SESから子供の教育分野まで、活躍の幅を広げる株式会社FreeStyleとは。

SESから子供の教育分野まで、活躍の幅を広げる株式会社FreeStyleとは。

株式会社FreeStyle 代表取締役 山本 巧次郎

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2022.02.04

山本 巧次郎(やまもと・こうじろう)

株式会社FreeStyle 代表取締役CEO

1987年生まれ。日本工学院卒業後にIT企業に就職。26歳の時に同業他社への転職を一度経験し、約8年ほど会社員として業務を行った。

その後は28歳で独立を決意し、フリーランスエンジニアとして業務に従事しながら、エンジニア向けのキャリアカウンセリング活動を開始。後にSES事業に発展させ、2018年12月に「株式会社FreeStyle」を創業、代表取締役CEOに就任。

システムエンジニアや会社員・フリーランスとして活動した経験を生かし、フリーランスの支援を行っている株式会社FreeStyle。子ども向けプログラミングスクールを開催し始めたことで、経営者だけでなく子供の将来を考える親御さんにも注目されています。今回は多様なキャリアを積み、苦い経験があったからこそできる手厚いサポートが魅力の株式会社FreeStyle代表取締役CEOの山本様にお話を伺いました。



やりたいことを成し遂げるための起業


 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、山本さんが起業されたきっかけをお聞かせください。


IT系の専門学校を卒業後に20歳で就職しました。最初の会社はIT系の運用保守をメインにしている会社で6年半勤めましたが、このままではスキルが身に付かないと思って転職しました。

次の会社ではインフラエンジニアとしてサーバー構築などの仕事で1年半勤めてから会社を辞め、3-4年のフリーランス期間を経て、事業拡大のため2018年12月に会社を立ち上げました。


最初のうちはエンジニアとして、日中はフリーランスで現場で働きながら空き時間や夜間の時間を活用して会社を回していくような感じでした。


立ち上げ時には、ある程度の売上が確保できたらエンジニアを辞めようと考えており、去年の10月に目標を超えたため完全に経営にシフトしました。

法人化は立上げの1年前まで考えていませんでしたが、周りに経営者の方が増えてきたことで自然と意識をし始めました。


周りの信頼や信用を得るためには、自分がやっていることの証明が必要になりますし、大きなことをしようと思うと「IT環境をより良くし誰もが活き活きとした環境が創りたい」という自分の目標を成し遂げるためには、必要なことであると考えるようになりました。

起業の勉強など全くしてこなかった自分がここまでやってこれたのも、知り合いが同業で起業していたため、サポートをしてもらうことができたりと、周りの環境による影響が多大なものであったと思っています。


 

元エンジニアだからこそ取れる、本人の考えを尊重した姿勢

 


--現在、SES事業を中心に事業展開されていると思いますが、改めてご説明をお願い致します。


主な事業はSES事業や教育事業で展開しているプログラミングスクールなどです。

その他にも、キャリアコンサルティングやイベント企画運営/立上げ支援 などもしています。社員は2名で、一人はエンジニアとして働いており、もう一人は教育事業の全般を任せています。


SES事業としては、現在は弊社に在籍している人材が約30名程いる状況です。主に私自身のエンジニア時代の経験を元にキャリアのコンサルティングなどもしており、私がSES事業全般を統括しています。今後は社員も増やしていこうと考えており、社員とフリーランスどちらへの支援も継続していきます。


イベントやコミュニティの立上げ支援などもしており、弊社に在籍しているフリーランスの方でボードゲームやゴルフが好きな方がそれぞれいるのですが、そのような方々と一緒にボードゲームのコミュニティやゴルフのコミュニティを立上げをており、どちらも現在は70名くらいの規模まで拡大しています。


子供向けのプログラミングスクールは、元々は社員が入社前に自分自身で立上げていまして、拡大させたいと思いながらも個人では限界があると感じていたそうです。

私自身も教育事業はハードルが高い割に利益を出すのが非常に難しいと感じていましたが、これからの未来を作るには重要な分野であることは事実ですし、大人を対象としたキャリアのサポート以外でもITの環境を幅広く盛り上げていきたいと思ったので、協業を持ちかけました。


小さいうちからプログラミングスキルの基礎を身に付けておけば、手に職にもなり様々な事に応用できますし、昨今ではITを取り入れていない企業はほとんど無いので、大人になってからキャリアに悩む方も減らすことができるのではないかと思いました。


また、スクールを初めて見学した時に、親御さんから「算数国語は教えられるけど、プログラミングは教えられず、後ろで見ていることしかできない」と言われました。その時に子供を通じて親の教育も出来るのではないかと考えました。

