サーバーレスなシステム開発。次世代の技術領域への展開で社会に貢献

サーバーレスなシステム開発。次世代の技術領域への展開で社会に貢献

株式会社ONE WEDGE 代表取締役 橋田 博明

カテゴリ: アプリ開発・システム開発、従業員数: 31人〜50人

2021.11.22

橋田 博明(はしだ・ひろあき)

株式会社ONE WEDGE 代表取締役社長

1998年にデータベースマーケティングを主とする総合広告代理店に入社。2008年には株式上場のタイミングにてベンチャーSier企業に参画し、本格的な営業組織の立ち上げに関わる。2013年、ITベンチャー企業の専務取締役に就任し、各事業の立て直しや立ち上げに携わる。2020年に株式会社ONE WEDGE 代表取締役就任。事業移管及び事業譲渡を受け、「ひとつひとつ真摯に向き合い・繋ぎ・創造するONE WEDGE」のコンセプトに新たなスタートを切った。
 

 


ITは日々進化しており、そのスピードは留まることを知りません。今、この瞬間も新たな技術が確立されようとしています。システム開発という側面で見ても新たな事業領域がまだまだあります。今回はサーバーレスなシステム開発に特化した株式会社ONE WEDGE代表取締役の橋田様にお話をお伺いしました。

 


IT時代の到来を確信し、土木関係のアルバイトからweb業界へ

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、橋田さんのご経歴をお聞かせください。


元々は土木関係のアルバイトをしていたのですが、その後、小さな広告代理店に入社しました。そこでは、印刷物、DM、セールスプロモーションのほか、イベントの手配、キャンペーン事務も並行して行っていました。

その後、「IT分野のことも覚えないとまずい」と痛感して、2008年に上場したてのSier企業に転職します。しかし、広告代理店と言っても小さな会社だったので自分たちでお客さんと話して値段を決めて、パートナー企業にサポートしてもらうという、営業兼プロジェクトマネージャーのようなことをしており、自社で完結することは困難でした。

そのころからもっと色々な事業に挑戦したいと思っており、まずはITを学ぼうと思っていた矢先、知り合いのITの会社に役員として入ることになり、事業を本格的にスタートさせられることになりました。そこで2020年に知り合いから10名規模の会社を譲り受け、既存の事業を共有し、4月に創業したのが株式会社ONE WEDGEです。

譲り受けた会社の名前を変更したうえで再スタートしているため、会社の設立自体は1984年ですが、実質的な創業は2020年です。社名は、ビジネスに一つ一つ(ONE by ONE)真摯に向き合ってつなげていく(WEDGE)ことが根幹になっていることから、ONE WEDGEと付けました。

 

「Serverless ONE」で柔軟に、幅広く、スピーディーに、安価でシステム開発を



--貴社が注力している事業についてお伺いできますか。


弊社が注力しているのは「Serverless ONE(サーバーレスワン)」という、スピーディーでお求めやすいサーバーレス開発支援サービスです。従来型のオンプレミスでの開発手法ではなく、クラウド活用のサーバーレス開発で、システムエンジニアリングサービスのご提供、+αラボ型やPoC開発などサーバーレス技術を活用し、マイクロサービスで小回りの利く開発対応を支援しています。

 

これまでは特徴がなく何でもやりますというようなスタンスでやっていましたが、それだけでは会社の技術領域は伸びにくいです。現在はサーバーレス開発はモダンな使い方がされていて、オンプレミスのサーバーがなくても利用分だけの請求が発生するようになりました。現在はそこに着目して、柔軟性、拡張性、スピーディー、安価に提供しています。

これまでシステムを作る際はサーバーがあることが前提でした。しかし、AWSでの開発はサーバーの役割をするモジュールも用意されていますので、それらを使用してサーバーレスで開発することをメイン事業としております。月に数十万pvといった多くのアクセスが予想される場合、相応の準備が必要でしたが、サーバーレスなら柔軟に対応できるのが売りです。

現在の主な取引先に、災害に関する研究機関があり、そこでは災害ポータルサイトや災害が起きた時に通知する仕組みや災害情報の過去のデータベースを検索できる仕組みを作っています。その関係で文部科学省とつながり、被害状況を知らせる仕組みを作りました。これらはすべてサーバーレスで作成しており、ポイントで料金が発生するというサーバーレスの特徴が最大限に活きています。

 

また、化粧品会社のweb施策や、お菓子工場では工場内の行動履歴をデータベース化する仕組みも提供しており、自社サービスでwebサービス(web施策)を行っている企業様がコストダウンを図るためにご利用されることもあります。海外ではこの技術はよく使われていますが、日本ではまだまだ少ないため、実績という面で比較できるのではないでしょうか。



--今行っている事業の中で課題に感じることはございますか?


エンジニアが足りていないことです。弊社エンジニア社員は約30名おりますが、その他に、外部にお願いしている人数が90人/月ほどいます。ときには、サーバーレス開発以外の開発もお願いされることもあるのですが、若手のエンジニアが多いので苦戦することも多いです。


もがきながらも理念でもある「お客さんと向き合う」ことを実践しようとするのですが、簡単ではないため、社内教育にもしっかり取り組んでいきたいと思っています。弊社は今後、サーバーレスだけを提供するもりはなく、モダンな技術を取り入れて技術領域でエンジニア社員にノウハウが貯まるようにしていきたいと考えているため、違う技術領域での展開も検討しています。これらの課題を解決するにはエンジニアを確保が不可欠なため、採用にも力を入れたいですね。

 

ビジネス展開より業界・社会に貢献。ITの力で恩返しを


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。


ビジネス展開というよりは業界や社会に貢献していきたいと思っています。ホームページにも載せているのですが、例えばAmazonのAlexaスキルでは、地震レーダーを提供し、地震の最新情報を無料で提供してくれるなどのサービスがあります。またWithコロナと言われる現在に向け、”ソーシャルディスタンス(社会的距離)”確保・「密」を避けての行動をフォローする為、街別人口増減の確認が可能な「街別デイリークラウド」もご提供、今後も社会貢献ができる仕組みを作りたいですね。


また、弊社はシステムエンジニアリングスサービス推進組合の事務局を運営していたり、システムデベロッパーのコミュニティを作って分科会を開いたりしていて、IT業界のつながりが多いのが特徴です。そのため、我々が活躍することによってIT業界全体に価値が見出せるのではないかと考えています。私たちも周りに支えられえて事業が成り立っているので、恩返しできるようなサービス、仕組みに本腰を入れて注力していきたいと思っています。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?

 

コンピテンシーや指針を明確にしており、「日々反省して前向きにやろう」とか「ありがとうと素直に言える努力をしよう」など基本的なことにもしっかりと向き合うことを理念に掲げている会社です。その理念に共感いただき、サーバーレスという技術領域の部分にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。

 

--本日はどうもありがとうございました。


 

株式会社ONE WEDGE

​​https://onewedge.co.jp/


 

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