ファッションはブランディングツールになる。見た目を整え、内面から輝く人を増やす

ファッションはブランディングツールになる。見た目を整え、内面から輝く人を増やす

株式会社S-style 代表取締役 岡本 章吾

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2022.02.03

岡本 章吾(おかもと しょうご)

株式会社S-style 代表取締役

日本で唯一のイメージスタイリスト®、ファッションの戦略家。立教大学卒業後、株式会社東武百貨店に8年間従事。2014年に独立。イメージを戦略的に作り上げるファッションスタイリストとして多くのエグゼクティブのスーツやスタリングを手掛ける。企業研修やメディア出演も多数。

 

 

ビジネスマンにとって、ファッションは自分の印象を作るツールとなります。スーツなどを仕立てるだけではなく、着用後のイメージを重視する株式会社S-styleではその人の悩みや理想像に応えるべくトータルスタイリングも行い、オーダーで仕立て、お客様から高い支持を受けています。今回はそんな株式会社S-style代表である岡本様にお話をお伺いしました。

 

 

人脈も経験もゼロの状態で起業へ

 

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、岡本さんのこれまでのキャリアをお聞かせください。

 

大学卒業後に東武百貨店に入社し、8年間勤務しました。最初は食器売り場に配属され、その後、婦人靴、婦人雑貨、寝具、紳士を経験、5年ほどかかってようやく入社当初から希望していた紳士服フロアにたどりつきました。

 

百貨店オリジナルのメンズセレクトショップを立ち上げる人材公募があり、面談を受けて紳士服に配属となりました。立ち上げメンバーになり、MDから仕入れ、企画、販売すべてに携わりました。そこで3年ほど働いた後、2014年に独立をしました。

 

独立時に、S-styleを設立して活動。2017年に法人化をして今に至ります。

 

 

--独立や起業をする中で、不安はありましたか?

 

人脈も経験も全くゼロからのスタートですし、不安は非常にありました。正直わからないことしかありませんでした。ただ、不安と後悔を比べたときに、このままではあのときやっておけばよかったと後悔が強く残ると感じ、独立を決めました。

 


お客様のイメージに相応しいものを作る

 

 

--現在展開されている事業について、改めてご説明をお願いいたします。

 

「イメージをブランディングする」というのが事業コンセプトです。

大きく分けると2つの事業になります。メインはファッションブランディング事業、もう1つは、動画ブランディング事業です。

 

メインの「ファッションブランディング事業」のサービスとしては、イメージコンサルティング、オーダー事業、オーダースーツ起業塾の3つを主に展開しています。

 

 

1.イメージコンサルティング事業

イメージコンサルティングは外見やファッションのコンサルティングをしており、経営者や議員の方が大半です。表に出られる方やイメージが重視される方になります。

 

2.オーダー事業

オーダー事業はメンズ用で約15アイテム、レディースで10アイテムほど取り扱っています。メンズに関しては靴や鞄、小物からスーツ、コートに至るまでトータルオーダーも可能です。

 

3.オーダースーツ起業塾

オーダースーツ起業塾では、オーダースーツ事業で起業したい、もしくは新規事業でオーダースーツを取り入れたいという方々向けの研修・養成講座です。講座を終えるとそのまま当社のブランド代理店としてスーツ事業を展開していただけます。

 

他にも企業研修、執筆、監修などの仕事もあります。

 

「動画ブランディング事業」で展開しているのは、動画制作のプラットフォームのようなものです。制作会社20数社と提携しています。

 

当社が動画を作りたい人の相談窓口になり、目的、予算、クオリティをヒアリングします。YouTube動画を作る、企画を立てる、広告を打つ、マーケティングも含めるといったヒアリングの結果をもとに、最適な会社とマッチングして制作を進めていくようなプラットフォームです。

 


--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。

 

全てお任せで最も相応しいスタイリングを手掛けることができる点です。

他のスーツテーラーでは最初から生地見本を見て決めていくのが一般的です。おしゃれな人や詳しい方であれば、生地を見て完成系がイメージできますが、多くの人はできません。

 

例えば、紺無地とオーダーしても、紺無地だけでワンシーズン50〜100種類ほどあります。その中から気に入ったものを選んでくださいと言われても、違いもわからず選ぶことができません。完成してもイメージが違ったり派手過ぎたり自分に似合わなかったりします。

 

当社では15個の項目をヒアリングし、似合う色や柄の強さまでも含めて分析していきます。その結果何が相応しいかを導き出し、生地やデザイン、コーディネート、サイズ感に到るまで表現していきます。

