Adobe Stock(アドビストック)とは?
企業がマーケティング活動を行う上で、質の良い画像素材を利用することが欠かせなくなっています。自社のホームページやチラシに利用するだけでなく、現在は画像が主体のSNSであるInstagramでのプロモーションも企業活動として重要なものになりました。
頻繁に更新することが求められるInstagramなどのSNSのプロモーションでは、全ての画像を自前で用意するのが難しいという企業も少なくないでしょう。
そのような場合におすすめなのが、ストックフォトサービスの利用です。この記事で、ストックフォトサービスの中でも特におすすめなAdobe Stock(アドビストック)の詳細についてみていきましょう。
Adobeから提供されているストックフォトサービス
Adobe Stockは、Adobeから提供されているストックフォトサービスです。ストックフォトサービスとは、写真やイラストなどの画像素材をあらかじめ用意しておき、画像が必要な利用者に提供するサービスです。
アドビストックでは、フォトグラファーやイラストレーターから提供された画像素材をストックしておき、無料もしくは有料で画像素材を必要としている人に提供しています。
ストックフォトサービスはAdobe Stock以外にも様々なサービスがありますが、IllustratorやPhotoshopといった優れた画像ソフトを提供しているAdobeが運営するAdobe Stockでは、特に質のいい画像を 見つけることができると評判です。
利用料金について
Adobe Stockの利用料金についてみておきましょう。Adobe Stockの料金プランには、毎月決まった数の画像と動画を利用できるサブスクリプションの料金プランと、必要なときに必要な数の画像もしくは動画を購入できるクレジットパックの料金プランがあります。
サブスクリプションの料金プランは次の表のとおりです。
1ヶ月に利用できる素材数 | 通常ライセンス素材10点 またはHDビデオ1本 |
通常ライセンス素材25点 またはHDビデオ3本 |
通常ライセンス素材40点 またはHDビデオ6本 |
通常ライセンス素材750点 またはHDビデオ25本 |
月額料金(年払いプラン) | 3,828円 | 6,578円 | 10,428円 | 27,478円 |
未使用クレジットの繰越 | 最大120点まで | 最大150点まで | 最大240点まで | - |
無料体験 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | - |
その他 | サブスクリプションに含まれない 4K ビデオ、拡張ライセンス、プレミアム素材を 20% OFF で購入できます |
その都度、必要な素材だけを購入できるクレジットパックの料金は次のとおりです。
購入できる素材の数 | 通常画像5点 | 通常画像16点 またはHDビデオ2点 |
通常画像40点 またはHDビデオ5点 |
通常画像80点 またはHDビデオ10点 |
通常画像150点 またはHDビデオ18点 |
料金 | 6,490円 | 17,600円 | 39,600円 | 74,800円 | 132,000円 |
クレジットの有効期限 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 |
サブスクリプションの料金プランでは、4Kビデオ、拡張ライセンス、プレミアム素材は利用できません。クレジットパックの料金プランでは、すべての素材を利用できます。
Adobe Stockの特徴とメリットとは?
Adobe Stockの特徴とメリットについて詳しく見ていきましょう。
用途に合わせた料金プランを選べる
Adobe Stockの1つ目の特徴は、料金プランを必要に応じて選ぶことができる点です。上記の料金プランの一覧をご覧頂くとわかるように、Adobe Stockの料金プランには、サブスクリプションとその都度必要な素材数だけを購入できるクレジットプランが用意されています。
それぞれ、素材の点数に応じた料金プランが用意されており、 それぞれの企業が必要とする画像素材の数に応じて、料金プランを設定できます。
毎月数点だけでいいのなら安い料金プランを、多くの画像素材が必要であれば高額な料金プランを、Adobe Stockなら必要に応じて選択できます。
印刷にも対応可能な高画質素材が手に入る
Adobe Stockの2つ目の特徴は、印刷にも対応できる高画質素材を手に入れることができる点です。
