長谷川亮太(はせがわ・りょうた)
カテゴリ: 人材 従業員数: 11人~30人
株式会社LvC 代表取締役
大学卒業後、外資系HR企業に入り、約2000人いる会社の中で8年に渡りトップクラスの成績をおさめる。数々の表彰実績、年間最優秀MVPにも複数回選出され、日本で1人海外研修にも参加。今までキャリア支援をした方は数千名を超える。現在は株式会社LvCの代表取締役として『子どもがオトナにあこがれるシャカイをつくりたい』というビジョンのもと、素敵なオトナを沢山増やすべく、素敵なオトナという定義の一つは自分自身でキャリアを選択できるオトナと定義づけし、選択できるオトナを増やすための事業を展開。ベンチャーキャピタル事業、企業の採用DX、ブランディング(SNS戦略含む)、人材支援等を行っている。
その他、上場企業の顧問や大学の客員教授、学生の起業家ビジネスコンテストの審査員等も務めている。
企業に限らず、個人を支援する事業も行う「株式会社LvC」子どもがオトナに憧れるシャカイをつくるべく、日々奔走をされています。それに至った背景、事業とはどういったものなのか?代表取締役の長谷川亮太氏にお話を伺いました。
きっかけは交流会への参加による同世代の人たちの出会い
--本日はよろしくお願いします。早速ですが、長谷川さんが起業されたきっかけをお聞かせください。
大学卒業後、外資系のHR支援を全般的にやっている会社に入りました。アメリカが本社の会社で、日本法人でだいたい2,000人くらいの会社です。そこで8年にわたってずっとトップクラスの成績で度々表彰されて、日本で1人アメリカ本社の研修にも行きました。
仕事としては、主に企業側の採用領域のコンサルティングで採用戦略を考えたり、人材の支援をしたり、場合によっては組織支援をやらせていただいたりもしました。成績も良かったので給与自体も良かったですし、何不自由ない生活をしてたんですが、ある時参加した交流会で私の同世代の知り合いに出会いまして、そこで自分が見ている世界と彼らが見ている世界の違いに非常に刺激を受けました。
自分が刺激を受けた同世代の方々に自分の尊敬している人生の大先輩を紹介したのですが、同様にその先輩も話についていけてなかったのです。その時、年齢関係なくこのまま自分が会社にいたとしても成長が少ないのではないかという危機感を覚えました。
そして、それから自分が思う優秀だと思う方々と、休日などに積極的に会うようにしていきました。ふと考えてみたときに、そういった自分が良いなと思えるような人たちの大半が起業家だったことに気が付いたのです。その影響から、自分で起業してみるのもいいなと思ったことがはじまりです。
元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんの有名なコトバに
人間は決意することに意味はない。人間が変わる方法は三つだけ。
時間配分を変える
住む場所を変える
付き合う人を変える
そして、もっとも無意味なのが「決意を新たにする」こと。
というものがあります。
まさに自分は住む場所と付き合う人が変わったことで大きく本当に変わりました。おそらく付き合うコミニティが会社員時代と同じであれば、起業はしてないと思います。
起業するにしても会社に居続けるにしても、自分が成長したいと思ったら、優秀だと感じるメンバー達と多く関わることをおすすめします!
--関わる人の影響は非常に大きなものですよね。貴社で掲げられているビジョンなどはございますか?
