の方々が事業にご苦労されているのを目の当たりにしてきました。三菱商事を選んだ理由の一つは、そういった企業の支援がしたいという想いがあったからなのですが、配属先は全く違う領域でした。

約1年間三菱商事にいましたが、もっとスピーディーに成長したい、企業支援にかかわるような仕事がしたいと考え、ディー・エヌ・エーへ転職しました。

 

創業当時のディー・エヌ・エーは、現在の事業領域とは違ってインターネットオークションやEC事業を展開していました。この領域では楽天やYahoo!が先陣を切っていましたが、あえてその背中を追いかけていた挑戦者であるDeNAに入社しました。そのほうが、圧倒的にやりがいがあり、成長できる!と思ったのです。

 

 

--向かい風をあえて選ばれたのは、やはり負けず嫌いな性格などがあるのでしょうか。

 

そうですね。人より負けず嫌いな面は強いと思います。三菱商事を退職する際には、周りからの反対もありましたし、その分、転職先で何が何でもやってやろう、という想いはありましたね。

 

 

--ありがとうございます。その後、現在の会社を設立されるまでの経緯もお聞かせください。

 

ディー・エヌ・エーでは、20代という若さで責任あるポジションも任せて頂き、非常に多くのことを学びました。その後、起業を見据えて退職したものの、最新のITビジネスの幅広い見識とスキルを蓄える為に、しばらくは敢えて事業の立ち上げはせず、フリーランスとして活動していました。

 

フリーランスとして経験を積んだのちに、自分の原点である中小企業の成長支援とその情報格差、といった課題を解決するために、2012年10月にユニラボを設立するに至りました。

 

 

対応ジャンルの幅広さ、コンシェルジュの手厚いサポートが強み

 

 

--事業内容について改めてお伺いできますでしょうか。

 

BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」(https://imitsu.jp/)を運営しています。

 

「アイミツ」は、何かの業務を他社へ発注したいビジネスパーソンと、お仕事を受注したい企業を、適切かつ効率的にマッチングするサービスです。BtoC領域でいうところの、「食べログ」「SUUMO」「保険の窓口」などをイメージしてもらえるとスムーズです。

 

「アイミツ」には、BtoBサービスを提供している企業の様々な情報が掲載されています。これによって、お仕事を発注したいビジネスパーソンは、条件に合うパートナー企業を効率的に比較・選定できますし、お仕事を受注する企業は、発注確度の高い案件を効率的に獲得できる可能性が広がります。

 

サービスの特徴としては、様々なジャンルを展開するホリゾンタル(総合型)のプラットフォームであるということです。また、発注コンシェルジュがマッチングのサポートをしていることです。

敢えてコンシェルジュを介在させているのは、発注に慣れていないビジネスパーソンが意外にも多いからです。既に経験がある領域の発注ならともかく、自身が初めて発注する領域のサービスについては、価格感、パートナーを選ぶ基準、どんなことを事前準備すればいいのかなど、発注の基本的なポイントがわからないことがしばしばあります。それが故に失敗してしまうリスクも潜んでいるものです。

 

当社のコンシェルジュは、こういった発注シーンで、沢山の発注担当者のお悩み事をサポートし、失敗のない、発注取引の実現に貢献してきました。

 

 

--コンシェルジュの存在が事業の要となっているのですね。

 

そうですね。様々な課題に対応できるようコンシェルジュの育成には力を入れています。当社では、現在約100カテゴリーを扱っております。各カテゴリに適したマニュアルを作成するのはもちろん、発注する方のニーズや課題をしっかりとヒアリングできるような教育体制を整えています。

 

 

--実績として、依頼件数はどれほどなのでしょうか。

 

累計利用件数は約19万件(2021年12月現在)で、上場会社の約40%の方々に利用いただいています(グループ会社含む)。サービス開始時から首都圏に注力していたので、現在のボリュームゾーンは首都圏や関西圏ですが、現在は地方の中小企業の隅々にまで行き届くよう、さらなる事業拡大を進めているところです。

 

 

経営者が発注のことなら何でも相談できる、そんな存在になりたい

 

 

 

--今後の展望についてお伺いできますか。

 

コンシェルジュサービスの質を高めることはもちろん、取り扱うカテゴリーをさらに拡充していきます。

「受発注を変革するインフラを創る」というビジョンに対して、私たちはまだ1合目2合目にしか来ていませんから、やるべきことは沢山あります。

 

 

--事業を通して実現したい世界観などはありますか。

 

BtoBの世界でも何でも相談できるコンシェルジュを提供することです。コンシェルジュというと、リッツカールトンのような高級ホテル、つまりBtoC向けのイメージが強いですが、BtoB領域にもそういったサービスを提供したいと考えています。ビジネスにおける経営者の相談役として、一例として税理士などがありますが、彼らは会計の専門家であり、営業やマーケティング、人事採用などの相談を得意とはしていません。

 

「経営者が何でも相談できるコンシェルジュ」、おもてなし精神に溢れたコンシェルジュが、実利以上に感動的なサービスを提供していく、そんな世界観を実現していきたいですね。

 

 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?

 

発注者と受注者の両面で、まず発注者の方に対しては、良い外注先パートナーを見つけたい、他社の力を借りて業務を効率化をしたいという考えをお持ちであれば是非いつでもご連絡ください。

 

受注者側となる方に対しては、弊社では発注確度の高いお客様が多数集まっております。ご興味があればぜひご連絡ください。

 

 

--本日はどうもありがとうございました。

 

 

株式会社ユニラボ

https://www.unilabo.jp/

 

 

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プロフィール

株式会社ユニラボ代表取締役CEO

栗山 規夫

ビジネスマッチングサイト「アイミツ」の運営をしています。 50以上のカテゴリの受発注を取り扱っており、発注者様には発注関連の悩みについて無料で相談できるサービス、受注者様には新規集客のツールとしてご活用いただいています。

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