松村康平(まつむら・こうへい)

スペーム株式会社　代表取締役

 

学生時代より起業に関心があり、自分を成長させられる機会を求めてベンチャー企業やスタートアップ企業に入社し、事業の立ち上げから収益化や、人事・採用を経験。満を持して2020年にスペーム株式会社を創業。人材事業や固定資産税適正化コンサルティング事業を軸に、積極的に業容拡大中。
 

人材事業を基幹事業とし、現在は独自のスキームを駆使した固定資産税適正化コンサルティング事業にも注力して業容を拡大しているスペーム株式会社。「クライアントへの最大貢献」をミッションとし、事業を拡大しているスペーム株式会社代表取締役の松村様にお話をお伺いしました。

 

 

学生時代から起業に関心。ベンチャー企業、スタートアップ企業を経て事業設立へ

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、松村さんのこれまでのキャリアや起業のきっかけをお聞かせください。

 

2018年にWEBマーケティングを基幹事業としているベンチャー企業に新卒で入社しました。大手金融機関や不動産企業など多くの企業選考を受けた中でベンチャー企業を選んだのは、自己成長スピードが最大化される環境がベンチャー企業だと考えたためです。

 

その後、より成長できる機会を求めて一社目よりもさらに規模が小さい、従業員数名規模のスタートアップ企業へ転職しました。そして一社目、二社目での経験を踏まえて創業したのがスペーム株式会社です。

 

--ご自身の自己成長を追求した結果、ベンチャー企業やスタートアップ企業を選択されたのですね。起業を志すようになったのはいつ頃でしたか？
 

起業を考え始めたのは学生時代からです。両親が会社を経営していたのに加えて、同じように自営業の親を持つ友人が多かったことも理由です。そのため新卒の就職活動では、事業内容よりも自分が成長できる環境があるか、起業に必要な要素を培える環境があるかどうかを重視した企業選びをしていました。

 

--一社目にベンチャー企業にご入社されたあと、スタートアップ企業へ転職された理由について、詳しくお聞かせください。

 

一社目は、既に従業員が600名程度の大規模なベンチャー企業であり、業務内容も既存サービスの営業をしていく、という形でした。そのためもっと事業立ち上げに近い環境で経験を積み、最短で起業できる要素を培いたいと考えるようになりました。そこで転職したのがデジタルマーケティングを基幹事業としているスタートアップ企業です。

この企業では新規事業責任者として美容クリニック事業を立ち上げ、営業では入社から半年で同社過去最高取引額のWEB広告運用案件を受注しました。そして歴代最年少での営業統括部課長に就任、またグループ全体の人事責任者として中途採用にも携わりました。

二社目で事業立ち上げから人材採用まで必要な経験を積むことが出来たと判断し、2020年、満を持してスペーム株式会社を立ち上げました。
 

 

経験や人脈を活かせる2つの事業に注力

 

 

--御社の主力事業や現在お取り組みされていることについてお伺いできますか？

当社では人材事業を基幹事業としつつも、固定資産税適正化コンサルティング事業・営業コンサルティング事業・トラック買取販売仲介事業等、1つの事業に縛られず新規事業を創造し続けております。なかでも現在、特に注力しているのが人材事業と固定資産税適正化コンサルティング事業です。

 

 

--幅広く事業を展開されているのですね。その中でも基幹事業として人材事業を始めたきっかけについて詳しくお伺いできますか？

自分の知識を最大限活用できる事業だと考えたためです。私自身、新卒入社した会社では企業様の採用支援を、ニ社目では人事責任者を経験しており、採用支援目線と自社採用目線で人材に関する知識を豊富に持ち合わせていました。そのため、人材事業を立ち上げることとなりました。

人材事業では大きく分けて2つのサービスを展開しています。
 

採用コンサルティング
企業様のニーズに合わせて、採用戦略設計から媒体戦略策定・採用手法策定等、採用活動の準備段階から採用に至るまで一気通貫でサービスを提供しております。