「子どもがオトナに憧れるシャカイ」をつくりたいです。
自分は小さい頃からずっと大人になりたくないと思っていました。それはなぜかと深堀していくと、周りに「自分がこんな風になりたい!」と憧れるような大人がほとんどいなかったのです。
オトナになれば好きな所に旅行することが出来て、子供よりやれることが多くて楽しいはずなのに、どうして大人は楽しそうじゃないんだろう、と小学生の頃思っていました。
そこに対して自分が出した答えは、個人においてキャリアを選択できないからではないか?でした。年を取ればとるほど選択肢が増えそうで、実はほとんどの方が減っているのが現状です。なぜなら会社に依存し、『就社』してしまっている人が非常に多いためです。
スキルがないために、会社を辞めたい時に辞めるという選択肢が持てず、人間関係がうまくいかなくても我慢するしかありません。20代の頃は周りからちやほやされますが、そのまま気づかず歳を重ねて、40代や50代になってしまうと、会社に依存することになってしまうのです。
そこで、大半の方が『就社』してしまっているという現状を変え、『就職』できる方を増やし、早い段階からキャリアの高さをつくれるような人を増やすきっかけになりたい、と考えました。
企業と個人を支援する事業について
--貴社の事業内容についてお聞かせください
経営資源である、ヒト、モノ、カネ、情報の中でも、ヒトの領域を中心に主に4つの事業をおこなっております。詳しい事業としては下記のようになっています。
・採用DXコンサルティング事業(採用戦略〜SNS等を活用した母集団形成、ブランディング、採用DX支援、研修など)
・人材紹介(ハイクラス/優秀ポテンシャル層のご紹介)SES、キャスティング事業
・キャリアカウンセリング事業(選択肢を持てるような戦略的なキャリア構築)
・シード向けベンチャーキャピタル事業
--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。
課題解決におけるプロフェッショナルが揃っている点が強みです。
弊社はコンサルティングファームやHR領域を10年以上経験しているようなメンバーで代表や役員が構成されており、加えて、現代のブランディングに欠かせないSNS戦略(Twitter、LINE、Instagram、TikTok、YouTube)に強い支援メンバー、DX領域に必要なコンサルティング出身者、エンジア、デザイナー等が複数在籍しております。
特に、規模に関わらずDXを推進している企業や、スタートアップで優秀なヒトを集めることに課題をもっている企業の支援に強みをもっております。
また、弊社では採用DXに限らず、採用戦略設計、採用広報/採用ブランディングから中途採用、その後の育成戦略や研修までトータルで支援することが可能です。
つまり、企業の向かいたい方向に必要なための人事領域を、まるっとおまかせ頂けます。
さらに、エンジニアやデータサイエンティスト、デザイナー等の出身者がいるため、そういった専門職の候補者を紹介するにあたっての目利きがしっかりしています。
人材業界の人間には専門職のことを聞いても分からないという問題をよく聞きますが、弊社は専門性を持った人が紹介を行うケースが多いため、大きな強みとなっています。
その他の強みですと、ハイクラス/優秀ポテンシャル層の母集団形成を得意としており、データベース以外にリファルをはじめとした集客で、多くの方にご登録頂いておりますので、スピーディーに紹介をさせて頂くことが可能です。
ステキな個人、企業を増やすためのHR領域の「ドラえもん」的存在でありたい
--今後の中長期的な事業展望について教えていただけますか
弊社は、子供がオトナに憧れるシャカイをつくるべく、ステキな個人、企業を増やすためのHR領域の「ドラえもん」的存在でありたいと思っています。
ドラえもんはのび太君が困ったとき、要望に応じた道具をだして悩みを解決してあげますよね?弊社はHRを軸に企業においても個人のキャリアにおいても、一緒に伴奏して解決できる存在でありたいと思っています。
その実現に向けて新たな事業も次々と作っていきます。
必要とあれば、素敵なVCやファンドの方々と一緒に動き、DX推進が必要な企業や、これから世の中の変革をしていくベンチャーのHR支援をどんどん支援して参ります。
また、現在はHRを軸に事業を展開していますが、今後は違った領域の事業も考えられます。例えば、対個人においては、キャリアを選択できるオトナを増やすべく、
1、起業家になりたい方に投資
今も日々起業家から相談をうけていますが、世の中を変革できそうな事業アイディアを持っている、シード段階の事業、起業家に投資を実施していきます。
2、常に選択肢持てる状態をつくるべく『就社』ではなく、『就職』を支援
弊社はメタボは体だけでなく、キャリアにもあると考えており、希望者には、『キャリアメタボ』診断というのを実施し、現在どれくらいキャリアメタボになっているかをチェックさせてもらい、そういった方々の『就職』を支援していきます。
3、副業/副業支援
こちらは、さまざまな事情で現職に留まる方に副業のお仕事をご紹介していきます。
4、ライフビジョン版のライザップ
多くの方は、現状となりたい姿の間にギャップがあります。そこに対していろいろコンテンツを作っていますが、大事なことは習慣化させることです。
なりたい姿に向けた目標を定め、そこにコミットすべく、伴走していくような事業をイメージしています。人間は基本怠惰だと考えており、自分一人では中々目標達成が難しいからこそ、このような事業が必要だと思います。
このように、自分でキャリアを選択できるオトナを増やすための事業をどんどん展開していきたいです。
--ありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?
規模感に関わらず、HRを軸に採用DXや採用関連に困ってる企業や長期的な目線で採用活動をしたいと思っている企業には、まるっと相談に乗ることができるので、ぜひお声掛けいただければと思います。
それぞれのフェーズに合わせた人材を支援させていただくことが可能なので、お役に立てると思います。
--本日はどうもありがとうございました。
株式会社LvC
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