子供だけでなく親にもプログラミングを少しだけでも触れてもらう事で、家庭内での共通言語が増え、家庭円満にも繋がるのではないかと思いました。もともと自分の両親が中学生の時に離婚している背景もあり、その点でも非常にやりがいを感じました。


以上のことから、未来を見据えた子供たちへの支援、今頑張っている大人への支援の両軸で事業展開している形となります。


 

--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。


私自身がエンジニアとして、会社員時代に2社とフリーランスを合わせて複数現場で稼働した経験があるのですが、当時は色々な悩みも抱えていたので、その経験をもとにエンジニア目線を軸としたキャリアのサポートをしています。


当時の悩みとしては、会社員としての1社目は人間関係は非常に良かったので6年半働いていたのですが、スキルがあまり身に付きませんでした。2社目はスキルを付けるために転職し、実際にスキルも身に付いたのですが、人間関係が非常に悪く私自身は被害に会いませんでしたが、パワハラなども非常に多い会社であったため、呆れて1年半で辞めてしまいました。


その後はフリーランスになったのですが、会社員時代と同様に現場に出るスタイルである以上は、現場の環境に左右されるため会社員時代と何ら変わらないなと思ったのです。そのような経験から、会社員やフリーランスなどの立場に関係なく、仕事も仕事以外もどのような環境に身を置くのかで、自分の人生が大きく左右すると気づきました。


その時に起業を決意し、仕事も遊びも全力で出来るような環境を作ろうと思い至りました。そのような経験から、仕事以外も含めた幅広いサポートを心がけています。


 

–課題感のようなものはありますか?


外向けの課題としては、私と同様にエンジニア経験のある方が会社を立ち上げるケースも最近では多いのですが、中々経営が上手くいってない企業様が周りには多く、この業界を盛り上げていくためには同業だからと敵対するのではなく、企業同士の協力体制などももっと必要なのではないかと感じるので、弊社のノウハウも活用できればと思っています。


内向けの課題としては、まだまだ弊社も人数も資金も実績も少ない企業であることは事実なので、利益も今の倍くらいには増やして、出来ることの幅をもっと広げていかなければいけないと思っています。そのためには、社員を増やしたり実績を作ったりするために今後何を優先して動くべきかを見極めていかなければいけないです。


今までは媒体などもあまり活用せず、自分の持っている人脈で組織を作ってきました。

今後は媒体なども活用しながら、より見える部分を増やしていき、認知度をあげていきたいと思っています。アナログデジタル両方で認知を広げていきたいです。


 

始動したばかりの教育ジャンルを拡大させていく


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。


明確な経営計画は現状ないのですが、まずはそこを固めていかなければと思っています。

教育事業のプログラミングスクールとしても、子ども向けだけではなく、中高生~大人向けのスクールも最近開講しましたので、大人から子供まで幅広く教育という分野で事業拡大をしていきたいです。

教育にまつわる動画コンテンツの配信などの展開も今後は予定しています。


また、直近では情報科目の必修化として、高校ではPtythonの教育などがスタートします。世間的にも非常に関心度が高くなっている状況であり、実際に幼稚園や定時制高校などからも、生徒に教えられないかと相談を受けています。


弊社だけで全てを行っていくことは難しいので、教育分野で事業を立ち上げたい方や企業様がいればコンサルをして協力していくことも将来的にできたら良いと思っています。


SES事業としても、社員やフリーランスの方と長くお付き合いをするためには、ただ案件を紹介してエンジニアとして稼働してもらうだけでは意味がなく、それ以外の部分でも弊社に関わる価値ややりがいを感じてもらう必要があると感じています。

そのため、教育分野に少しでも関心や興味のある方には、弊社の教育事業の講師やサポートをお願いするなど、積極的に提案をして周りを巻き込みながら影響の輪を広げていけたらと思っています。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?


IT・教育に関してのつながりを作っていきたいです。特に経営層の立場で会社を大きくしていきたい同志の方がいたらお話ししたいです。


同業の方とも敵対するよりもお互いに協力し、一緒に盛り上げていきたいです。同じ規模の会社で伸び悩んでいたり課題にぶち当たっている企業様がいたら、悩んでいるより行動だと思うので、まずは行動しましょう。いつでもご連絡お待ちしております。

今回をきっかけにどこかでお話しするご縁がありましたら、様々なお話をしながら一緒にお互いの会社を大きくしていくことができたら非常にうれしいです。


 

--本日はどうもありがとうございました。

 

株式会社FreeStyle

https://fstyle-inc.jp

 


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