MindMeisterとは?
ビジネスを進めていく上では、多くの事柄を同時並行的に考えなければいけません。考えることはとても大切なことですが、あれもこれも考えていると、頭の中がごちゃごちゃになってしまい、整理がつかなくなってしまうこともあるでしょう。
そのようなときにはマインドマップにまとめるのがおすすめです。マインドマップは手書きで作成することもできますが、マインドマップツールを使うと、スマホやパソコンでメモ代わりに使うことができるのでとても便利です。
従来、マインドマップツールというと、Xmindが有名でした。しかし、近年、XmindからMindMeisterに乗り換える方が増加しているようです。この記事では、MindMeisterとはどのようなツールで、Xmindと比較するとどのような違いがあるのか、詳しくみていきましょう。
クラウド型マインドマップツール
MindMeisterとは、どのようなツールなのでしょうか。MindMeisterとは、クラウド型のマインドマップツールのことです。クラウド型なので、オンライン上で利用します。スマホで利用するときにはアプリがありますが、パソコンで利用するときにはブラウザから利用します。
オンラインで利用できるので、同じマインドマップをパソコンだけでなく、スマホやタブレットで同期して閲覧したり編集したりできるほか、他のメンバーを招待して、同じ場所にいなくても同時に編集することもできます。
そもそもマインドマップとは?
MindMeisterはマインドマップツールですが、そもそも、マインドマップとはどのようなものなのでしょうか。マインドマップとは、イギリスの教育者トニー・ブザンが提唱したノート法です。
脳内のシナプスの結合と同じ発想の広がりを紙の上に表現することで思考を可視化して整理することができます。
思考を整理したり、アイデアを広げたりできるので、ビジネス分野でも沢山の人が活用しています。また、記憶もしやすくなることから、教育現場でも広く利用されています。
もともとは紙とペンで作成するものでしたが、近年はXmindのようにパソコン上で簡単に作成できるマインドマップツールが登場し、パソコンやスマホで気軽に作成して活用する人が増加中です。
MindMeisterとXmindを比較すると?
MindMeisterは世界中で利用されているマインドマップツールですが、MindMeister以上にユーザー数が多いマインドマップツールがXmindです。マインドマップツールを使い始めたいと考えている方の多くが、MindMeisterとXmimdのどちらがいいのか迷うようですが、比較するとどのような違いがあるのでしょうか。MindMeisterとXmindの違いを比較してみましょう。
利用環境の違い
MindMeisterとXmindを利用環境の違いで比較してみましょう。
MindMeisterの利用環境はオンラインでのクラウド環境です。作成するマインドマップはクラウド上に保存されるので、パソコンやスマホのストレージを利用しません。クラウド環境なので、オンライン上での同期や共有が簡単にできます。
一方、Xmindの利用環境はインストール型です。ソフトをパソコンにインストールして利用します。作成したマインドマップは基本的にパソコンやスマホに保存されます。Xmindの専用サーバーにマインドマップをアップロードすれば同期や共有もできますが、複数人での同時編集はできません。
また、Xmindは低スペックパソコンでは、パソコンに負荷をかけて動作が重くなることがあります。
料金面での比較
MindMeisterとXmindを料金の違いで比較してみましょう。
まず、どちらも無料版が利用できます。どちらも無料版には機能に制限がありますが、無料版でも十分だという方も多く、無料版で使い続けている方もたくさんいます。
有料版の料金は、現在はどちらもサブスクリプションで提供されています。XmindはXmind8までは買切り版でしたが、最新のXmind2022からはサブスクリプションの料金プランに変更されています。
MindMeisterとXmindの料金プランは次のとおりです。
MindMeisterの料金プラン | パーソナル | プロ | ビジネス |
年間料金(税込/1ユーザー) | 9,240円 | 13,860円 | 23,760円 |
Xmind2022の料金プラン | 有料版 |
年間料金(税込) | 6,800円 |
MindMeisterは利用用途に応じて使える機能が違う3つの料金プランが用意されています。最も安い料金プランでも年額9,240円です。
一方、Xmindは年額6,800円です。利用用途に応じた料金プランに違いはありません。料金面だけでみたら有料版はXmindの方が比較的使いやすいでしょう。
また、現在でも買切り型のXmind8も販売されていて、こちらの料金はシングルライセンスで税込13,036円です。Xmind8は1回料金を支払えばその後の料金は発生しません。
ただし、Windows11、最新版のMacOSのチップは動作保証対象外なので注意しましょう。
作成可能マップ数
無料版で利用する場合の比較ポイントに、MindMeisterとXmindでは作成できるマインドマップ数の制限があります。
MindMeisterの無料版では3つまでしか作成できません。しかもエクスポートや印刷をすると透かしが入ります。Xmindでは無制限に作成できて透かしも入りません。
どちらがおすすめ?
