CAMCARDとは?
ビジネスパーソンにとって、日々の業務や人脈をわかりやすく日々自分で整理することは当然の義務といえるでしょう。ビジネスパーソンが整理しなければいけない情報の一つが名刺です。仕事で新しい人と出会うたびに増えていく名刺をわかりやすく整理して、必要な時に相手の名前や連絡先を探せるように管理するためには名刺管理アプリがとても便利です。
名刺管理アプリはいろいろなものがリリースされていますが、とくにグローバルに活躍しているビジネスパーソンから注目されているのがCAMCARDです。この記事では、CAMCARDとはどのようなアプリなのか詳しく解説します。
グローバルに利用されている名刺管理アプリ
CAMCARDとはグローバルに利用されている名刺管理アプリです。開発・販売しているのはINTSIG(イントシグ) Information Corporationというアメリカのシリコンバレーや中国の上海、韓国のソウル、日本の東京など、世界中に拠点のある会社です。
CAMCARDは200を超える国や地域で利用されていて、個人ユーザーは2億人以上、法人ユーザーは世界中で100万社以上もある、まさにグローバル対応されている名刺管理アプリです。
CAMCARDの機能の特徴について
名刺管理アプリは日本でもさまざまなものがリリースされていますが、CAMCARDにはどのような特徴があるのでしょうか。CAMCARDの特徴とはどのようなものか、詳しくみていきましょう。
名刺にメモを追加できる
CAMCARDの特徴の1つ目は名刺にメモを追加できる機能がある点です。名刺管理アプリの多くは、名刺情報を登録して管理するだけの機能しかありませんが、CAMCARDの特徴として、名刺情報に後から自分で情報を書き加えられる機能が搭載されています。
メモだけでなくリマインダーや訪問手帳などの機能もあります。名刺の相手とのアポイントメントを忘れないようにリマインダー機能を活用したり、訪問の内容や結果がどのようなものだったのかを、CAMCARD一つで管理することができます。
メール配信機能がついている
CAMCARDの特徴の2つ目とは、メール配信機能が搭載されている点です。名刺管理アプリに登録した相手に対して、メールマガジンのような役立つ情報満載のメールを一斉送信して、営業活動やマーケティング活動に活かしたいというニーズも多いものです。しかし、通常の名刺管理アプリでは、登録されているメールアドレスを他のメーラーにコピーしなければメールの送信はできません。
ところが、CAMCARDの特徴としてCAMCARD内の機能から登録されている名刺の相手へのメール送信が可能です。個別のメールだけでなく、一斉送信機能も利用できるので、営業やマーケティングを効率化したいという人や企業にもおすすめです。
簡易SFA機能が搭載されている
CAMCARDの3つ目の特徴とは、簡易的なSFA(営業支援ツール)としても利用できる機能が搭載されている点です。SFAとは、顧客名簿を商談の進捗状況と紐づけて社内全体で共有できるようにすることで、営業活動の効率化やフィードバックをしやすくするためのツールです。
CAMCARDの法人版の特徴として、名刺情報を社内全体で共有できる機能があります。また、リマインダーや訪問記録の機能などを活用できます。
顧客それぞれとの商談の日程や進捗状況をチーム全体で共有できるCAMCARDのこれらの機能を活用すれば、簡易的なSFAツールとして利用することも可能です。本格的なSFAほどの機能はありませんが、社内やチームで名刺情報だけでなく営業の進捗状況も共有できるようになれば、今後の営業戦略の構築や共通認識を形成するのに役立つことでしょう。
16か国語対応
CAMCARDの4つ目の特徴とは、16か国語に対応している点です。CAMCARDはグローバルに利用されている名刺管理アプリですが、グローバル対応できる理由は、16か国語に対応している特徴のためです。英語や日本語、中国語だけでなく、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などに対応しています。
名刺に記載されている文字の読み取りも対応している言語であれば自動で入力されます。日本語と英語しか対応していない名刺管理アプリでは、対応していない言語で書かれた名刺は手動で入力しなければいけません。
しかし、CAMCARDなら自動入力に対応している言語も多いので、グローバルに活躍しているビジネスパーソンにはおすすめの名刺管理アプリです。
文字入力の精度がとても高い
CAMCARDの5つ目の特徴とは、文字の自動入力の精度がとても高い点です。CAMCARDには世界で最高レベルの画像補正機能とOCR(文字認識)機能が搭載されています。世界最高レベルのこの2つの機能によって、撮影した名刺をたった5秒でデータ化することができます。
しかも、対応しているすべての言語の文字入力がほぼ正確に行えます。
また、CAMCARDの法人版を利用している場合には、オペレーターに手動で校正してもらえるサービスも利用できます。毎月利用できる枚数に上限はありますが、人の手による校正が入ることで、より正確な入力が可能になります。なお、オペレーターによる校正は、日本と、英語、中国語、韓国語のみ対応しています。
外部ツールとの連携も可能
CAMCARDの6つ目の特徴とは、外部ツールとの連携が可能である点です。CAMCARDに登録した名刺情報を、顧客管理ツールやSFAなどと連携させて活用できます。
外部ツールとの連携機能がない場合には、名刺管理ツールにいったん入力した顧客情報を、手動入力で他のツールに再入力しなければいけません。CAMCARDなら、一度入力した情報をSalesforceなどに取り込んで活用することが可能です。
CAMCARD導入によって得られるメリットとは?
