関西大学 商学部出身。
2015年に大学を休学し、イベント制作会社を創業。
関西にて当時最年少で約5,000人規模の大型音楽フェスを実施。
2016年に自身の会社でインフルエンサーマーケティング事業、デザイン・クリエイティブ事業を開始。
2018年にサイバーエージェントグループ 株式会社CAM(旧:C.A.Mobile)に入社。
2020年6月に当社を創業し、代表取締役CEOに就任(現任)。
「世界でNo.1のクリエイター集団と呼ばれ、 世界中のクリエイターや人々から愛され続ける企業となる」をビジョンに掲げ、各種SNSやYouTubeにて配信する動画制作事業を展開する精鋭クリエイター集団、Off Beat株式会社。クリエイティブを通して唯一無二の感動体験を提供し続けるOff Beat株式会社 代表取締役CEO井手大貴氏に話を伺いました。
『見返したい!』失敗からの2度目の起業
ー 本日はよろしくお願いします。まずは井手様の経歴、起業されたきっかけをお伺いできますか?
はい。もともとは大学時代の先輩の影響で学生時代に関西で音楽イベントやファッションイベントを開催していました。初めは少数規模の100人や200人のイベントを行っていたのですが、「もっと大きなイベントを開催したい」と思うようになり、大学を休学し、当時イベントを一緒に開催していた仲間とイベント制作会社を設立しました。会社を立ち上げ、当時関西最年少で約5,000人規模の大型音楽フェスを開催したり、年に50回以上のイベントを行っていたのですが、一度音楽フェスで大失敗したんです。
その後、学生時代からのイベント開催経験から「集客」についてもっと学びたいと広告に興味を持ち、2018年にサイバーエージェントグループ、株式会社CAM(旧C.A.Mobile)に入社し大手ナショクラの広告営業を担当したり、アーティストのファンクラブの運営に携わったり、そこで多くの広告やプロモーション、ディレクションなど様々な知見を身に付けることが出来ました。
その後、2020年にCAM時代に知り合った中村(現取締役CCO)と今の会社であるOff Beat株式会社を設立しました。私は広告営業で培ったデジタル広告に関する知見があり一方、中村はクリエイティブの知見があったので、広告とクリエイティブを掛け合わせて何かを始めようと思ったのが起業のきっかけになります。
ー 1度失敗した際、次の起業に踏み切るのは怖くなかったですか?
それはなかったですね。失敗した時はたくさん叩かれました。
実際、大規模の音楽フェスの開催には100名以上のスタッフや費用も3,000万円以上はかかっていたので学生だった私には一回の失敗で失うものも多く特に、失敗をして仲の良かったメンバーが辞めていったときは自分の能力の無さに悔しさを感じました。ですが怖いなどと萎縮している暇もなく、『絶対いつか見返したい』といった気持ちの方が大きかったため、イベントで培った繋がりを生かしその後の仕事につなげていったりとすぐに行動しました。この失敗を失敗で終わらせたくない、この失敗談もいつか話せる時が来ればいいと思っていましたし、自分自身やはり自分で何か事業を行うのが好きなので起業を踏みとどまるといったことはありませんでした。
動画制作サービス「エディワークス」とは?
