「経営相談からイノベーションまで」成果が出るまで伴走する支援者

「経営相談からイノベーションまで」成果が出るまで伴走する支援者

東海クロスメディア株式会社 代表取締役 三輪 知生

カテゴリ: コンサルティング・BPO、従業員数:

2022.02.25

三輪 知生 (みわ・ともお)

東海クロスメディア株式会社 代表取締役

名古屋大学大学院 経済学研究科 産業経営システム専攻  博士課程 (前期課程)修了。

公益財団法人日本生産性本部 認定経営コンサルタントの資格を持つ。

オークマ株式会社の貿易部や三井物産マシナリー株式会社(現・三井物産マシンテック株式会社)海外営業などを経て、都内にて起業の後に地元へUターン。

著書に、岐阜発イノベーション前夜-小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方(生産性出版/2020年2月発刊)がある。

https://www.amazon.co.jp/dp/4820120980

 

 

 

東海クロスメディア株式会社代表取締役である三輪氏は幼少期から海外で生活し、日本と違った価値観の中で育ち、大学卒業後は商社マンとして海外を飛び回る生活を送っていました。「誠意をもって信頼を獲得し、情熱をもって感動を与え、真の成果にコミットします。」という企業理念を掲げ、経営革新=イノベーションの支援を行っている三輪様に話をお伺いしました。

 

商社マンを経験して見えた日本の産業構造の問題

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、三輪さんが今のお仕事を始められた経緯をお聞かせください。

 

幼少期に香港で育ったことから途上国経済の発展に関心があり、大学で開発経済学を専攻するとともにアメリカ・イリノイ州立大学に留学しました。

 

2002年の海外赴任中、空洞化する日本の産業構造に悶々としており、問題意識を感じていたのです。また、現地で活躍する経営者たちから寄せられる経営相談にしっかりと答えられるようになりたいと考えていました。
そこで、企業を支えるのはコンサルだと思い、日本に帰国後、日本生産性本部の経営コンサルタント塾に入り、コンサルタントとして大手重工業メーカーの「ものづくり革新プロジェクト」に参画しました。

 

2008年には地元に戻り、個別企業の経営相談に始まり、地域商社、経営相談窓口、まちづくり会社などのコンサルとして運営支援も行っています。

 

コンサル、教育、プロモーションの3つの柱があるからこその強み

 

--貴社の事業内容について改めてお伺いさせてください。

 

大きく分けて3つあります。

 

1.コンサルティング事業

コンサルティング業は地方自治体や商工会議所の市場開拓、業界支援策などを通じて、新商品開発、ワークショップを主とした研修・展示会出展支援・個別相談などを承っております。

 

2.教育研修事業

教育研修事業は地方創生の担い手の育成や商工会議所主催のセミナーやワークショップが中心です。発想の転換、起業創業、戦略策定、商品開発、ブランド構築、情報発信、営業推進、顧客満足の8つの研修メニューを取り揃えています。

 

3.プロモーション支援

プロモーション支援はメディア戦略立案、ブレスリリース、情報発信力UP研修、展示会出展支援から、最近では資本戦略アドバイスまで行っております。

 

--貴社ならではの独自性や強みをお伺いできますか。

 

はい。大きく分けて3つあります。

 

1つめは確実に結果にコミットする経営支援を行うことができる点です。コンサルティングメニューをワークショップ形式の研修プログラムとして提供し、数多くの成果を生み出しております。

その結果として公的役職ポストも数多く務めることとなりました。従来は大学教授などが担う役職ですが、より実践的で調整力があると言うご評価を戴いております。

 

 2つ目は中立・公平・公正な視点からの情報提供が可能な点です。時に厳しい指摘も提供し、冷静沈着で的確な判断力と人の心に配慮した意思決定に強みがあります。苦言を呈することも「これまで指摘されたことがなかったが確かに指摘の通りです」と感謝されます。

 

3つ目は行政の意思決定に長らく関与して信頼を獲得してきた経験がある点です。地域の課題や行政が苦手な新たな取り組みへの関与が求められるケースが多く、受託事業に結びついています。

 

弊社では市場の第一戦で市場開拓をしてきた知識と経験が備わっているのが強みと考えており、その強みを体系化してワークショップを使い複数社を同時進行で進る集合研修も実施しています。

 

--貴社サービスを有効に活用されている事例があればお伺いさせてください。

 

2つの事例をご紹介させて頂きます。

 

1.岐阜県高山市にある株式会社Tri-Win(旧主婦の店高山店)様は新規事業の屋台村を立ち上げる際に客観的な視点でコンサルしました。コンサル後は人気の観光スポット「高山まちなか屋台村でこなる横丁」に育つとともに、さらに新たな事業展開の立ち上げにつながりました。

https://dekonaru.com

 

2.岐阜県中津川市にある鈴木工業株式会社様は新商品開発の際に商品開発ワークショップを受講されたことがきっかけとなり、ヒット商品「ウォームテックアイスクリームスプーン」が誕生しました。その後クラウドファンディングで目標金額の700%を達成する新商品の誕生にもつながりました。

https://www.warmtech-spoon.com

 

--会社経営で大切にしていることはどのようなことでしょうか。

 

はい。まずは『信頼獲得を基盤とした、人間関係の構築』です。

理念は「誠意をもって信頼を獲得し、情熱をもって感動を与え、真の成果にコミットします。」。使命は「イノベーションにより人と組織の生産性を高め、企業の収益性と信頼性を高めます。」という内容です。

 

プロフェッショナル人材との連携でさらなる事業展開を

 

 

 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。

 

地方創生の担い手として、岐阜県の産業振興への関与でこれまで培ってきた知見をもとに、より深化した各地域の課題に最適なソリューションを提供していくことです。 また、出版書籍をもとにした講演・セミナー等の外販をフックとした啓蒙啓発とコンサルティング事業の広域に渡った事業を展開していきたいです。

 

さらには、外部アドバイザー的な存在から、出資等を通して経営主体の一員として事業推進に取り組んでいくことにも取り組んでいきたいと思います。

 

--事業展望を実現していくに向けた戦略や課題があればお伺いさせてください。

 

現在はこれまで関係した身近な範囲の専門家への依頼に留まっていますが、今後は自社に足りない要素を外部のプロフェッショナル人材との連携で補うことを目指したいと思います。プロフェッショナル集団による組織化と、収益の根幹となる事業の体系化を作り上げていきたいですね。

 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?

 

経営者の考える「ありたい姿」や企業の「あるべき姿」に向けて、人を育てる、組織を育てる、事業モデルを設計するといった意思決定の根幹に関わるお手伝いをそのミッションに忠実に実践し、伴走型で支援し、結果にコミットします。 

 

--本日はありがとうございました。

 

東海クロスメディア株式会社

https://www.tokai-crossmedia.com/

 

 

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プロフィール

東海クロスメディア株式会社代表取締役

三輪 知生

会社情報

東海クロスメディア株式会社
経営は「事業収益」がすべてを癒す。 外部環境の変化は激しく速く、情報が氾濫し競争も厳しくなる今日、人材の流動化も常態化しています。事業収益の確保が困難を極めるなかで、経営者が望む事業のあるべき姿、ありたい姿の実現に向けて、成果にコミットして伴走型で誠心誠意サポートして参ります。 限りある経営資源のなかで経営者がいくら真剣に頭を悩ましていても、なかなか解決の糸口は見えてこないものです。まずはどうぞお気軽に、私たちにお声がけください。中立・公平・公正な視点で俯瞰し、いかに事業収益を高めていくかについて、ご支援致します。