働く人の時間、お客様のお問い合わせ。どちらも大切にしたい想いから生まれた「IVRy」で、すべてのお問い合わせを効率化する。

働く人の時間、お客様のお問い合わせ。どちらも大切にしたい想いから生まれた「IVRy」で、すべてのお問い合わせを効率化する。

株式会社IVRy 代表取締役 奥西 亮賀

カテゴリ: IT・情報通信、従業員数:

2021.12.18

奥西 亮賀(おくにし・りょうが)

株式会社IVRy 代表取締役

同志社大学院理工学部、同大学院情報工学科を卒業。2015年にリクルートホールディングスにUI/UXディレクターとして入社。保険関連やEC事業の立ち上げに関わり、リーダーやプロダクトマネージャーも経験する。2019年に株式会社IVRyを設立し、代表取締役に就任。電話自動応答システム「IVRy(アイブリー)」の開発をはじめ、各種システム開発、サービスの運営など行う。

企業への問い合わせはチャットを使用することが増えてきましたが、すべてのお問い合わせの基本は電話ではないでしょうか。しかし、チャットなどと比べると電話でのお問い合わせは効率化が難しい、そんなイメージがあるかもしれません。そのイメージを覆す新たな自動応答サービス「IVRy(アイブリー)」を生み出したのが株式会社IVRyです。「IVRy」が生まれた経緯や、今後の事業展開について奥西代表取締役にお話を伺いました。


 

アプリ開発からビジネスを学ぶことの大切さを実感


 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、奥西さんが起業されたきっかけをお聞かせください。

 

はい、大学在学中から起業をしたいと考えていました。当時はスマートフォンが登場しiOSやAndroidが流行していたので、友人とアプリ開発に熱中していたのです。理工学や情報工学を専攻していたので、システムをつくることは簡単でした。しかし、それをビジネスにし、お金を生み出す方法がわからなかったのです。その頃はせっかく良いアプリをつくっても認知度がなかったり、使い方がわからないと言われたりすることが多くありました。

 

そこで卒業後は就職し、実践しながら学ぶことで足りないスキルを習得しようと考え、2015年に株式会社リクルートホールディングスに新卒で入社しました。1年目はUI/UXディレクターとしてスタートし、保険関連の新規事業に携わります。2年目以降は、リーダーやEC事業のプロダクトマネージャーも務めました。

 

会社員生活が4年目を迎えた頃、ビジネスの知識や経験を十分に得ることができたと感じ、リクルートホールディングスを退職。2019年に株式会社IVRyを設立しました。


 

スモールビジネスに特化した「IVRy」の誕生

 


--貴社の主軸事業である「IVRy」について詳しくお伺いできますでしょうか。

 

「IVRy」とは、月額3,000円から使用できる電話自動応答サービスです。電話で問い合わせをした際に、自動音声で案内が流れるのを聞いた経験があると思います。この電話自動応答サービスを、飲食店などのスモールビジネスを展開している企業に向けて開発しました。


もともと電話自動応答サービスは、システムの開発だけでも数百万〜数千万円のコストがかかります。最近ではコールセンター向けに普及したことで導入コストは下がってきましたが、それでも十万単位のイニシャルコスト、数万円のランニングコストが必要です。

これらの実情を踏まえ、電話での問い合わせに最も困っているのはどのような業種なのかをリサーチしました。そして、まだ電話自動応答サービスが普及していない飲食業界に着目したのです。


飲食店では、最も忙しい時間帯であるランチタイムやディナータイムに電話予約や問い合わせがあると作業が一時中断されてしまいます。作業が止まってしまうことで、働く人のストレスになったり、サービスの質が低下したりすることに繋がると考えたのです。


これらの問題を解消するために、スモールビジネス向けに価格を抑えた電話自動応答サービスを実現できないかと考案し、開発したのが「IVRy」です。

https://ivry.jp


 

--実際に導入しているのはどんな業種でしょうか。


もともとは飲食店等を想像しておりましたが、最近では病院やクリニックで採用いただくことが増えています。医療機関ではコロナワクチンの問い合わせが増加したため、緊急の電話が繋がりにくくなったり、職員が一日中電話対応に追われたりといった問題が起こっていました。実際に「IVRy」を導入した医療機関からは、サービスを利用することで、その問題が解消されたとお声をいただいています。


また、在宅勤務を推奨している企業でも導入が増加しています。会社の方針として在宅勤務を推奨したいが、誰が電話対応をするのかといった悩みや、出社した社員に電話の業務が集中してしまい、本来の業務が進まないという問題も解決できるためです。


その他には、リラクゼーション、美容室、キャンプ場、害獣駆除業など、多岐にわたる業種で導入例が増加しています。

■導入事例:https://ivry.jp/case


 

--「IVRy」の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。


まずは、使いやすさです。これまでの自動応答サービスはコールセンターで働く人にとっては使いやすかったのですが、スモールビジネス向けに使いやすい自動応答サービスがありませんでした。「IVRy」は直感的に使える設定で、誰でも使いやすい操作性が特徴です。また、申込みはすべてWEB上で完結し、最短5分で利用開始できます。


もう一つの強みは安価で様々なカスタマイズができることです。月額3,000円から導入することができるので、従量課金制の通話料と合わせても月額1万円以下で利用できることが多いです。また、ほとんどの機能が月額内で利用できるため、追加料金なしで自由に細かなカスタマイズができます。たとえば、独自の受電ルールを設定したり、受け答えを自由につくることが可能です。


導入をおすすめするのは月に10件以上電話問い合わせがある企業です。すでに導入してただいたクライアント様からは、便利さや効率向上を実感したと好評価をいただいています。



すべての電話お問い合わせを効率化し、業務に集中できる環境を


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。

電話業務の改善に関するサービスを基軸に展開していきたいと考えています。現在、「IVRy」のさらなるアップデートを考え、インフラ等の補強を行っています。また、「IVRy」をアプリ化し、アプリで受電できるよう進めており、今後さらに「IVRy」を使いやすくすることで、電話業務の課題解決に取り組んでいきたいですね。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?


昨今、DX化が各企業のテーマになっているように感じます。お問い合わせもチャットなどを使用し対応することは増えていますが、電話対応の効率化は忘れ去られている傾向があります。電話の使用頻度が下がってきてはいるものの、首都圏、地方に関係なく、今後も電話でのお問い合わせがまったくなくなることはないでしょう。電話対応は効率化できないとお考えの企業様や、人手不足や採用コストでお悩みの企業様はぜひ一度お問い合わせください。

■サービスサイト:https://ivry.jp



--本日はどうもありがとうございました。


 

株式会社IVRy

https://ivry.work/


 

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プロフィール

株式会社IVRy代表取締役

奥西 亮賀

クラウド型電話自動応答(IVR)サービス「IVRy(アイブリー)」の運営をしています。 IVRy(アイブリー)とは、月額3000円から自由な電話自動応答システム(IVRシステム)を最短5分で作成できるサービスです。

会社情報

株式会社IVRy
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