 

特に忙しいビジネスマンは、服を選ぶのに時間を費やしたくない人が多いです。そのため、当社ではコンサルから服作り、コーディネートまでワンストップで行っています。全てお任せ!と丸投げのお客様も多くいらっしゃいます。

年間契約プランをご契約されるお客様も少なくありません。

 

また昨年誕生した「経営者ファッションブランディングプラン」は大好評です。

こちらのプランでは、ファッションコンサルからオーダー一式、スタイリングと併せてプロフィール写真撮影まで行います。

 

■経営者ファッションブランディングプラン

https://s-style-fashion.com/menu/5344/

 

ファッションはブランディングツールの1つ

 

 

 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。

 

オーダースーツやイメージコンサルティングの業界がより盛り上げていくためのサービスを計画しています。よりみなさんのビジネスが加速し、ファッションの悩みを持つ多くのお客様に届けられるサービスを構築中です。

 

 

--イメージコンサルティングは、一般的にも認知されていくのでしょうか。

 

イメージコンサルタント(ファッションコンサルタント)になられる方やニーズは年々増えています。ただ、ビジネスモデルに課題があると思っています。

現状は、インスタを中心に多くのイメージコンサルタントがオンライン上で集客しています。例えばパーソナルカラー診断は、日本全体で見たときの認知度はわずか数%程度です。その数%をインスタ上で何千人もの同業者がしのぎを削っています。

 

また診断は、基本的に1度すれば終わりで、リピーターにはなりません。そのため、常に新規のお客様を探している状態です。新規は再リピートよりも5~10倍労力や費用もかかります。イメージコンサルで独立した人は多いですが、そのビジネスモデルで続けていくのは厳しいと考えています。影響力のある一部の人しか残れません。

それが「オーダー事業」をはじめるきっかけでもありました。スーツをはじめとしたオーダー展開は無在庫でリスクがありません。受注してからはじめて仕入れが発生します。診断結果からオーダーでお客様の要望や似合う(相応しい)ものを叶えることができます。その上、お客様と長く深い関係性を築けていけます。

 

今、同業者は非常に増えており、飽和状態だと感じている方が多い様です。しかし私が独立した8年前から既に飽和状態だと思われていたのです。それはネット上での集客しか見ていなかったからです。お客様見込みは検索している方だけです。

 

一方、私の場合はオフライン中心で戦ってきたため、リアルのやり方も熟知しています。この業界では、営業経験のない人が多いです。実は私も独立するまで営業未経験でした。いざオフラインで戦ってみると99%の方は未だにイメージコンサルという仕事をご存知ないです。そして興味を持っていただけます。ブルーオーシャンです。

個人に加え法人に対しても提案が出来る様になります。そのフィールドで重要な営業法、そしてリピーターを育てるビジネスモデル構築法を伝えていくための準備をしています。

 

数%の客層だけでなく、悩みのある他のお客様にもサービスを届けていくことが理想です。もちろん今の時代WEBやSNS、ツールはフル活用した方が良いと思います。私も様々なツールを使用しています。それに加えて「残り90数%のもっと大きなフィールドも開拓していけば可能性は無限大に広がる」ということを伝えていきたいと思っています。

 

業界の地位を向上させ多くの方々にサービスを届けられる様に、イメージコンサルタントに向けたサービス、そしてテーラーに向けた他のサービスをまとめた展開を考えています。

 

 

--ありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?

 

スーツをはじめとするファッションは、ブランディングツールの1つだと捉えています。経営者の方は、人前に出る機会が多いです。特に知名度が高くない中小やベンチャー企業では、社長のキャラクターやイメージが会社のイメージになります。

 

会社のイメージは、業績、採用、すべてに関わってくるため、ご自身の見た目を整えるのは、消費や浪費ではなくて「投資」です。ブランディングです。しかも、この自己投資は早くて安くてわかりやすく効果が出ます。

 

最終的には、私自身も内面が大切だと思います。しかし、最初は「こういう服装をしているから、こういう人なんじゃないか」と外見から中身を判断してしまいます。つまり、外見を意識することで内面のアピールもできるということです。

 

一度自分自身で、今の服装、外見で良いか見直していただき、その上で「よくわからない」「もっとこうしていきたい」というのがあればお気軽にご相談いただきたいと思います。

 

 

--本日はありがとうございました。

 

 

株式会社S-style

https://s-style-fashion.com/

 

経営者ファッションブランディングプラン

https://s-style-fashion.com/menu/5344/

 


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