Webで利用する場合には、通信量をできるだけ減らすために72dpiの解像度で十分です。しかし、72dpiの解像度の画像を印刷するとかなり荒くなってしまいます。
印刷に対応するためには、300dpiから500dpiの解像度が必要です。Adobe Stockにストックされている画像の解像度は、提供者から提供された時の最高の解像度に設定されています。最低でも300dpiの解像度に設定されているので、印刷にも十分に対応可能な画像ばかりです。
3億点以上の素材から画像を選べる
Adobe Stockの3つ目の特徴は、3億点以上もの画像素材がストックされているという点です。
Adobe Stockから提供されている画像素材の多くは、フォトグラファーやイラストレーターの方から提供されたものです。Adobe Stockで画像素材が売れると、画像提供者に報酬が支払われる仕組みになっています。
Adobe Stockへの画像提供者はプロ、アマ問わず世界中に大勢いて、毎日のように数多くの画像が新しくアップされています。
Adobe Stockなら、使いたい画像のイメージにぴったりの画像を、膨大な枚数の中から見つけることができるでしょう。
ロイヤリティフリーの画像素材を商用利用できる
Adobe Stockの4つ目の特徴は、ロイヤルティフリーの画像素材を利用できるという点です。
ロイヤルティフリーとは、事前に取り決められた使用許諾範囲内であれば、 知的所有権を有する著作物の追加の使用料金の発生が免除されることです。
Adobe Stockから提供されている画像素材は、ロイヤルティフリーの素材なので、料金を支払って購入したものは、その後購入した個人や企業が利用する限りは何度でも再利用が可能です。商用利用もできます。
ただし、ロイヤルティーフリーは著作権を完全に放棄していることではありません。利用できる範囲をよく確認して利用しましょう。
Adobe Creative Cloudのソフトでダウンロードできる
Adobe Stockの5つ目の特徴は、Adobeの画像ソフトと連携して利用できる点です。Adobe Stockから入手した画像素材を、IllustratorやPhotoshopで加工することもあるでしょう。
通常は、いったんPCにダウンロードした素材を画像加工ソフトに取り込んでから加工します。しかし、Adobe StockならIllustratorやPhotoshopから直接ダウンロード可能です。
ソフトに画像を取り込む手間を省くことができるので、画像の加工作業の時短に役立ちます。
画像素材の加工もクレジット表記なしで可能
Adobe Stockの6つ目の特徴は、クレジット表記が必要ない点です。通常は、BGMや画像などの素材を 利用する場合には、著作者や提供者を記載するクレジット表記が必要です。
しかし、Adobe Stockからダウンロードした画像素材には、クレジット表記は必要ありません。Adobe Stockからダウンロードした素材をそのまま使わずに、何らかの加工を施して企業のオリジナル画像として利用することも多いでしょう。
クレジット表記不要であれば、企業での活用の幅も広がり使いやすいと評判です。
背景を削除した状態でのダウンロードも可能
Adobe Stockの7つ目の特徴は、背景を削除した状態の画像をダウンロードすることができる点です。
人物や動物、建物などの写真を使う時には、被写体となっている部分だけが必要で、背景画像は不要な場合もあります。
Photoshopを使えば簡単に背景画像を消すことができますが、Photoshopを持っていない場合もあるでしょう。
Adobe Stockから画像をダウンロードすれば、Photoshopがなくても背景画像を削除した画像をダウンロードできます。また、Web上で背景画像を消す作業をしてからダウンロードして、画像加工ソフト上での作業の手間を減らすことも可能です。
写真以外の画像コンテンツも豊富
Adobe Stockの8つ目の特徴は、写真以外の画像コンテンツも豊富に用意されているという点です。Adobe Stockには、写真以外にもイラスト、ベクター、動画、テンプレート、3Dデータ、エディトリアル画像が用意されています。
しかも、Adobe Stockへの画像の登録にはAdobeの審査があるので、全て高品質な画像ばかりです。
必要な種類の画像や動画がいつでも探すことができるのは、Adobe Stockの大きなメリットといえるでしょう。
無料で利用できる素材も豊富
Adobe Stockの9つ目の特徴は、無料で利用できる素材も用意されているという点です。Adobe Stockからは7万点から9万点の無料素材が提供されています。