CAMCARDを導入することで企業はどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。特にCAMCARD導入で得られる2つのメリットについて解説します。
営業支援を効率化できる
CAMCARDを導入することで、営業活動を効率化できるメリットがあります。規模の小さな企業であれば、本格的なSFAなどのツールの導入はコストの面からも二の足を踏んでしまうことも多いでしょう。
本格的なSFAは必要なくても、名刺情報や営業の進捗状況の共有化を図りたいという場合には、CAMCARDはとても便利なツールです。
名刺をメンバーで共有する機能や、メモやリマインダー、訪問記録などを共有する機能を社内全体で利用できるようにすれば、営業の進捗状況をメンバー全員で共有化して、チームとしての営業活動が可能になります。
外出先でも名刺の閲覧・登録が可能に
CAMCARDに登録する名刺情報はクラウドに保存されます。また、利用するデバイスもスマホ、パソコン、タブレットと種類を選びません。スマホやタブレットには専用アプリが用意されています。パソコンからはブラウザからログインすれば利用できます。
そのために、オフィスにいなくてもCAMCARDを使えば外出先でも名刺の閲覧や登録が可能になります。外出先でこれから会う顧客の情報をCAMCARDで確認したり、交換したばかりの名刺をその場でスキャンして登録してしまうこともできます。
CAMCARDなら場所や端末の種類の制約を受けずに、名刺情報やメモの確認や、名刺登録ができる点は大きなメリットでしょう。
CAMCARDの料金プランについて
CAMCARDを利用する上での料金プランはどのような料金で用意されているのでしょうか。個人版の料金プランと、法人版の料金プランをそれぞれみていきましょう。
個人版CAMCARDの料金プラン
個人版CAMCARDの料金プランは2つあります。1つは料金は完全無料のプランです。無料の料金プランでは、広告表示があり、登録できる名刺の枚数は500枚までです。
もう1つの料金プランは有料のプレミアムプランです。料金は月額480円もしくは年額5,000円です。有料の料金プランを利用した場合には、登録できる名刺の枚数に上限はなく、広告非表示、複数デバイスでの利用が可能になります。
法人版CAMCARD BUSINESSの料金プラン
CAMCARDの法人版であるCAMCARD BUSINESSの料金プランは2つ用意されています。1つがStandard、もう1つがProfessionalです。Standardの料金は1IDあたり月額1,700円、Professionalの料金は1IDあたり月額2,500円です。
利用できる機能は、名刺の登録枚数の上限なし、商談情報の管理、ExcelやSalesforceなどへのデータのインポート、CSVエクスポートなどはどちらの料金プランでも利用できます。
StandardとProfessionalの違いは、オペレーターが手動で登録された名刺の校正を行う高精度校正を利用できる枚数です。Standardでは毎月20枚まで高精度校正を利用できます。Professionalでは50枚まで高精度校正を利用できます。
高精度校正を利用しない場合には、自動入力されたデータに間違いがないかを自分でチェックして手動で修正する必要があります。高精度校正が必要な名刺の枚数に応じて、どちらの料金プランを利用すればいいのか確認しましょう。
CAMCARD Liteについて
CAMCARD Liteを使いたいという方もいるようなので、CAMCARD Liteについても解説しておきましょう。CAMCARD Liteとは、以前リリースされていたCAMCARDの無料アプリです。CAMCARD Liteの機能はCAMCARD個人版の無料版とほぼ同等です。
以前は、CAMCARDとCAMCARD Liteは別のアプリでしたが、現在はCAMCARD Liteは廃止されています。アプリとしてはCAMCARD LiteではなくCAMCARDに統一されています。CAMCARD Liteは無料版アプリでしたが、現在はCAMCARD Liteではなく、CAMCARDのアプリ内料金プランを選択できるように変更されています。
CAMCARD Liteを探している方は、CAMCARD LiteではなくCAMCARDのアプリをダウンロードした上で、無料プランを利用しましょう。そうすればCAMCARD Liteと同じ機能を使うことができます。
