亀谷 誠一郎 (かめたに せいいちろう)
株式会社はこ 代表取締役
早稲田大学を卒業。新卒で株式会社サイバーコミュニケーションズに入社。その後、株式会社BBDO J WESTに転職する。2011年より売れるネット広告社の創業メンバーの一人として、コンサルティング部の立ち上げ、「売れるネット広告つくーる」の初期開発責任者など各部署の立ち上げを行い、人事・総務の責任者として会社を成長に導いた。
2015年8月より、「アイデアを形にする」を目標に、株式会社はこを立ち上げ、新規事業支援、営業・マーケティングの改善をサポートを行う。アドテック九州、宣伝会議、東京IT新聞 など講演多数。
時代の変化とともに、インターネットマーケティングは企業にとって欠かせない課題となっています。しかし、深刻な人材不足で、必要な知識を持った人材が自社内におらず悩みを抱えている企業も少なくありません。そのような情勢の中、「時代に合ったマーケティングを考え抜き、今日より少しでも良い明日を作り出す。」という企業理念のもと、幅広く事業を展開する株式会社はこ 代表取締役の亀谷様にお話を伺いました。
会社に価値はない、人にこそ本当の価値がある
--本日はよろしくお願いします。早速ですが、亀谷さんのこれまでのキャリアをお聞かせください。
早稲田大学を卒業した後、株式会社サイバーコミュニケーションズに入社しました。2006年にはサイバー・コミュニケーションズ九州支社を立ち上げを行い、九州エリア長となりました。この頃、“やずや”をはじめ、あらゆる通販会社のネット広告・メディアバイイングを統括するようになりました。その後、株式会社BBDO J WESTに転職して、上海事務室を2010年に立ち上げ、上海事務室長に就任。2011年には、売れるネット広告社の創業メンバーの一人として、コンサルティング部の立ち上げを行い、「売れるネット広告つくーる」の初期開発責任者を務めました。その後、2015年7月に株式会社はこを立ち上げました。
--独立のきっかけとなるような出来事やお考えの変化はあったのでしょうか。
前職の売れるネット広告社は通販コンサルの会社でしたが、通販コンサルだけでなく、縛りなく事業を展開したいという考えがあり、独立しました。広告業界において、本当に価値があるのは、会社ではなく人であると考えており、会社の枠にとらわれず新しいことに挑戦したいという思いで立ち上げました。会社を立ち上げるにあたって、「会社に価値はない、会社の本当の価値はそこに集まる人とアイデアにある。」という考えのもと、はこという社名にしました。
クライアントの課題に対してシームレスに対応
--現在展開されている事業について、改めてご説明をお願い致します。
インターネットマーケティングを中心として事業を展開しています。大きく、プライベートエージェンシー、インターネットの広告運用、制作、システム開発、新規事業の5つを行っています。
--プライベートエージェンシー事業について詳しくお話を伺えますでしょうか。
プライベートエージェンシー事業では商標を取っています。クライアントが自社で広告チームを立ち上げるには、インターネットで幅広い知識と経験が必要となってしまい、非常に作りにくいです。
外部ではありますがまるで社内にチームが存在しているかのように、インターネット事業の運営でお悩みのお客様の状況に合わせてはこの専門チームが代行しています。分からない中でやっていくと費用が必要以上にかかってしまうこともあります。特にネットの場合はシステムが絡んでくるため、知識が必要となります。そういった部分に対してフォローアップをしています。
--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。
商品企画のサポート、ライティングの添削、運用型広告の運用、アフィリエイト広告の運用、タグの管理、各種社内セミナーの実施など、幅広く業務を行っていますが、その中でも一番の優位性は、自ら全ての案件を見ていることだと思っています。現場でこれだけの案件を回せるところはなかなかありません。
社員のやりたいことを全員で形にしていくということも私の目標です。担々麺屋がやりたいという社員がいれば担々麵屋も立ち上げました。担々麺屋がコロナ禍で不調の際には、デリバリー専門のおにぎり屋も立ち上げました。また、直近ではメンズコスメの事業も立ち上げました。これも他社にはない、独自性だと感じています。
また、広告だけしかできないということではなく、クライアントの課題に対してシームレスに対応できることも強みです。当社には営業が1人もいませんし、新規で募集もしていません。それでも当社が事業を拡大できているのには理由があります。それは既存のクライアントの事業に当社が協力することによって、クライアントの事業規模が大きくなっていくので、それに伴い当社も人を増やして大きくなっていくという仕組みがあるからです。
また、インターネット関連ツールの管理を一括して、店舗のデータをデータベース化を行っている点も強みになっています。
現場の最前線で得た知見を次に生かしていく
--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。
広告会社は、他の会社の広告の手伝いをすることで収益を得ています。クライアントの商品を売るためにマーケティング活動を行っている状況です。しかし、売れる商品なら最初から広告会社が入らずとも自社でできるはずです。当社はマーケティングが得意な会社として、自社の事業を伸ばしていきたいと思っています。そのため、プライベートエージェンシー事業と自社事業の両輪を回していきます。
--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?
世の中はどんどん変わっていきます。コロナ禍で大きな変化も起こりました。それに合ったマーケティングの仕方も考えていかなければいけません。当社は現場の最前線で各社と業務をさせていただく中で、その時流にあったマーケティングの考え方ややり方で、これまでの実績を生かしてその時その時にあったマーケティングを提供したいと思っています。これからも変わり続けられる企業になっていきたいです。
--本日はありがとうございました。
株式会社はこ
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