防災・防犯装置を開発し国内外の人々を災害・犯罪から守る会社を目指して

防災・防犯装置を開発し国内外の人々を災害・犯罪から守る会社を目指して

株式会社チャレンジ 代表取締役 佐々木和男

カテゴリ: IT・情報通信、従業員数: 5人以下

2022.02.24

佐々木 和男(ささき・かずお)

株式会社チャレンジ 代表取締役

大学は工学部土木科出身。NTTに入社し、電気通信技術設計・保守並びに営業や工事現場の仕事に携わる。25年間勤めたのち、起業を目指して退社。40代から抱いていた社会貢献への思いを実現させるため、誰かにやってもらうのを待つのではなく、自らはじめることが重要だと考え、セキュリティ会社を設立する。

人々を犯罪や災害から守る装置を開発・製造し、国内外から高い評価を得ている会社があります。有線ではなく無線の装置であり、工事の手間も不要、そして価格も従来型より低価格であることから導入しやすい防犯用通報装置スクールガードに取組んだ理由は、「社会貢献」したいというものでした。人と社会すべてに貢献できる会社を目指している、株式会社チャレンジ代表取締役の佐々木和男さんにお話を伺いました。



大企業での社会貢献に限界を感じ、自分ではじめる決意をする


 

--本日はよろしくお願いします。早速ですが、佐々木さんが起業されたきっかけをお聞かせください。


工学部の土木科出身で、卒業後はNTTに入社し、専門部署で設計、保守並びに営業や工事現場での仕事に携わっていました。技術系なので、慣れない営業や昼夜問わずのお客様対応で苦労もありましたが、電気通信の新しい分野、海外勤務も経験し、25年間勤めました。


工事監督として泥臭い現場の空気感を知り、辛い状況をやり抜いたこと、事故が起きてしまった際の再発防止に努めたこと、電話局での営業訪問、24時間対応の電話故障保守業務など、全ての経験が今につながっていると感じています。どんなことでも無駄なことはありません。嫌だからと言って投げ出すことなく一生懸命やることにより、自分の財産になります。


40代になり、自分の思うような形での社会貢献は、大きな企業の社員としては限界があると考えるようになりました。そこで、起業しようと思って模索し、まずは防犯システムからスタートしようとセキュリティ事業を立ち上げました。

誰かにやってもらうよりも自分ではじめることが社会貢献に繋がると感じたからです。


 

国内問わず海外でも高いニーズがある装置を製造

 


--現在セキュリティ事業を中心に事業展開されていると思いますが、改めてご説明をお願いいたします。


防災システムや、防犯機器の製造をしています。


防災に関しましては、緊急地震速報のアナウンス装置のシステム開発・製造を行っており、海外でも10ヶ国合わせて1000台(日本が900台)導入させていただいております。

こちらのシステムは気象庁が緊急地震速報を開始したときに、知人から製造を勧められたこともあって開発を始めました。主には企業、学校、病院、福祉施設などに導入されており、定価は30万円で、配信料として月3,000円です。現在は初期費用ゼロで月額1万円オンリープランも行っています。


防犯に関するものは、通報装置スクールガード・ホスピタルガードを製造・販売しています。無線の通報システムで、例えば学校に不審者が学校に侵入した際、リモコンを押すと職員室等に連絡が入り、応援に駆けつけることができる仕組みになっています。


それと同時に、電話回線を使って警察や警備会社等外部への通報が自動で届くようになっているので、非常事態でもすぐに対応できるシステムです。特にアメリカなどでは、銃撃事件が増えているのでニーズがあります。

日本国内は学校への導入が多いですが、学校の他に病院や会社、工場での導入実績もあり、様々な使い方ができます。

 


--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。

防災面では、緊急地震速報装置EQガードで、気象庁の情報を受信してアナウンスする機能があります。

地震速報というのは、全国700ヵ所ほどあるセンサーから揺れが発信されると東京の気象庁へと情報が送られ、計算した情報を各地へと送る仕組みです。


ですが、EQガードは中にセンサーを内蔵しているので、装置そのものが地震の情報をキャッチしてすぐにアラームを出すことが可能になっています。近くで地震があった場合は、気象庁を経由した地震速報よりも、4~5秒程度早いアナウンス事例を実現できています。


センサーは人間がキャッチできない初期微動をキャッチできるため、体感できる揺れが来る前にアラームを出すことで、大きな揺れに備えることができるのです。地震が起きた際は、一刻も早い避難行動が生死を分けるので、弊社のEQガードはかなり有効であると言えます。


また、海外には日本の気象庁のような情報発信機関がありません。EQガードは電源とインターネットをつなぐだけで世界中のどこでも使うことができるため、海外でのテスト導入が増えています。日本の防災技術は世界から注目されているので、様々な国から話が来ています。


防犯では、弊社の無線での防犯システムが強みです。

日本でも過去に小学校で事件が起きました。小学校にはマニュアルがあり、対応した先生はマニュアル通りの対応をします。事件というのは、マニュアル対応の一番初めの「確認をする」のところで起きます。


事件を起こす人はその場で事件を起こすつもりで侵入してくるので、一人の先生が倒れてしまうと、声も出せなくなり、事件が起きたことに誰も気づかない状態になります。騒ぎが大きくなって初めて事件に気づいてからでは遅すぎるので、リモコンのボタンを押すだけで通報できるシステムは重要になってきます。病院でも導入実績があり、特に夜に職員が少なくなった時に役立っています。


病院のナースコールのような、有線での防犯システムを導入している所は多くあります。しかし有線は配線が必要になるので、既設の建物への導入となると工事が必要になり、各部屋(教室)に配線し、2階3階と階数が増えると天井を這わせたりなど大変で、費用も時間もかかってしまいます。


弊社の防犯システムは無線なので配線工事が必要なく、受信機の電源をコンセントに差し込むだけなので簡単に導入することができます。無線の場合の問題は電波ですが、日本とアメリカの電波法の承認を取得しているので、世界で使用できるようになっています。

無線受信の範囲は30~100mであり、中継器を途中に挟むことでどんなに広い場所でも使うことができます。費用としては10教室で100万円程度で、ランニングコストはかかりません。アフターフォローも行っています。


 

災害・犯罪から人々を守るため、仲間を増やしながら大きくなる


 

--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。


防災、防犯の機械を取り扱ってくださる代理店を増やしたいと考えています。

大きな目的としては、災害・犯罪から人を守りたいということなので、国内に限らず国外でも協力できる仲間を増やしていきつつ、事業を大きく展開していきたいです。


 

--ありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?


営業は広報誌に取り上げてもらう程度で、営業活動はほとんど行っていません。弊社は開発がメインで、営業まで手が回らないのが現状です。営業をしていただける企業様がおられたら、是非ともご一緒できればと思います。弊社の商品を取り扱っていただける代理店様も同時に募集しています。

 

災害、犯罪から人々を守るための事業を一緒に広めていきましょう。

 

--本日はどうもありがとうございました。



株式会社チャレンジ

http://challengego.co.jp


 

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プロフィール

株式会社チャレンジ代表取締役

佐々木和男

会社情報

株式会社チャレンジ
株式会社チャレンジは「事業を心を込めて遂行し、先端技術で日本と世界に貢献する」を理念に地震速報装置「EQG-Ⅲ」、学校用緊急通報システム「スクールガード」の開発、製造、販売を行っています。