無料素材も写真だけでなく、イラスト、ベクター、動画、テンプレートなど、全ての種類の素材の利用が可能です。
無料素材もクレジット表記なしで商用利用できます。
他社のストックフォトサービスと比較しても料金がリーズナブル
Adobe Stockの10個目の特徴は、高品質な素材が用意されているのに、料金がリーズナブルであるという点です。
現在、多くのストックフォトサービスがあります。主要なストックフォトサービスと料金を比較してみると次のとおりです。
ストックフォトサービス名 | 月額料金(月に750点まで利用できるプラン) |
Adobe Stock | 27,478円 |
Shutterstock | 25,000円 |
PIXTA | 29,480円 |
iStock | 27,000円 |
Shutterstock以外の主要なストックフォトサービスは、Adobe Stockよりも高額です。Adobe Stockは、高画質でAdobeが運営しているという安心感がありながら、リーズナブルな料金で利用できるストックフォトサービスだとわかります。
未使用ライセンスを翌月に繰り越せる
Adobe Stockの11個目の特徴は、未使用ライセンスを翌月に繰り越すことができる点です。
サブスクリプションプランで利用している場合、毎月ダウンロードできる素材数を使い切れないこともあるでしょう。
Adobe Stockでは、利用しきれなかった素材数はそれぞれの料金プランで定められた点数まで、繰り越すことができます。繰り越すことができるのは、最初に付与された月から12ヶ月間となるので、使いきれなかった分は必ず1年以内にダウンロードするように気をつけましょう。
ただし、繰り越すことができるのは、毎月10点まで、25点まで、40点まで通常素材をダウンロードできる料金プランのみです。毎月750枚ダウンロードできる料金プランでは、繰り越しは利用できないので注意して下さい。
Adobe Stockのデメリット
Adobe Stockには、上記の特徴に見られるメリットもあれば、デメリットもあります。Adobe Stockにあるデメリットについて詳しくみていきましょう。
海外の写真が多く日本人の写真が少ない
Adobe Stockは海外発のストックフォトサービスということで、海外のクリエイターが撮影や作成した画像や動画の素材がたくさんあります。
日本人のクリエイターの作品も増えつつありますが、日本人や日本の風景や建物の写真を使いた場合には、素材がなかなか見つからないというデメリットがあります。
日本ならではの素材が欲しくて、Adobe Stockで見つからないときには、日本発のストックフォトサービスを利用したほうがいいでしょう。
サブスク型は自動更新で解約を忘れやすい
Adobe Stockのデメリットには、サブスクリプションプランで利用している場合に、Adobe Stockのサービスの利用が必要なくなったときに、解約を忘れてしまいがちであるという点があります。
サブスクサービスでは、毎月料金が自動引落なので、解約しなければ自動的に次の月も料金が引き落とされてしまいます。
比較的リーズナブルなサービスとはいえ、そこそこ高額なサービスなので、使わなければ料金が無駄になってしまいます。
Adobe Stockが必要でなくなった場合には、早めに解約の手続きを行いましょう。
なお、解約後も解約前にダウンロードしたものは利用できます。プラン解約後もAdobe Stockのアカウントにログインできるので、「ライセンス取得履歴」から再ダウンロードも可能です。
未使用ライセンスが残っている場合には、解約後には利用できなくなります。未使用ライセンスがもったいないと思うのであれば、解約前に全て一旦ダウンロードして使い切ってしまったほうがいいでしょう。
Adobe Stockの導入効果とは?
Adobe Stockを企業が導入することで得られる導入効果をみておきましょう。
有料素材の利用でWebサイトや印刷物の質が向上する
ストックフォトサービスには、無料素材をダウンロードして、Adobe Stockと同じようにロイヤルティフリーで商用利用できるサイトも数多く存在します。
しかし、無料で使えるフリー素材は多くのサイトで利用されていることから、見る人が見ればフリー素材を使っているとわかってしまいます。
高品質な素材が多く揃っているAdobe Stockで入手した有料素材を利用することで、Webサイトや印刷物の質が良くなり、フリー素材しか利用していない他社と差別化することができます。
Adobe Creative Cloudと組み合わせれば時短効果がすごい!