ー ありがとうございます。では現在Off Beat株式会社で展開している事業内容について教えてください。
当社の事業内容は主に3つあります。
・動画制作事業(エディワークス)
・SNS広告運用事業
・IPクリエイション事業
この3事業になります。
初めは中村と2人で創業し、僕も中村も「動画編集」が出来たので
営業から動画制作まで全て2人で行っていました。
1年目はとにかく「実績を作ること」を意識していたので
テレアポやメール営業などを行い、動画制作の実績を作ることに動きました。
そして、2人では限界を感じ始め、多くのクリエイターやディレクターの採用を行い、組織化していきました。
そして、コロナ禍の影響で撮影や実写動画の制作が激減したため
漫画・アニメーション動画の制作に注力を行うようになりました。
そこから、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」にて3,000万円の資金調達を行い、漫画・アニメーション動画制作に特化した動画制作サービス「エディワークス」の立ち上げを行いました。
今後は当社で余っている制作リソースを使い
企業と直接クリエイターをマッチングする
マッチングプラットフォーム事業の開発を行っております。
また、漫画・アニメーション動画を制作する際に、イラストを使用した「キャラクター」の開発も手掛けるようになり、永続的な企業の広報IPとなるキャラクターIPの開発も行っております。動画制作の部分でクリエイティブ能力が高い部分とキャラクターを作るノウハウがあるという部分を活かし、最終的には自社でオリジナルアニメの制作事業なども視野に入れ、事業を展開いたしております。
ー 創業1年足らずでクライアント120社以上、月に1000本もの動画を量産する体制の構築に成功しているとお聞きしました。実現した秘策はなんでしょうか?
動画制作事業を行なっていく上で、動画を作って納品するだけでは競合企業に勝てないことは分かっていました。そこで、企業が何を求めているのかを必死に考え、弊社の取引先は広告代理店が多くを占めていたので、その答えが「クリエイティブを活用して、広告効果を最大化させること」でした。思い切ってリスクを承知で、成果報酬型の動画制作をしようと思ったのがきっかけです。
『そもそも成果報酬型の動画制作ってなに?』そんな興味から企業から問い合わせがあり進めていくうちに、YouTube広告、SNS広告で動画を挿入し最終的にサイトにどのくらい促したかや、商品の売上にどのくらい繋がったかなど目に見えた成果を出すことがクライアントの獲得を実現した秘策だったと感じております。
5G時代が到来し、今後は6G、7Gと時代は変わっていきますが
動画領域はまだまだ市場として伸びると考えております。
その中でも、どのような動画が時代にマッチするのか。を常に考え
我々は「動画」というクリエイティブを通して、Off Beatにしか出来ない
唯一無二の感動体験を世の中に提供し続けていきたいと考えております。
クリエイティブを通して唯一無二の感動体験を
ー今後のOff Beatの展望について教えてください。
現在、動画制作業界は需要が高まっているにも関わらず、機会損失をしているクリエイターが多く存在します。そこで、今後は経営者として多くのクリエイターがクリエイティブを本職として、1人でも多く生活できるような世界を作りたいと思っています。その理念に沿った事業を今後も多く立ち上げていく予定です。
最終的にはOff Beatが存在することで、クリエイターが生活に困らない世界を実現し、世界中のクリエイターや人々から愛され続ける企業にしていくことが今後の展望です。
ーありがとうございます。最後にProfessional Onlineを見ていただいている経営者、決裁者の方に向けてメッセージをいただけますか?
現在コロナ渦や5Gの到来で家にいる時間が増え、スマホの閲覧時間が増加した中でまさに動画広告位時代が来ていると思います。ただその分ユーザーが広告慣れしてきたのも事実です。クリエイティブを作るだけの時代はもう終わり、次はしっかりとユーザーの心を動かして企画を考えクリエイティブで表現することが重要だと考えております。広告や採用、また営業ツールとして促進材料を作るといった、使用ルートは様々でPDCAサイクル(品質管理などの業務管理における継続的な改善手法)の検証が重要になっていると思います。
だからこそ、弊社が行うような低価格でスピーディーに多くの依頼に対応出来る制作体制が多くの企業様にとって必要だと考えております。
そして、より多くの企業様に弊社のクリエイティブを実感していただきたいという思いから、弊社では近日リリースした漫画・アニメーションに特化した動画制作サービス「エディワークス」にて、動画制作1本無料キャンペーンを行っております。
是非、クリエイティブでお困りの企業様がございましたら
お気軽にご相談いただけると幸いでございます。
ー 本日はどうもありがとうございました。
Off Beat株式会社
漫画・アニメーション動画制作サービス「エディワークス」
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プロフィール
井手 大貴
会社情報

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