新規事業作りの日本一になる会社。より豊かな社会に向けて新しいことに挑戦し続ける

新規事業作りの日本一になる会社。より豊かな社会に向けて新しいことに挑戦し続ける

株式会社dotD 代表取締役社長CEO 小野田 久視

カテゴリ: IT・情報通信、従業員数: 10〜49

2022.02.15

小野田 久視 (おのだ・ひさし)

株式会社dotD 代表取締役CEO


 

1975年愛知県豊橋市出身。大学卒業後、3年間のフリーター生活を経て、知り合いから誘われ、スタートアップに入社。その後、2003年に日本オラクルに入社。新規事業開発、新製品立ち上げ、製品営業部門責任者、グローバルセールス部門を担当後、2016年にSAPジャパンの立ち上げにジョインする。2018年、在職中に株式会社dotDを設立。スタートアップ支援事業の日本の立ち上げを行いながら兼業起業家としてdotDを運営し、2019年にdotDの事業を本格化させた。

 


 

IT業界の全体的な発展とともに、ソフトウェア業界は今後も市場を拡大させていくでしょう。技術の進歩が速く、技術者には幅広い技術や技能が必要とされる一方、能力の高い人材の確保が課題となっています。日本発のグローバルソフトウェアサービスを目指す、株式会社dotDでは、多様性を持ったスペシャリストが連携し、業務に当たっています。自社事業と共創事業の両輪で、より良い社会の基盤を作ることを目指す、株式会社dotDの代表取締役CEOの小野田様にお話を伺いました。


 

長年の経験から見えた課題の解決を目指して起業



--本日はよろしくお願いします。早速ですが、小野田さんのこれまでのキャリアや起業されたきっかけをお聞かせください。

 

もともとは外資系のIT企業で20年程働いていました。その中で多くの会社や社会に対して様々なお手伝いをさせていただくことができましたが、同時にいくつかの課題を感じ、解決したいという思いを持つようになりました。

 

そこで、自分ゴトとしてグローバルに通じるサービスを立ち上げ、それを広げていく事業を展開するために株式会社dotDを設立しました。


 

--外資系のIT企業で長く働いていらっしゃったのですね。起業したいという思いはその頃からあったのでしょうか。

 

最初は起業するつもりはなく、勤めていた外資系のIT企業で一生頑張っていくつもりでした。しかし、マーケットの変化を目の当たりにし、また、様々な部門や新しいテクノロジーの担当を経験するうちに徐々に考えが変わってきました。

 

独立するしかないと、とうとう決意したのは、40歳を過ぎてからです。

 

決意したのは、前職のSAPでのある経験がきっかけでした。あるお客様に新規事業の提案をしたときのことです。そのお客様に「SAPさんは新しい事業をやったことがないよね。一体、どういうお手伝いをしてくれるの?」と聞かれました。
 

あくまでもお客様が主体で、SAPはそれを支援するソフトウェアを作る会社ですから、新しい事業を立ち上げるという経験はありませんでした。お客様が求めているものに十分に答えられないことに悔しさを感じました。それと同時に、我々に期待をしてくださっているのだとも思いました。これは、できるようになり、期待に応えなければいけないことなのだと気が付いたのです。この出来事がきっかけで起業を決意しました。


 

「自分ゴト」として事業を作り上げる

 


--現在、展開されている事業について、改めてご説明をお願い致します。

 

主に、以下の事業に取り組んでいます。
 

  • 新規事業開発コンサルティング
  • プロフィットシェア型新規事業支援
  • 自社サービスと連携したオープンイノベーション事業
  • プロトタイプ開発支援
  • ペットテックアプリ開発・運営
  • エドテックサービス開発・運営
  • コミュニケーションプラットフォームの開発
     

自社事業と共創事業を両輪としたビジネスモデルで、事業を行っています。自社事業では、社員のパーソナルアジェンダの中で我々が解決できそうな問題にフォーカスしています。
 

現在は、ペットテックの領域、教育の領域、次世代コミュニケーションの領域に取り組んでいます。共創事業では、デジタルを活用して新しい事業を起こそうとしている大企業と一緒に仕事をしています。自社事業で培ったテクノロジーやノウハウ、データは大企業との共同事業で活用し、より良い社会のための基盤を作り上げることを目指しています。
 

・愛犬の健康管理とコミュニティアプリ「onedog」(https://onedog.io/ja/

・課外活動マッチングサービス「meepa」(https://meepa.io/

・井戸端会議2.0「iDovatar」(https://project.idovatar.com/

・東海理化様との協業ビジネス「TOKAI RIKA Digitalkey」(https://digitalkey.jp/
 


--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。
 

リアルタイムのマーケットを吸い上げながら企業に流していき、マネタイズしていきます。一緒に作って一緒にマーケティングをして、一緒に売っていくというところが、他の新規事業コンサルにはない特色です。
 

顧客の要望を聞き、要望を叶えていくのではなく、自ら自分ゴトとして事業を捉え、より自分ゴトとして事業作りをしていくことを目指しています。一緒にマーケットを調べて検証し、課題解決のプロセスを回していきます。かつ、プロフィットシェアのモデルでやっていくのが強みだと思っています。

 

新規事業作りの日本一の会社を目指して


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。
 

2026年には新規事業作りにおいて日本一の会社にしたいと思っています。日本一というのは、単にプロジェクトの数が多いということではありません。

 

dotDと一緒に事業作りをすると成功の確率が高いと言われるような会社になっていきたいです。我々ができることをどんどん外に発信していきたいですし、一緒にやっていくビジネスはなんとしてでも成功させていきたいという強い思いがあります。
 

あらゆる会社は、より豊かな社会作り、社会課題の解決に寄与するべきだと考えています。そのためには移り行く時代の変化に追随していく必要があります。それには、誰かが新しいことを起こさなければいけません。
 

どれだけ大きな会社であっても1社だけの力でそれをこなすのは不可能でしょう。だからこそ、新規事業を自分ゴトとして、次々に起こすことのできる会社でありたいです。
 

また、グローバルに通用するビジネスモデルを作り上げることを目指していますので、海外への進出も考えています。現在、日本とシンガポールに拠点がありますが、今後は、アメリカにも進出する予定です。
 

さらに、良い仲間を今後さらに集めていきたいと思っています。プロジェクトが増えていくのに応じて、さらに増やしていく予定です。しかし、単純に人数を増やせば解決するということではありません。それぞれの領域で活躍できる高いスキルを持った人材が必要です。例えば、事業戦略を作れる人材、プロジェクトを回せる人材、デザイナーなどです。

 

--ありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか。
 

我々dotDは、今後も新しいビジネスに取り組み続け、いずれ新規事業作りで日本一になる会社です。様々な領域で一緒に組んでくださる会社さんがいらっしゃいましたら、是非お話しさせていただきたいと思います。一見、競合に見える会社さんも含めて幅広い領域の方々とお会いしたいです。


 

--本日はどうもありがとうございました。


 

株式会社dotD

https://dotd-inc.com/ja


 

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