求人広告代理店
自社媒体を持たず、企業様の採用に最適な求人広告をご提案する求人広告代理店です。

当社が特に強みとしているのが採用コンサルティングです。採用コンサルティングでは企業様のご要望や状況に合わせて、どのような人材を採用すべきか、企業様の中期経営計画から採用計画を策定し、採用ターゲットを設計した上で人物要件を定義づけする工程や、面接代行等の採用代行も行い、一気通貫でコンサルティングさせて頂いております。これまでに、立ち上げたばかりのスタートアップ企業様、売上120億円規模の企業様、東証一部上場企業のグループ会社様まで幅広く実績がございます。

 

--ありがとうございます。では続いて、固定資産税適正化コンサルティング事業についてもお伺いできますか？こちらの事業は人材事業と違い、これまでの松村様のご経験とは少し離れた分野のように見受けられます。
 

自社物件を建築される企業様に対して、固定資産税の削減といったサービスを提供させて頂いております。これまで、人材事業にて多くの企業様の採用ご支援をさせて頂いておりましたが、建設業界や宿泊・飲食サービス業界など、なかなか人材という切り口では当社のバリューを発揮できない企業様もありました。そういった企業様に対し、何か貢献できないかと考えて立ち上げたのが固定資産税適正化コンサルティング事業です。

この事業は私自身にとって新たなチャレンジでした。またこの事業には現在のところ他に競合がいません。それは私自身の人脈を活用した、他社には真似出来ないスキームを使用しているからです。

どのようなスキームかを詳しくお話することはできませんが、簡潔に説明しますと、このスキームの対象となるのは新しく自社物件を建築される企業様です。通常、工場やビルなどの事業用建物を新たに建築すると、耐用年数の50〜60年にわたって固定資産税を支払う必要があり、その総額は建築費の60％程度にもなります。

しかし当社でご提案するスキームを使って頂くと、たとえば建築費約100億円で新しく物件を建てた場合、総額60億円にもなる固定資産税額を約20〜30億円と半分程度にまで削減することが可能になります。

 

--かなりの金額を削減できるのですね。ご興味をお持ちの企業様は多いのではないでしょうか。

 

固定資産税については、役所から決められた金額を言われるままに支払っていらっしゃる企業様が多いかと思います。当社にお任せ頂ければ、弁護士や不動産鑑定士、税理士などを含めた提携先とタッグを組んで、役所と企業様の間に入って交渉を致します。これまでに幅広い業界の企業様にサービスを提供させて頂きました。クライアントとしては、自社不動産を保有されているオーナー企業様が多いですね。

 

社員の成長がクライアントへの最大貢献になり、そして自社の成長をもたらす

 

 

--松村さんの今後の事業展望についてお聞かせください。

 

現在の目標は、3年後の営業利益5億円、5年後に営業利益12億円です。そのためには現在14名いる社員を3年後には50名程度まで増やしたいと考えており、来年には新卒採用を開始することを検討しております。

 

当社のミッションは「クライアントへの最大貢献」です。また当社の経営で大切にしている考え方は「人」を最優先に考えるということです。それは当社が社員の経済的成長・人間的成長の場として在り続けることで結果的に当社ミッションである「クライアントへの最大貢献」を実現でき、また同時に当社の成長にも繋がると考えているためです。

 

 

--特にこういった人材を求めているというポイントはありますか？

求めている人材は「本気で成し遂げたい目標」や「将来は必ずこう在りたい」などの志や夢に覚悟を持っている人材です。当社では業界経験や社歴・学歴・年齢などは一切問わず、人物重視の採用を実施しております。特に固定資産税適正化コンサルティング事業については、私自身が未経験から始めたということもあり、私自身がOJTの形で教えていくことを考えています。

 

--ありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか？

まだまだ若い会社ですので先輩経営者の皆様から経営の経験談やアドバイスを頂戴したいと思っております。また当社では人材事業、固定資産税適正化コンサルティング事業だけでなく、多くの事業を展開しており、今後も積極果敢にに新規事業を創造し続けたいと考えております。任せて頂ける仕事があれば、「クライアントへの最大貢献」を実現すべく尽力させて頂きますので、ご連絡を頂ければ幸いです。

 

 

--本日はどうもありがとうございました。

 

スペーム株式会社
https://www.speminc.jp/
 

 

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