リーガルテックサービスを通じて「法務格差の解消」を目指すGVA TECH株式会社とは。

リーガルテックサービスを通じて「法務格差の解消」を目指すGVA TECH株式会社とは。

GVA TECH株式会社 代表取締役 山本

カテゴリ: IT・情報通信、従業員数: 50〜99

2022.01.07

山本 俊(やまもと しゅん)

GVA TECH株式会社 代表取締役

三重県生まれ。2008年に司法試験に合格し、山梨学院大学法科大学院卒業後、2010年に鳥飼総合法律事務所に入所。2年後に独立し、GVA法律事務所を設立。2017年に現在のGVA TECH株式会社を創業。

人手不足などを背景に、あらゆる業界で利用が進むAI(人工知能)。今回のインタビューは、「法務格差を解消する」をミッションに掲げ、法務とITを組み合わせテクノロジーによる法務業務の効率化を図るサービスを提供しているGVA TECH株式会社(ジーヴァテック)の代表取締役、山本氏にサービス概要や今後のご展望についてお話をお伺いしました。

 

 

弁護士としての経験から「法務格差の解消」を目指す

 


--本日はよろしくお願いします。早速ですが、山本さんのこれまでのキャリアや起業されたきっかけをお聞かせください。

 

私は弁護士資格を取得後に税法に強い鳥飼総合法律事務所に勤めていたのですが、副業としてスタートアップ企業の支援をしてきました。その後、副業での顧問先が増えてきたため、2012年にスタートアップ企業向けの法律事務所としてGVA法律事務所を設立しました。

その頃はスタートアップ黎明期だったので様々な経営者とお話をしていく中で法律に関して理解がされてない事が少なくなく、スタートアップ企業と大企業の間に存在する「法務格差」を痛感しました。

 

しかし、弁護士業務はどうしても労働集約型の仕事になる為、どれだけ人を増やしても支援できる企業の数に限界を感じていた中で考えたところ、浮かんだのが法務とIT・テクノロジーの融合でした。

テクノロジーを使って定型的な業務を効率化することで、ビジネスに関わる全ての人が法律知識が必要とされる場面で不自由なく事業を行える、つまり企業間・企業内の「法務格差を解消する」という社会課題をテクノロジーの力で解決したいという想いでGVA TECH株式会社を2017年に設立しました。

 

 

「法務×IT」で法務業務を効率化
 

--御社の主力事業や現在お取り組みされていることについてお伺いできますか?

 

弊社では、「GVA 法人登記」という、会社名の変更やオフィス移転、役員変更など、会社の情報が変更されるタイミングで法務局に提出する登記書類を、オンラインで作成できるサービスを提供しています。

 

 

--従来の変更登記業務に比べ、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 

今までは、司法書士の先生に依頼をするか、自社で時間を掛けて書類を作成するかの2択でしたが、「GVA 法人登記」を使うことで、誰でも簡単に、安く、早く作成することができるようになりました。

作成した書類を案内に従って押印と収入印紙を貼る作業を行い、法務局へ郵送するだけで変更登記申請をすることができ、司法書士の先生に依頼する1/4くらいの金額で尚且つ最短7分で作成が可能になりました。


サービスの強みとしては、「本店移転」「商号変更」「役員変更」「代表取締役の住所変更」「目的変更」など、よく利用される変更登記10種類以上に対応している他、「本店移転」と「代表取締役の住所変更」などの複数の変更登記を1回の申請で組み合わせることも可能になっております。

また、より簡単に書類が作成できるように、登記簿謄本のPDFファイルをアップロードすることで、社名や住所、代表者名、株主、法人番号などの基礎データを入力せずにシステムが自動的に情報を入力してくれるところもサービスの強みになっています。


 

--「GVA法人登記」はどのような方に使ってもらいたいですか?

 

法務にあまり強くないスタートアップなどの中小企業の方にはぜひ使っていただきたいです。

「登記手続きが煩雑」という声が数多くスタートアップ企業から上がってくる中で、 成長過程において煩雑な作業を伴う変更登記手続きは、ビジネスのスピードを妨げる要因となっています。

「GVA 法人登記」は、これらの手続きの問題やコストを軽減できます。

2019年1月にサービスをリリースしてから既に5,000社以上にご利用いただいており、特にコロナ禍になった昨年からは「密になるのが怖いから法務局に行きたくない」というユーザーのニーズも増えてきており様々な企業様にご利用頂いております。


「GVA 法人登記」:https://corporate.ai-con.lawyer



--まさにスタートアップの課題となる法務業務の効率化を「法務×IT」を掛け合わせる事で解決に導いているんですね。その他、御社独自の強みがあれば教えて下さい。


他には、大手企業向けに自社専用のAI契約法務サービス「GVA assist」も提供しています。契約書のフォーマット、法務の知識、ノウハウをAIにセットすることで、自社基準の契約書レビューをWord上でできるサービスです。

 

レビューに使える契約審査ノウハウ(プレイブック)は200種類以上、ドラフト作成に使える契約書ひな型も400種類以上用意している為、法律知識が必要とされる契約書ドラフト作成から内容のレビュー、交渉までのプロセスを、弁護士の知見を学習したAIが企業の法務担当者や法律事務所の業務をサポートしております。

現在でも300社以上にご活用頂いており、今後1,000社程度まではなるべく早く拡大していきたいです。


“GVA 法人登記”の提供でスタートアップを支援したい

 

 

--今後の事業展望についてお伺いできますか。

現在「GVA 法人登記」は5,000社以上にご活用頂いており、まずは活用頂ける企業様を10万社程度に増やしていきたいです。

また、弊社のビジョンは「法務格差の解消」なので、法務に強くない方や法務に時間をかけられない方の助けになれる会社になりたいですね。

その他にも、契約書をとても神経質に見た結果すごく時間を取られて本業に集中できないといった方や、英文で書かれた契約書を見られない方。そういった方たちに使っていただき、会社の経営に大きく影響する定型的な契約業務の作業負荷を軽くしていきたいと思います。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?


法務にあまり強くないスタートアップの方には弊社の「GVA 法人登記」をぜひ使っていただきたいです。費用も安く簡単に利用できるサービスなので、お気軽にお声がけ頂ければと思います。

また、Professional Onlineをご覧になっている方に限定で、1,000円OFFになる割引クーポン「2VccSf7UrM」を提供いたしますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。

※クーポンコードは購入確認ページでご入力いただくことでお使いいただけます。



--本日はありがとうございました。

 

 

GVA TECH株式会社

https://gvatech.co.jp/
 

 

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