CAMCARDの使い方について
CAMCARDのアプリの使い方はどうしたらいいのでしょうか。CAMCARDの詳しい使い方についてみていきましょう。
初期設定方法
まずはCAMCARDの初期設定方法です。スマホで利用する場合には、まずはスマホにCAMCARDアプリをダウンロードしましょう。
パソコンから利用する場合にはブラウザからログインページへアクセスして「登録」をクリックします。
ブラウザ版のCAMCARD BUSINESSのログインページはこちら
アプリやブラウザ版の登録ページを開いたら、メールアドレスや携帯電話番号、パスワードを登録するか、SNS連携で登録します。CAMCARDの登録に利用できるSNSはFacebook、LinkedIn、Googleです。
名刺データの取り込み方法
CAMCARDへ名刺を取り込んでみましょう。新規登録が完了したCAMCARDのスマホアプリを起動します。CAMCARDの画面下にメニューがあります。メニューの真ん中にカメラの形の撮影ボタンがあるのでタップします。
するとスマホのカメラが起動します。登録する名刺をカメラで撮影します。手ブレなどせずにきれいに撮影できれば、高精度でOCRで文字が読み取られてテキスト化されます。自動入力飲みを利用する場合には、入力に間違いがないか念のために確認しましょう。
アドレス帳からのデータ移行方法
スマホの連絡先やアドレス帳に登録されているデータもCAMCARDにインポートすることができます。スマホで使うアドレス帳や連絡先のアプリは1つにまとめておきたい場合には、CAMCARDにインポートしておくと便利です。
CAMCARDの画面下のメニューから「名刺入れ」をタップします。画面の右上にある「+」をタップして「アドレス帳をインポート」を選択します。
するとスマホの連絡先の一覧が表示されます。その中から、CAMCARDにインポートする連絡先を選択して「インポート」をタップします。すると選択した連絡先がCAMCARDにインポートされます。
メモとリマインダーの設定方法
CAMCARDの特徴的な機能であるメモやリマインダーの使い方もみておきましょう。メモやリマインダーを追加したい名刺を「名刺入れ」から選択します。
名刺を開いたら画面右上にある「…」をタップします。すると、その名刺に対する操作のメニューが表示されます。メニューの中に「メモ」と「リマインダー」があるので選択します。すると、メモやリマインダーを入力できる画面が開きます。
機種変更時のバックアップとデータ移行方法
CAMCARDのデータはクラウドに保存されています。スマホやパソコンの端末には保存されていません。端末に保存されていないので、機種変更する時にデータのバックアップは必要ありません。
新しい端末で同じアカウントでログインするだけで、前の端末で登録した名刺データを開くことができます。
なお、旧版のCAMCARDを利用している場合には、古い端末からアプリを消去する前に設定を行う必要があります。旧版アプリで設定を開き、アカウントを作成しておきましょう。アカウントを作成してデータを同期しておけば、新しい端末のCAMCARDで同じアカウントにログインするだけで古い端末のデータも問題なく開くことができます。
名刺データをエクスポートする方法
CAMCARDに登録した名刺の相手の名前や会社名、電話番号、メールアドレスなどのデータはExcelにエクスポートできます。通常のバックアップ方法だけでは心配なときや、Excelで名刺データを利用したい場合に活用しましょう。なお、エクスポートできるのはテキストデータのみで名刺の画像はエクスポートできません。
Excelにエクスポートする方法は次のとおりです。パソコンのブラウザからブラウザ版のCAMCARDにアクセスしてログインします。
「名刺入れ」から「ツールボックス」を開き「Excelにエクスポート」に進みます。「プライベート名刺をExcelで出力する」をクリックします。するとCAMCARDのデータが入力されたExcelファイルをダウンロードできます。
CAMCARD導入に当たっての注意点
CAMCARDを導入するにあたっては注意しなければいけない点があります。CAMCARDを利用する上での2つの注意点について解説します。
データ流出に気をつけよう