MindMeisterとXmindを比較してどちらがおすすめなのかは、人それぞれによって異なるでしょう。
オンライン版で同期や共同編集機能が使いたいという場合にはMindMeister一択です。しかし、オンライン版である必要がないという場合には、機能面などで比較してみるとXmindで十分です。
無料版で利用する場合には作成できる数と透かしが比較ポイントです。たくさんマップを作りたくて、透かしが入らない方がいいという場合には、Xmindがおすすめです。
どちらも無料で使うことができるので、実際に無料版の使い勝手を比較して、違いを体感してみるといいでしょう。
MindMeisterの使い方
MindMeisterの使い方を具体的にみていきましょう。MindMeisterのアカウントの登録の使い方から、マインドマップを作成する使い方、また覚えておくととても便利なショートカットキーの使い方までご紹介します。
登録方法
MindMeisterはオンラインツールなので、登録もWeb上で行います。ブラウザでMindMeisterの公式ホームページへアクセスしてアカウントの登録を行いましょう。
MindMeisterへの登録はGoogleアカウント連携もしくはメールアドレスなどでできます。「Googleにログイン」をクリックすると、Googleアカウントの選択画面が表示されます。MindMeisterのアカウント登録に利用するGoogleアカウントを選択しましょう。
Googleアカウント以外の登録方法を選択する場合には、「あなたのメールアドレスで登録」をクリックします。メールアドレスの入力画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを登録します。
「あなたのメールアドレスで登録」の画面から「または他のサービスで登録する」をクリックすると、Microsoft、Apple、Facebook、Biggerplateのアカウント連携で登録することもできます。
アカウントの登録ができたら、初期設定の登録画面が開きます。MindMeisterはチームとして利用することができるので、まずはチーム名を登録します。1人で利用する場合もチーム名が必要です。
複数人でチームとして利用する場合には、参加者の登録もここでできます。MindMeisterのマインドマップに招待するメンバーのメールアドレスを登録しましょう。
マインドマップを利用する用途を選択します。
用途の登録ができたら、MindMeisterでのマインドマップ作成画面のトップページが開きました。
マインドマップの作成方法
次にMindMeisterでマインドマップを作成する使い方について解説します。まずはマインドマップを新規作成しましょう。
MindMeisterの「マイマップ」のトップページを開いたら、「+」をクリックして「新しいマインドマップ」を選択します。
レイアウトの選択画面が開きます。今回は「マインドマップ」を選択しましょう。
マインドマップの新規作成ページが開きました。
画面の中央の部分にマインドマップのタイトルを入力します。今回は「新規アイデア」と入力してみましょう。
タイトルを入力したら、トピックにキーワードを入力してアイデアを広げていきます。トピックを増やしたいときには、トピックを増やしたい位置の画面上の「+」をクリックすると増やすことができます。
文字のフォントや色などを変更したいときには、変更したいキーワードの右肩にある「…」をクリックします。
すると文字色やフォント、文字の大きさなどを変更できるメニューが開きます。
ショートカットキー
MindMeisterの使い方では、ショートカットキーを使うととても便利です。トピックを横に広げる、同じ階層に別のトピックを作成する、といった作業を、その都度クリックで行うのは、MindMeisterの使い方としてとても非効率です。
MindMeisterの使い方の中でもとても便利なショートカットキーをご紹介します。
ショートカットキー | 操作 |
Tab | 新しいトピックを横に追加 |
Enter | 新しいトピックを縦に追加 |
DeleteまたはBackSpace | トピックの削除 |
CommandもしくはCtrl + Z | 操作の取り消し |
CommandもしくはCtrl + Y | 操作のやり直し |
OptionもしくはAlt + C | コネクション(任意のトピック同士を接続) |
CommandもしくはCtrl + A | トピックを切り離して独立させる |