もしも、企業のデザイン担当部署がAdobe Creative Cloudを導入していれば、Adobe Stockと組み合わせた時の時短効果はかなり大きなものとなります。
Adobe Creative Cloudでは、PhotoshopやIllustrator、動画編集ソフトのPremiere Proなどのソフトを利用できます。
Adobe Stockからダウンロードする素材は、これらのソフトに直接ダウンロードできるので、デザインの作業が大幅に効率アップします。
Adobeのソフトを利用している企業がストックフォトサービスの利用を検討するのなら、Adobe Stockを導入することをおすすめします。
Adobe Stockの企業での導入事例
Adobe Stockを実際に企業ではどのように活用しているのでしょうか。Adobe Stockの導入事例をご紹介します。
デザイン業務が大幅に効率化した事例
インターネットを基盤としたさまざまなサービスを展開しているA社では、Adobe Stockの画像の検索性の高さに注目して導入を決めました。
A社では、広告素材やバナー制作などに多くの素材が必要になりますが、イメージに合う素材を見つけるのに今まで多くの時間と労力が必要でした。
Adobe Stockでは画像の検索にAIを導入しています。社内で分析した結果、画像を探すのにAdobe StockのAI検索を利用した場合、従来の検索方法と比較して15%もの工数を削減できたとのことです。
Adobeのソフトとの親和性も高く、Adobe Stock導入でデザイン業務の大幅な効率化に成功しました。
画像の選定と調整の時短に成功した事例
グローバルカンパニーのB社では、Webサイトをほぼ内製化していますが、素材の調達に課題がありました。
そこで、ライセンスの問題などが全てクリアされているAdobe Stockのエンタープライズ版を導入することにしました。
Adobe Stockには素材が豊富に用意されているので、イメージに合う素材を探すのに時間が以前ほどかからなくなりました。また、以前は無理やり探してきた画像を調整する手間がかかっていましたが、Adobe Stockならそのままの画像で利用できることが多く、調整の手間が省けるようになりました。
また、社内向けサイトのデザイン性には気を配っていませんでしたが、Adobe Stockの素材を差し込むことで印象が大きく変化しました。
今後も、さらにAdobe Stockの素材を活用していきたいとのことです。
デザインのクオリティがアップした事例
Webデザインなどを手掛けているC社では、近年、高いクオリティで短納期での納品を求められることが増えており、ストックフォトサービスの効率的な活用の重要性が高まっていると感じていました。
ストックフォトサービスをいくつか使ってきましたが、使い勝手のいいものになかなか巡り合うことができずにいました。
そのような中で、Adobe Stockを紹介されました。高品質な素材が多数用意されているAdobe Stockは、他のフォトストックサービスとは一線を画すと感じたそうです。
また、Adobeのソフトと連携できることから、作業の大幅な時短にも成功しました。Adobe Stockの導入により、作業の効率化とデザインの全体的なクオリティアップに成功できたとのことです。
企業全体での画像管理の課題がクリアできた事例
Web制作を手掛けるD社では、以前はスタッフがそれぞれストックフォトサービスのアカウントを作成して、素材をダウンロードしていました。
そのために、違うスタッフが同じ素材を重複して使ってしまう、ということが頻繁に起きてしまうという課題がありました。
会社でAdobe Stockを契約して、全てのスタッフが同じアカウントから素材をダウンロードできるようにしたところ、すでに使われている素材には「ライセンス認証済」と表示されるので、把握できるようになりました。
画像の重複が起きる心配が少なくなったとのことです。
Adobe Stockの口コミ・評判
Adobe Stockを実際に利用したことのあるユーザーからの口コミや評判を見ておきましょう。
良い口コミや評判
Adobe Stockを使ってみて良かったという口コミや評判です。
「商用利用可能な素材が手に入るサイトは無料のものもたくさんあるが、Adobe Stockはダントツで素材の質が良い。写真だけでなく、イラストや動画も入週できるので、クリエイティブな作業がとにかくはかどります」
「Adobe Stockは他のサイトと比較して、質も量も最高に優れています。検索ワードに対して表示される画像も、検索ワードに合致しているものが多く、検索から画像を決めてダウンロードするまでの時短にも役立っている」
「少し特殊なシチュエーションの画像がほしいときでも、Adobe Stockなら用意されている点数が多いので見つけやすい。会社のホームページのトップ画像にも利用できる」
「海外製のサイトにしては、ベクター素材が日本語で作成されているものが多いので、他のサイトよりも使いやすい。Illustratorがあれば簡単に加工できるので、短時間で素材や図解を作成できるようになった。」
「プロが撮影した高画質な写真を商用利用できる点がとてもいい。画質の高さなどを考えると、他の類似サービスよりもコスパが良いと思う。」
改善を求める口コミや評判
もう少し、Adobe Stockを改善してほしいという口コミや評判です。
「人物の写真は海外のモデルのものが多いので、日本人モデルの写真をもっと増やしてほしい。」
「無料素材を検索しているのに、有料の素材が紛れていることがある。使いたいと思っても有料だったので諦めたことが何度もある。」
「カラー指定したときに、候補が一気に下がってしまう。もう少し、曖昧な検索で周辺の候補も表示してもらえると助かる。」
Adobe Stockで質のいい画像を手に入れよう!
WebサイトやSNSの質が全体的に向上している現在、利用する素材の質も一定以上のものが求められるようになっています。
フリー素材も便利ですが、より良いサイトを運営しようと思うのなら、Adobe Stockのような有料サービスを利用したほうがいいでしょう。
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