そろばんによる能力開発に特化した教育を、多くの人へ届けたい。

そろばんによる能力開発に特化した教育を、多くの人へ届けたい。

株式会社イシド 代表取締役 沼田 紀代美

カテゴリ: 、従業員数: 100〜299

2022.02.21

沼田紀代美(ぬまた・きよみ)

株式会社イシド 代表取締役 ​​


 

1969年、北海道出身。20代は幼稚園や障がい児施設に勤務し、結婚を機に専業主婦の道へ。その後、「石戸珠算学園」の折込チラシをきっかけに1999年、株式会社イシドに入社。入社半年で佐倉市と千葉市緑区の教室長に就任。同時に「インターネットそろばん学校」設立の中心メンバーに抜擢される。その後、フランチャイズ事業などに携わり、常務取締役を経て、2011年に代表取締役社長に就任。

 

 

そろばんによる能力開発に特化した教育事業を展開する「株式会社イシド」。特に幼児教育に特化されたプログラムによって子供たちのマインドや右脳開発を促し、よりその可能性を広げる活動を主にしております。そんな独自の教育を行う「株式会社イシド」の今後の展開は如何なるものなのか?代表取締役社長の沼田様にお話を伺いました。

 


きっかけは「株式会社イシド」との出会い


--本日はよろしくお願いします。早速ですが、沼田さんが起業されたきっかけをお聞かせください。
 

この会社に入社する前は、幼稚園の先生や障害児教育の現場にいました。その後、結婚を機に北海道から千葉に引っ越しをしました。そこからは仕事を離れて専業主婦をしていたのですが、その間に株式会社イシドと出会ったのです。
 

イシドが展開している、そろばんを活用した能力開発に魅力を感じ、先生として入社しました。今年で創業48年になり、私が入社したのはちょうど22年前、そこから、10年前に代表取締役に就任しました。 


 

幼少期の成功体験が、その後の成長に大きく関係する

 

 


--現在フランチャイズ事業を中心に事業展開されていると思いますが、改めてご説明をお願い致します。

 

弊社では、「いしど式」という独自のそろばん教育法を活用した、子供たちの能力開発を行っています。
 

日本を中心に世界各地に展開しており、その数は世界6ヶ国、280教室にもなります。進出している国は、グアテマラ、ポーランド、ルーマニア、ドイツ、モンゴル、UAEです。日本では関東圏、大阪、九州エリアが多いですが、北は秋田県から南は宮崎県まで進出しています。

 

世間一般的には、そろばんは古い道具であり、今の時代に必要ないのではないかと思われることもあります。しかし、その効果や教育の有効性を知り、ぜひやりたいという方の声を励みに展開しております。

 

 

--フランチャイズで加盟いただいている校数はどのくらいでしょうか。

 

39教室が直営で残りがフランチャイズです。

 

日本も同様ですが、通常であればフランチャイズはドミナント戦略でこの地域に出店するということで拡大をしていく方法をとります。しかし、そろばんはメジャーではないため、一般のフランチャイズのように場所ありきで開拓をしていっても、決してうまくいかないと思っています。

 

そうではなく、先生として開業をしたい人や教育事業、そろばんに魅力を感じてもらって事業に参入した人など、そろばんをやりたいという方がいたら、地域に根差したところで開校ができるということで展開をできるようにしています。

 

ドミナント戦略を取らなくてもいいように、スーパーバイザーを配置する形ではなく、web上のクラウドで生徒管理ができ、かつ品質管理も一緒に出来る方式にしているため、世界中どこに拠点を持っても私達はコミュニケーションが取れるようになっています。

 

現在は合わせて2万人超えの生徒さんにご利用いただいています。

 

 

--現在では数字に強い、理系人材は企業でも重宝されていますよね。

 

そうですね。米国の大手IT企業であるGAFAにインド人のCEOがズラッと並んだことが有名ですが、それは理系の強さを表しています。

 

以前、理系に強いインドの教育は何をしているんだというテレビの特集があったのですが、そこではそろばんを持っていしど式の勉強をしている子供たちの姿がありました。IT化が進む現代だからこそ、幼少期からの理系教育は必要不可欠であり、弊社のそろばん教育はそれが実現できると考えています。

 

 

--そうなると、生徒さんの年齢層としては幼児や小学生なのでしょうか。

 

下は3歳からです。数字を読む、書く、数を数えることができれば入学の受け入れ対象になるので、早いお子さんは3歳からやられています。

 

上は特に年齢を決めていないので、私が知る限り一番ご高齢の方では昭和一桁の方がいらっしゃいました。試験合格の賞状を見たら、昭和一桁の年代が書いてあり、印刷ミスではないかと、びっくりしたことを覚えています。

 

そろばん教育は痴ほうの改善であったり、脳の活性化に役立つということは科学的にも証明されてるのです。体の健康だけでなく、脳の健康にも気を使っている、という方がご利用いただいております。

 

その他ですと、都内の教室ではOLさんやサラリーマンの方が通っていらっしゃいます。

 



--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。

 

幼児指導に特化している点です。これまでは昔ながらのそろばん教室では、小学校に入学し、掛け算や九九を習ってから、というところが多かったのですが、能力開発のためを考えると早ければ早い方がいいです。

 

特に右脳に関しては幼児期の方が優位性が高いので、私達は独自のカリキュラムを作っており、3歳からでも学習ができる仕組みを持っています。これは弊社の大きな強みだと感じています。
 

また、そろばんの計算だけを覚えればいいということではなくて、幼少期の成功体験が自己肯定感、やればできるんだという気持ちを養成するため、一斉授業ではなく個別対応でやっています。
 

学校教育は一斉授業であるため、生徒は他の生徒との差異を感じやすく、自分はだめだと感じてしまうこともあります。そういった生徒に対して教師が気付いてあげられないのが現状です。

 

一方、弊社の場合は一対一で学習ができるので、生徒がつまずいたら何回も繰り返して学習でき、反対に人よりも早く進めるお子さんはどんどん先に進んでいけるから、常に挑戦しなければいけない、自分より上のすごい子たちもいるということを見て、成長していきます。
 

自分に合った目標設定をして、努力すれば必ずでき、達成できることはとても楽しいということを幼少に知ることが、子供たちの人格であったり可能性を広げる土台にもなります。
 

そのような子供たちを楽しませる仕組み、目標達成に向かわせる仕組みをイメージコントロール法と呼んでいるのですが、そのようなマインドの部分の学習と教育、そして右脳開発に特化したカリキュラムと幼児指導を狩野にしている点が、他のそろばん教室との違いです。


 

独自のそろばん教育をより多くの人に届けたい


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。

 

3ヶ年計画では生徒数10万人を目標にしてます。現在が2万人なので約5倍を目指しています。
 

いしど式の教育を子供に受けさせたいが、近くに教室がなく出来ないという声は多く頂いております。そろばん教育は必要とされている教育方法であり、今後ますます普及させていくことを目標に組織体制を構築していく予定です。
 

そのため、先生がいない問題をタブレットで解決する、また、学校にも取り入れてもらいたいと考えております。それらを可能にする企業様などがいらっしゃれば、是非一度お話したいです。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?
 

お子様に限らず、能力活性や成功体験、目標達成の教育ツールとしてそろばんを幅広い方に活用ができます。
 

学習をしたいお子様、あるいは社員などの学習をしたい方、そろばん塾を提供して教育の価値を提供したい方などがいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。


 

--本日はどうもありがとうございました。


 

株式会社イシド

https://www.soroban.co.jp


 

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プロフィール

株式会社イシド代表取締役

沼田 紀代美

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