CommandもしくはCtrl + . | フォーカスモードへ切り替え |
CommandもしくはCtrl + B | フォントを太字にする |
CommandもしくはCtrl + I | フォントをイタリック体にする |
CommandもしくはCtrl + Enter またはF2 |
トピック内のテキストを編集する |
Shift + Enter | 改行を加える |
MindMeisterの活用方法
MindMeisterはどのような場面で活用するのに適しているのでしょうか。MindMeisterのおすすめの使い方や活用法とはどのようなものか解説します。
ITチームでの活用
MindMeisterの活用がおすすめなのは、ITチームでの活用です。ITチームでは優れたシステムを構築するために、顧客からの要望をしっかりと理解した上で、慎重に開発計画を練り、実行していかなければいけません。
その過程で、MindMeisterで作成するマインドマップがとても役立ちます。MindMeisterでは、共同ブレーンストーミング、計画立案、メモ作成などをメンバー間でマップを同期して行うことができます。1つのマップでプロジェクトの全体を把握できるので、メンバー全員がプロジェクトの全体像を把握するのに役立つでしょう。
マーケティングでの活用
MindMeisterはマーケティング担当者が活用するのもおすすめです。世界中の優秀なマーケティング担当者が、マインドマップを利用してアイデアノートを作成しています。そのためのツールとして、MindMeisterが使われています。
MindMeisterで作成するマインドマップでは、ブレインストーミングが簡単にできます。共有している遠方の人たちにもアイデアやフィードバックをマップ上に書き込んでもらうことで、それまで誰も思いつかなかったような、斬新なアイデアが生まれるでしょう。
また、MindMeisterにはプレゼンテーションモードもあります。MindMeisterを使えば、マーケティング戦略を視覚的にわかりやすいマインドマップで上司やクライアントにプレゼンすることが可能です。
コンサルティングでの活用
MindMeisterで作成するマインドマップは多くのコンサルタントにも活用されています。
クライアントからのヒアリングの内容をMindMeisterでマインドマップにまとめると、クライアントの真の目的を理解しやすくなり、信頼の関係に最も大切な相互理解が深まります。
マインドマップなら、同じマップ上にコンサルタントが提案する戦略も広げていくことができるので、より効果的なコミュニケーションツールとして役立ちます。
プロジェクトの始まりから終わりまで、MindMeisterで同じマインドマップを共有し続けることで、クライアントとの強いエンゲージメントを築き上げることができるでしょう。
経営での活用
MindMeisterで作成するマインドマップは経営層の意思決定にも活用することができます。
MindMeisterはブレインストーミングに活用できるので、経営チームのメンバーがそれぞれ持っているアイデアと計画を、1枚のマップ上に共有することができます。
経営課題や社内の状況をMindMeisterでマインドマップにすることで、解決するべき課題が可視化されて、優先順位を付けることが可能になります。社内の状況を1枚のマップに集中的にまとめることで、意思決定をスムーズに進められるようになるでしょう。
学習での活用
MindMeisterは学習でも活用することができます。勉強するときには、覚える事柄を自分なりにまとめるためにノートにまとめますが、マインドマップで学習用のノートを作成すると、大学ノートでまとめるよりも早くノートを作れて、なおかつ記憶しやすい事がわかっています。
マインドマップは基本的にキーワードを連結していきます。書き込む内容が文章ではなく単語が主体なので、ノートの作成が早くなります。
また、キーワードを関連づけてトピックとして結びつけていくので、項目ごとの関連性をわかりやすくまとめることができます。MindMeisterを使うと、色やメモなどを効果的に活用できるので、より覚えやすくわかりやすいノートを作ることができるのです。
ビジネスパーソンも生涯新しい事柄を学び続ける必要があると言われています。ぜひ、個人やチームでの学習にMindMeisterを活用してみましょう。
教育での活用
MindMeisterは学生個人の学習だけでなく、教育現場でも活用されています。
