働き方の改革を通じて、その先のライフスタイルをより良いものにしていく。

働き方の改革を通じて、その先のライフスタイルをより良いものにしていく。

株式会社シューマツワーカー 代表取締役 松村 幸弥

カテゴリ: 人材、従業員数: 50〜99

2022.01.28

松村 幸弥(まつむら ゆきや)

株式会社シューマツワーカー 代表取締役

1989年、石川県金沢市生まれ。横浜国立大学卒業後、ソーシャルゲーム会社に約5年弱勤めたのち、株式会社シューマツワーカーを2016年9月に設立。副業したい人と企業をマッチングするサービス『シューマツワーカー』を立ち上げ、シューマツワーカー会員登録数が3万人を突破、活用企業数は累計700社に上る。急成長する副業社員市場のリーディングカンパニーを目指す。

 


現在、日本では働き方改革が進められています。終身雇用の時代は終わりを告げ、副業を公式に容認する企業も出始めました。フレックスタイムが導入されたり、コロナ禍でリモートワークが導入されたりと、既に様々な働き方が登場しています。そのような状況において、新しいライフスタイルを提供しようと、副業したい人と企業をマッチングするサービスを運営している株式会社シューマツワーカー代表取締役の松村様にお話をお伺いしました。

 

 

自分の経験から働きがいを感じれる人を増やしたいと思い、起業を志す

 

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、松村さんが起業されたきっかけをお聞かせください。

 

新卒でソーシャルゲーム会社に就職し、ソーシャルゲームディレクターとして勤めていました。しかし、予想以上に業務の拘束時間が長く、3年目からキャリアについて真剣に考えるようになりました。当時は土日に様々な方の話を聞きに行くなど、かなりキャリアについて悩みましたね。
 

そんなある日、たまたま出会った同年代のスタートアップの起業家の話がきっかけで、自身も起業を志すようになりました。そこで事業内容について考えた際に、自分自身が働く環境について悩んでいたという経験から、「働く」をテーマに起業をしたいと考えたのです。

 

その中でも当時熱が高まっていた「副業」というキーワードに注目し、現在の事業を開始しました。

 

 

IT人材を中心に、中長期で活躍する人材を提供していく

 

 

--現在、副業マッチング事業を中心に事業展開されていると思いますが、改めてご説明をお願い致します。
 

弊社は、副業したいIT人材やデザイナーと、その人材が不足している企業をマッチングするサービスを提供する事業を展開しており、「シューマツワーカー」と呼んでいます。労働人口、特にIT人材が足りていないのが今の日本の大きな課題です。都心のIT企業にIT人材が集中し、優秀なIT人材が地方の中小企業に就職するのは難しく、DX化が遅れています。
 

そこで、弊社は副業リソースを集めて、中小企業に供給していくというサービスを展開しています。最近ですと、ある地方の伝統工芸の業界とお話をしていたところ、ITのことが全く分からない、周りでECに詳しい人がいないため、何とかならないかというご依頼を受けました。特にこのような業界ではITに関する知識が不足している傾向にあります。そこで弊社が介入し、東京のIT人材をうまく繋げて、マーケティング、ブランディングというところまでお手伝いしていきます。

 

現在、副業をされる方のご所属企業が、フレックス体制を導入していることも多くあり、弊社は「シューマツワーカー」という名前ではありますが、平日昼に稼働できる人も多く登録されています。

 


--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。

 

一点あげられるのは、中長期的に企業と関わっていく案件が多いことです。弊社のサービスはよくクラウドソーシングと比較されることがあります。クラウドソーシングは請負型で成り立っているサービスで単発の案件が多く、内容も比較的安易なものが大半です。しかし、弊社の場合は平均すると1〜2年、長いケースであれば3年と、一つの会社で副業している人が多いのが特徴です。そのため、会社に伴奏型のチームを提供しているようなサービスといえます。

 

また、ミッションとして案件をご依頼いただけることも大きな特徴です。例えば「ECの売上げを上げたい」「インスタ広告をここまでやってくれないか」といった依頼などです。

 

クライアントからよくいただく評価として、早くて優秀だという声があります。弊社には人材が常に揃っていて供給過多状態にあります。そのため、ご依頼があればすぐに人材をご紹介できるというのは大きな強みです。
 

弊社はIT人材が中心で、コーポレート系や営業人材も、ご紹介させていただいております。弊社から主にサービスを提供する企業様は従業員100人以下の中小企業様が多く、業種はIT企業だけでなく、酒造、遊園地、クリニックなど本当に幅広いです。ITに詳しくない方々やベンチャー企業様もいらっしゃいます。全てオンラインで完結するため、全国展開で行っており、特に地方のお客様が多いです。
 

また弊社では、「シューマツワーカー」以外の事業として、「フリーランスデイズ(2021年12月に「ミライエンジニア」から名称変更)」も行っています。これは、副業では難しい案件、少なくとも週に3日は働いて欲しいという企業とフリーランス人材のマッチングサービス事業です。現在はエンジニア、デザイナーの方などに登録していただいています。

 

 

新しい働き方を自ら実践し、日本に根付かせたい

 


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。
 

私達は、自分たち自身も新しい働き方を実践することで、それを日本社会に積極的に普及させていきたいと思っています。一つの例として、完全テレワークの働き方を実践し、地方移住を叶えた社員も存在します。こういった自分たちの経験からも、新しいライフスタイルに寄り添えるようなHRサービスの開発も進めていきたいと考えています。

 

副業に関して言えば、大手の副業解禁企業が進み、市場は盛り上がるなかで、潜在的な課題がいくつかあると思っています。例えば、契約書をしっかり結んでいない、確定申告はどうしたらいいのかといった問題が、今後時間差で明らかになってくると思います。

弊社としては、人材のマッチングだけでなくそういったフォローアップもしっかりできる機能を備えていければいいなと思っています。

 

基本的に、働くことは人生を豊かにするための手段であり、その先にある個人の目標はハッピーなことであってほしいと思っています。東京と地方の2拠点生活や、旅をしながら働くというように、働き方の自由度が増えていくと、ライフスタイルの選択肢も広がっていくと思います。そんなライフスタイル事業にも、副業を接点として取り組んでいきたいです。例えばコワーキングスペースとの提携や、フリーランス向けの保険事業も、現在検討しているところです。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?

 

弊社の強みは、副業人材を通じたDXの推進です。業務を自動化・効率化するようなサービス・ソフトウェアも本当に多く生まれているなかで、企業側としては導入してみたが、うまく使いこなせていないという企業もあると聞いています。弊社ではDXツールの選定から活用推進までを手掛けることができるような人材の方も多く紹介しておりますので、副業人材を活用した業務のデジタル化・DXにご関心がある方は、ぜひお問い合わせください。

 

今後は、正社員だけで組織戦略を作っていく時代ではなくなっていくと思います。業務委託人材やパートナー社員など、あらゆるタレントの力を取り込む働き方の組織づくりが必要になってくると考えています。弊社ではそのお手伝いができればと思いますので、社員採用以外したことがない、組織戦略としてやっていくとしても、何から始めたら良いのか分からないというような状況の方も、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

 

--本日はどうもありがとうございました。


 

株式会社シューマツワーカー

https://company.shuuumatu-worker.jp/


 

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