中村 友昭 (なかむら ともあき)
株式会社ブループリント 代表取締役
宮崎県宮崎市出身。宮崎工業高校卒業後、上場企業に4年間勤務する。知人がLEDの輸入販売をする会社を起業したことをきっかけに、会社を辞めてジョインした。並行して勤めていた某携帯電話販売会社から声を掛けられ、24歳の時に株式会社ブループリントを設立。現在は直営の店舗を9店舗、代理店を80店舗運営している。
スマートフォンは私たちの生活にはなくてはならないものです。スマートフォンの普及率の上昇とともに、修理ビジネスは拡大してきました。そのような中、早くから修理ビジネスに着手し、独自性のある手法で事業拡大をしてきた、株式会社ブループリント 代表取締役の中村様にお話を伺いました。
毎日の読書から学びを得て起業の道へ
--本日はよろしくお願いします。早速ですが、中村さんが起業されたきっかけをお聞かせください。
高校卒業後は上場企業に4年間勤務していました。その会社も非常に良い会社だと感じていましたが、仕事のやりがいについて深く考えるようになり、新しいことを経験したいと思うようになったのです。その頃、起業経験のある方から本を読むことを勧められ、段ボール箱数箱に及ぶ量の本を送ってくれたのです。そこから1日1冊本を読むことに決め、新しいことを学び始めました。
その時期に、友人がLEDの輸入販売をする会社を起業する事になり、私も会社を辞めて合流することになりました。4人で始めた会社でしたが、社長以外の全員はビジネス経験が無かったため、営業系の会社でアルバイトをすることでその経験を積んでいきました。
ですが、思うように売上が伸びず、事業計画も無い状況の時に、アルバイトで勤めていた某携帯電話販売会社の修理事業が右肩上がりになりました。その会社から、「新たに会社を作って、社長をやってくれませんか。」と声が掛かり、24歳の時に会社を設立したのです。
始めてみると、需要はあるが受け皿がなく、競合もいないという状況でしたので、利益もすぐに出すことができました。iPhoneの利用台数が当時は多くありませんでしたので、大きな利益は出ませんでしたが、iPhoneの普及とともにお客様も増えていきました。現在は直営が9店舗、代理店が80店舗程度、運営しています。
修理と買取の両方ができることが強み
--現在展開されている事業について、改めてご説明をお願い致します。
以下の事業を主に展開しています。
・スマートフォン・タブレット端末の修理
・ポータブルゲーム機の修理
・買取店舗運営
・ガラスコーティング
・スマートフォン、ポータブルゲーム部品販売
・輸入買付、代行
・貿易コンサルティング
スマートフォンは特に即日対応できることに需要があります。郵送にかかる時間を無駄だと考える方が多く、店舗に行ってその場で直してもらえるというところにニーズがあると感じています。むしろそれが出来ないと受注が難しくなります。
また、弊社では買取も行っています。その場で現金でもらいたいという需要が多く、郵送よりも店舗に来られるお客様が多いです。
--新しい機種も次々に出てくると思いますが、貴社ではどのように対応されているのでしょうか。
需要に合わせて修理の対象機種も変えています。元々はiPhone修理を主に行っていましたが、iPhoneの販売台数は減少していますし、格安の中国のメーカーも多く利用されるようになってきています。機種の比率は変化していきますので、それに対応していく必要があります。iPhoneユーザーが減ったということは、別の機種を利用するようになったということです。常に、どのメーカーや機種が今のトレンドなのかを調べて集客しています。
コロナ禍の影響もあってか、ゲーム機の修理の依頼も増えています。現在では、そういった人気のゲーム機の修理にも対応し、集客を行っています。
--貴社の独自性や強みについてお伺いできますでしょうか。
はい。1つは、修理だけを行う店舗が多い中で、弊社は買取も強いところです。買取によって集客ができているのは弊社が一番だと思っています。スマートフォンの修理と買取の両方を行う店舗として長くやってきていますが、このモデルが重宝されているということがその理由だと思います。
また、ネット集客を得意としています。WEBマーケティングの領域のノウハウが蓄積されており、店舗数が増えることによって、更新数も増やすことができています。
働いている従業員は平均年齢が約25歳と、他社に比べて若いです。変化に対する適応能力が高い従業員がいることも当社の強みです。
モバイルに関わることにどんどん取り組んでいきたい
--今後の中長期的な事業展望についてお伺いできますか。
当社はスマートフォンに関わる事業が主軸になっています。スマートフォンの修理を入り口として、買取やコーティング、アクセサリー販売も始め、現在に至ります。その中で、モバイルに関するものは息が長いということが分かってきました。ですので、モバイルに関わるものに関してはガンガン商材を投入していきたいと思っています。他店舗はスマートフォンの修理だけをやっているところが多いですが、弊社では修理以外のものを複合的に組み合わせることによって、店舗の力を高めていきたいです。
また、加盟店を増やすことにも注力していきたいです。商材を加盟店に投入していくことで、当社と加盟店の双方が利益を得られるような、そういった事業拡大のモデルを目指しています。輸入物販や貿易も、主軸の1つです。中国から仕入れたり、国内で仕入れたものを海外へ輸出することで、商材を広げていこうと考えています。
--最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?
上述したように、弊社ではモバイルに関する事業を幅広く展開しております。モバイルに関わることがあれば是非一度ご連絡頂けると幸いです。
--本日はありがとうございました。
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中村 友昭
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