教師や講師たちの多くは授業計画や講義用のノートをマインドマップで作成しています。1つのテーマにつき、1つの講義用マインドマップを作成しておくだけで、与えられた時間に応じて、その時々でマップのどこの部分までを扱うか、柔軟に決めることができます。
学生たちにマインドマップの使い方を教えることで、ブレインストーミングに活用したり、暗記用のノートを作成させたりすることができます。マインドマップを使うことで、記憶力は15%から30%良くなると言われています。
MindMeisterで作成したマインドマップを授業に活用することで、教師は学生たちの学習意欲を高めてより良い成績を治められるように支援することが可能になるでしょう。
変化の激しいビジネスの現場でも、セミナーなどを開催する人が増えています。MindMeisterで講義用ノートを作ったり、受講者たちのブレインストーミングに活用したりすることで、より良い成果を上げられるようになるでしょう。
MindMeisterの口コミ・評判
MindMeisterを実際に使った人からはどのような口コミや評判が寄せられているのでしょうか。MindMeisterの口コミや評判を、使ってよかったという評判と、改善を求める評判に分けてみていきましょう。
使ってよかったという口コミ・評判
MindMeisterを使って良かったという口コミや評判は次のとおりです。
「新規プロジェクトを立ち上げる前の準備段階でのブレインストーミングに活用しました。最初は使い方などが慣れずに戸惑いがありましたが、使っていくうちに慣れていきました。
真ん中のメインテーマからトピックを分岐させながら、メンバーで議論を深めていくような体験は今までになく、新しい思考の形を体感させてもらえました。アプリ版もあり、スキマ時間に思いついたことを付け加えることもスマホから簡単にできるのもよかった。」
「キーボードだけで操作できるのがとてもいいです。マウスやトラックパッドでその都度操作をしなくても、勝手に枝が配置されていくので、情報をまとめる作業が効率的にできます。情報をまとめたり、プレゼン資料を作るための準備に活用しています。」
「アイデアを初期段階でまとめるのに活用しています。頭の中にごちゃごちゃとしている情報を、パソコンを立ち上げてブラウザからアクセスして、とにかくキーワードでつなげながら書き出していくと、不思議とアイデアがまとまっていきます。使い方はブラウザからログインするだけでよく、キーボード操作だけでいいのも気に入っています。」
「マインドマップ作成ソフトは他にもあるが、MindMeisterは直感的な操作に優れているのがいい。テンプレートが複数用意されているので、さまざまな形のマップを選ぶことができる。アプリ版があるので、出先でもスマホやタブレットから確認したり、編集したりできるのもいい。」
「業務のフローを整理するのに活用しています。ごちゃごちゃしているやるべきことをMindMeisterでマップにまとめて整理して、情報の把握と整理をしています。」
改善を求める口コミ・評判
MindMeisterに改善を求めたいという口コミや評判です。
「クラウド型ツールなのはいいと思うが、時々ネット環境なのか、動作がもたつくことがある。いつでも軽く動作するようになるといいと思う。」
「現在のバージョンは新旧入り乱れていて、アプリ版が最新版に対応していません。そのために、最新版で作ってしまうとスマホで確認できない状態になってしまうのを早く対応してほしいです。」
「直感的にキーボードだけで操作できるのはいいが、反面、見栄えにこだわろうとすると、かなり大変なことになる。装飾用ツールがとても少なく、デザイン性へはこだわらないほうがいいようだ。」
「アプリ版では改行ができない。色分けや強調も操作が難しい。アプリ版の使い方をもう少し使いやすくしてもらえると助かる。」
MindMeisterで作成するマインドマップで仕事や学習の幅を広げよう!
MindMeisterはマインドマップを今まで活用してきた人にも、まだマインドマップを使ったことがない人にも使いやすいツールでしょう。Xmindと比較すると、クラウド型ツールなので、低スペックPCでも動作しやすいというメリットもあります。
使い方も簡単で、無料でも利用できます。他のマインドマップツールからのインポートも可能なので、ぜひ一度、MindMeisterがどのような使い勝手なのか、試してみましょう。
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