まず1つ目の注意点は、データ流出に気をつけたほうがいいという点です。CAMCARDはクラウドに保存される名刺管理アプリなので、万が一ログイン情報が流出してしまうと登録されている名刺データや自分のプロフィール情報が流出してしまいます。
CAMCARDのサーバーにはセキュリティ上の問題はありません。データ流出するとすれば、ユーザー側の不手際によるログイン情報の流出が原因です。ログイン情報として利用したメールアドレスや携帯電話番号、パスワード、SNSのログイン情報などは流出しないように厳重に管理しましょう。
SNS機能はない点に注意しよう
名刺管理アプリの中にはSNS機能を搭載しているものもあります。SNS機能がある名刺管理アプリであれば、名刺を登録した相手が同じアプリを使っていれば、相手とアプリ上でメッセージ交換ができます。また、相手のプロフィールが異動や転職などで更新されたら自動で名刺情報も更新されます。
しかし、CAMCARDには登録した相手とアプリ上でつながりを持つ機能は搭載されていません。名刺交換した相手とメッセージ交換したり、相手のプロフィールが自動更新されたりする機能はありません。
SNS機能が必要であれば、SNS機能が使える名刺管理アプリを選んだほうがいいでしょう。
CAMCARDの口コミ・評判
CAMCARDを利用したことのあるユーザーからの口コミや評判についてみておきましょう。
良かったという口コミ・評判
CAMCARDを使ってよかったという口コミや評判は次のようなものがあります。
「スマホで撮影した写真がそのまま読み取られて文字化されるので1枚ずつ名刺情報を登録する手間を掛けずにすむのがとてもいいです。登録した名刺の相手へすぐに電話やメールができるのも便利です。」
「共有機能があるので、社内で名刺情報を簡単に共有できるようになった。」
「導入するのにコストがかからない。初期費用が発生せずに利用するアカウント数のみの料金ですむのはとても助かる。」
「紙の名刺をファイルで管理するのとは違い、写真で撮影した名刺が簡単にデータ化されるので、検索するのが簡単になった。名刺から相手を探すのに時間がかからなくなり、時間を大幅に効率化できるようになった。」
「共有している名刺のメモから、同僚がどのような営業活動を展開しているのかがわかるようになった。自分が想像していなかったところまで営業をかけていることがわかって衝撃を受けた。いい刺激になる。」
「名刺管理アプリとして必要最低限な機能が使いやすく整備されている点がとてもいい。画面がシンプルでわかりやすいので、このようなアプリを初めて使う人でもわかりやすい点がとてもいい。」
「名刺の社内共有機能で、他の担当者の営業状況が見えるようになったのがとてもいい。営業の横展開が可能になった。」
改善を求める口コミ・評判
CAMCARDの改善を求める口コミや評判もみておきましょう。
「文字の読み取り精度が悪いことが多い。後で手動入力する手間がかかるのがネックになっている。もっと読み取り精度を上げてほしい。」
「社内で万単位の名刺を登録しているが、システムが重くなることが多い。」
「現在連携できるツールの他に、API連携できる幅を広げてほしい。」
「文字の自動読み取りに自信がない時に、その部分にマークを付けてくれると修正しやすくなって助かる。」
「オペレーターによる高精度校正にも枚数の上限があるので、自動入力の精度をもっと上げてほしい。」
改善を求めるという声には、CAMCARDの文字入力精度を高めて欲しいという声が多く上がっています。文字の認識技術も精度が向上しているので、今後、もっと改善してくる可能性が高いでしょう。
CAMCARDはグローバルに使える名刺管理アプリ!
文字の認識精度に若干の課題がまだまだあるとはいえ、CAMCARDは導入してよかったという評判のほうが多いようです。CAMCARDを導入したことで、名刺を探す手間がかからなくなった、社内の営業状況がよくわかるようになったという声が多く見られます。
国内だけで利用するのであれば、国産の名刺管理アプリでも大丈夫でしょう。しかし、グローバルに活動しているビジネスパーソンにとっては、17か国語に対応しているCAMCARDはなくてはならない名刺管理アプリといえます。ぜひ、海外の人と名刺交換をする機会が多い人や企業は、CAMCARDの導入を検討してみることをおすすめします。
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