事業拡大を止めることのない株式会社シー・エス・エスホールディングスとは

事業拡大を止めることのない株式会社シー・エス・エスホールディングスとは

株式会社シー・エス・エスホールディングス 代表取締役社長 佐川

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2022.02.21

佐川 学(さがわ・まなぶ)

株式会社シー・エス・エスホールディングス 代表取締役社長

父親が創業した株式会社シー・エス・エスに就職。2015年には後を継ぎ、代表取締役社長に就任。現在、グループ会社4社の代表取締役社長を兼任し、二つの業界団体の理事を務める。

IT関連の事業を手掛けるグループ会社4社の代表取締役社長を兼任しながら、二つの業界団体の理事を務める、株式会社シー・エス・エスホールディングス代表取締役社長の佐川様。今後も若手の人たちが安心して暮らしていける世の中を作るべくさらに事業領域の拡大を図る、佐川様にお話をお伺いしました。

 


父親の後を継ぎ、さらに事業拡大へ

 

 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、佐川さんが起業されたきっかけをお聞かせください。


私は2000年4月に父親が創業した株式会社シー・エス・エスに入社しました。開発や企画部門での業務のみならず、管理や営業といった、社内の仕事は一通り経験しましたね。


代表取締役社長に就任したのは2015年9月です。その後、2018年に証券系の金融システム開発を行う株式会社リライフ・ジャパンを買収し、同年10月に株式会社シー・エス・エスホールディングスを設立。ホールディングス化を果たし、事業領域の拡大を目指しています。


2018年6月よりITの業界団体である日本情報技術取引所、2019年6月からは同じく業界団体である東京都情報産業協会、2つの理事に就任しました。2019年10月にはプラットフォームビジネスを手掛ける株式会社Qを設立。

創業当初から現在まで、グループ会社4社の代表取締役社長を兼任しています。


 

--現在の事業展開について、改めてご説明をお願いいたします。


・株式会社シー・エス・エスホールディングス:子会社全体の管理


・株式会社シー・エス・エス:ITを駆使し企業の事業戦略の実現を支援します。コンサルティング・システムの企画・提案・開発・保守・導入後のサポート、改善提案まで対応可能です。


・株式会社リライフ・ジャパン:証券ソリューションとエンタープライズ・ソリューションの2軸に分け、主にシステムの受託開発をしています。


・株式会社Q:B to Bのコミュニケーションサービス提供をしています。このサービス自体はまだテスト期間のため、全ての方が使えるわけではありません。SNS機能を取り付け、不具合が解消されたら完全リリースの予定です。


 

--株式会社Qで自分たちのサービスを立ち上げようと思った経緯を教えて下さい。


株式会社シー・エス・エスで社長に就任してから最初に行ったことは働き方改革の推進でした。社歴が長い会社であったため、昔ながらの働き方が継続されていました。具体的には、残業が多く、女性にとっても働きにくい環境だったのです。

そこで、ダイバーシティ推進室という部署を作り、ペーパーレスやテレワークの推進、残業の管理・抑制で定時内で業務を終えられるような仕組みづくりを図りました。


また、働きやすい環境にするためオフィスの改装も行いました。改装前は会議室の数が少なく、常に埋まっているような状況だったのです。しかし、環境を整えていくにつれ、無駄も発生するという気づきがありました。会議室の数を増やすと、今度は逆に持て余すようになったのです。


そこで、一社では無駄になってしまうことでも、企業間で協力すれば改善できるのではないかと考えました。そこから場所のシェアリングやオンライン・オフライン共にできるB to Bのコミュニケーションのプラットフォームを作ろうと思い、創立したのが株式会社Qです。


 

「働き方改革」をした経緯


 

--コロナ禍に突入する前からの早い段階での働き方改革ですが、何かきっかけがあったのでしょうか。


少子高齢化の進行に対応するためです。IT需要は今後さらに増えていくと考えていますが、需要と技術者の供給が一致しないために、近い将来、人材不足が予測できます。


そこで長く働ける環境の提供や、女性も働きながら家庭と両立できる環境づくりの大切さを早い段階で感じましたので、改革に至りました。


 

--コロナ禍を受けて変化したことはありますか。


コロナ禍以前は、営業はフィールドセールスしか行っていませんでした。しかし、コロナウイルスの影響を受け、新規顧客の流入を促すため、デジタルマーケティング本部を作りました。現在ではインサイドセールにも力をいれています。 

 

SNSやブログの活用、ウェビナーの開催というようにウェブを通したコミュニケーションという新しい取り組みも実践しています。

それによって今まで関わりのなかった業界・業種の方と繋がりを持つことができたのですが、ITはまだまだ浸透していないと痛感しました。IT導入をもっと進めていかなければならないと改めて考えさせられましたね。
 


--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか


金融系、特に証券のシステム開発を中心に長い経験があり、強みとしています。何十年という実績があるバックオフィス関連に加えて、最近はフロント側のシステム開発も可能です。技術のみならずITによる業務改善にも自信を持っています。

 

また、クラウド環境のマイグレーションの案件が増えているため、シー・エス・エスでは新しいことにも挑戦しています。企業のデジタル化の効率化の分野を得意としていますので、今後その領域での実績をさらに増やしていきたいですね。


 

若手の人たちが安心して暮らしていける世の中に


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。


直接的にウェブサービスを提供していく我々にとって、BtoBのコミュニケーションをすることによるサスティナビリティの実現が今の課題です。株式会社Qのプラットフォームは、企業同士がオンラインとオフラインでシームレスにコミュニケーションを取り、人材や案件、スキルの共有をするのに利用できます。企業同士のコラボレーションを促すプラットフォームにすることが目標です。


今後、少子化の影響で様々なインフラの維持が難しくなってくると思います。その中で企業同士が所有している資産を独占せず、利便性を損なわない形で共有していく仕組みが必要になるでしょう。


また、前述した通り、インフラだけでなく人材も不足してくると考えています。副業する人も増える中、貴重な人材を効率よく無駄なく活かしていくことも必要となります。世の中に対応していくためのITを最大限に生かしたサービスを今後していきたいですね。


さらに私自身は、若手の人たちが将来も安心して暮らしていける世の中を作りたいと強く思っており、一番大事な責務であると考えています。弊社の事業を通じて、そこに貢献していきたいですね。


 

--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?


システムの受託開発をしている企業様であれば協業が可能だと思います。また、ITに課題感のある企業様には弊社がお役に立てる機会があると思いますので、マッチングできれば嬉しいです。私自身話すのが好きなので、多くの方とお話できるきっかけになればいいと思います。


今の日本は様々な課題があり、その中で我々企業が何をしていくべきかが問われているのではないでしょうか。将来の日本が成長維持していくために、一緒に手を組める企業様がいらっしゃれば、是非さまざまな取り組みをしていきたいと思います。

 

--本日はありがとうございました。



株式会社シー・エス・エスホールディングス

https://www.css-net.co.jp/holdings/

 

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